『西洋美学史』twitter読書会 16章~18章(最終回)
ヴァザーリさんは、知名度に対する偉大さだと文学史でもトップクラスの過小評価でありますね。美術史ではもちろん大事なんでしょうけど。 #西洋美学史読書会
2012-09-01 22:50:11@nix_in_desertis 文学の幅を狭めてた時代にはそれでいいんだけど、いろいろなものをテクストあるいは読み物として取り込んでいく昨今の潮流からすれば、もっと重視されていいはずです。その後の伝記的文体などにも影響を与えてるはず。 #西洋美学史読書会
2012-09-01 22:52:37音楽は観念や標題を表現できるか
@twidokusho そして素人的に思う、音楽は概念を描けないとか感情を描けないとかはほんとうだろうか。より描かずに済む、という優位は分かるのですが。 #西洋美学史読書会
2012-09-01 22:59:34@tieckP 具体的に描けないというのは本当じゃないかなーと思う。どうしても抽象度が高いと言いますか,聞き手の感受性頼りと言いますか。 #西洋美学史読書会
2012-09-01 23:01:48@twidokusho 特定の音形やなんかが特定の感情と結びつくかというと(バロックでは真剣にそれやってた)さすがにそれは無理がある、とはいえそうですけどね。 #西洋美学史読書会
2012-09-01 23:02:04岡田暁生『音楽の聴き方』からの孫引きだけど(p. 62)、ハンスリックは音楽は感情は描けなくて、ただ「感情の動的なもの」「物的な過程の運動」を早い・遅い・上昇・下降などのモメントに従って模倣するといったらしい。 #西洋美学史読書会
2012-09-01 23:07:13@twidokusho んで、岡田はハンスリックはそういって音楽は音楽以外のものを表現しないと主張してるけど、むしろ「運動感覚を通して音楽は、ありとあらゆるものを極めて生々しく喚起するともいえる」のだといってる(ibid.: 63)。 #西洋美学史読書会
2012-09-02 00:05:28なので、音楽を語るための言葉も、運動感覚をなまなましく喚起するような詩的・比喩的な言語=「わざ言語」が有効なんじゃないか、という議論につなげてたり。 #西洋美学史読書会
2012-09-01 23:11:04@ja_bra_af_cu コードとか調性が文化的なものだとしたら、速度や上下くらいは人間の聴覚そのものに関わるのかなー、っていう気はしますよね。
2012-09-01 23:14:02@tieckP 周波数の多寡が高低と対応するかは必然じゃないらしいんですが(ニューギニアのカルリ社会ではジャングルでの音の配置に対応してるらしい)、速度は普遍的・・・なような気がw #西洋美学史読書会
2012-09-01 23:16:48@ja_bra_af_cu あー、やっぱり何事にも反証はあるんですねw 確かに音に与える環境の影響から高さを判別するとしたら、その環境が違えば異なりうると。#西洋美学史読書会
2012-09-01 23:21:23@twidokusho 発音体と音色のあいだに習慣的・物理的に離れがたい関係がある場合は、換喩的にある感覚をその音に聞いてしまうことはあるように思う。乾いた音、重い音、風の音の寂寥感、蝉の声とうだるような暑さ。 #西洋美学史読書会
2012-09-01 23:21:43@twidokusho 用語として出て来なかったけど、標題音楽と絶対音楽の対比っていうのがあって、前者はなにか文学的な・形而上的なテーマを表現し、後者は音楽自体で自律してるという。ロマン派詩人たちの器楽称揚の行き着いた先、という観もあるかな #西洋美学史読書会
2012-09-01 23:44:54形式主義の「形式」とは? 内容・質料の概念とともに
@twidokusho 形式主義と言っても、何をもって形式とするかで全然違うのだな、というのが小並感あふれる第一印象 #西洋美学史読書会
2012-09-01 22:47:36あ、いや、僕も門外漢ですけどねw RT @nix_in_desertis: 確かにこの章おもしろかった。sakさんとは逆に,音楽門外漢なので切り口が新鮮。 #西洋美学史読書会
2012-09-01 22:50:17@sakstyle さくっとぐぐったところ,この人らしいです。 ウォルター・ペイター http://t.co/9K1g3XWF
2012-09-01 22:59:56@nix_in_desertis いやー、その人の名前は僕も見つけたんですけど、ショウペンハウアーが元であるというのも見つけましてw
2012-09-01 23:02:03@tieckP nix=サン案件なので丸投げする気満々なんですが、形式概念は論者によって相当違いがあるみたいで(様式とどう違うのとか)、前回の「象徴」と同じく一筋縄ではいかないようですw #西洋美学史読書会
2012-09-01 22:49:41