第50回日本生物物理学会年会・3日目

 愛知県名古屋市の名古屋大学東山キャンパスで、9/22~24に開催の日本生物物理学会年会の期間中の模様を、個人的メモとしてまとめました。毎度の如く、まとめメモを一般に公開します。今回は3日目の模様と3日間のこぼれ話です。
0
横山 雅俊 @yokodon001

@yokodon001 #bpam12 さて、ここからは学会3日目の模様を。名古屋大学での生物物理学会第 50 回年会 http://t.co/VBqte4Cw も、9/24 で千秋楽(…とは云わないか)。3日間のこぼれ話も末尾に少々。

2012-09-25 22:40:34
横山 雅俊 @yokodon001

@yokodon001 #bpam12 最終日は午前に口頭発表、午後3時まで終日ポスター発表。日頃の疲れと旅の疲れとで、身体的にはそろそろ山場…。でも、ある意味で3日目は最もハイな朝を迎える(事が多い)。

2012-09-25 22:51:13
横山 雅俊 @yokodon001

@yokodon001 #bpam12 参加した口頭セッションは、3B「蛋白質-構造機能連関 III:動態、生体リズム」。裏番組では3D「光生物-光合成」。 @kurorabukyouzyu さん、来年如何でしょう? 3F「膜蛋白質」や3G「生体膜・人工膜」も気掛かり…。

2012-09-25 22:54:46
横山 雅俊 @yokodon001

@yokodon001 #bpam12 (承前)とはいえ、狙いは生体リズム関連とのことで、セッション参加は途中から。引き続き、演題番号、演題、演者、内容とそれに関する私見の順で呟きます。

2012-09-25 22:58:03
横山 雅俊 @yokodon001

@yokodon001 #bpam12 3B1046「時計蛋白質KaiA-KaiC相互作用のESR解析」。名大・石井さん他。ESR(電子スピン共鳴)は分光学的な測定法の一つ。蛋白質の高次構造解析や相互作用解析では良く使われる。(続く)

2012-09-25 23:03:47
横山 雅俊 @yokodon001

@yokodon001 #bpam12 (承前: http://t.co/M3qm2qS1 )で、内容だが、KaiA、KaiCの中のシステイン残基が重要な役割を果たすらしい。

2012-09-25 23:05:13
横山 雅俊 @yokodon001

@yokodon001 #bpam12 3B1058「ATPを中間体とする時計蛋白質KaiCの新規脱リン酸化機構」。名大・大川(西脇)さん他。題名が奇妙だが(そもそもATPはリン酸化の基質では?)、良く聞いてみるとそんなことがあるのか!的な話。(続く)

2012-09-25 23:09:35
横山 雅俊 @yokodon001

@yokodon001 #bpam12 (承前: http://t.co/rHo9RyaM )リン酸化KaiC、無機リン酸、ATPの経時変化を追跡していたら、リン酸化KaiCが減り、無機リン酸が増える途中で、一過的にATPが増える時期があるとのこと。で、演題の話に…という算段。

2012-09-25 23:13:50
横山 雅俊 @yokodon001

@yokodon001 #bpam12 3B1110「時計蛋白質KaiCのATPaseに関わる分子内フィードバック制御」。名大・向山さん。KaiCはATPase(ATP加水分解酵素)活性を持つが、他のATPaseより低活性で温度補償性もある。で、(続く)

2012-09-25 23:18:08
横山 雅俊 @yokodon001

@yokodon001 #bpam12 (承前: http://t.co/3oH0noET )その性質が、負のフィードバック制御によるものでは?ということなのだが、正直なところあまりよく分からなかった…。

2012-09-25 23:19:37
横山 雅俊 @yokodon001

@yokodon001 #bpam12 というわけで、全ての口頭発表が終了。理学部E館1階の Craig's Cafe で昼食を摂り、しばし打ち込み作業wをして、最後のポスターへ。初日に生理学系の発表は少ないと書いたが、見事に例年通り最終日午後に集中配置w 心配は杞憂だった。

2012-09-25 23:23:26
横山 雅俊 @yokodon001

@yokodon001 #bpam12 では、引き続き3日目のポスター発表をば。やはり、演題番号、演題、演者、内容と関連の私見の順で呟きます。oO(去年より仕上がりが早く済みそうだw)

2012-09-25 23:24:41
横山 雅俊 @yokodon001

@yokodon001 #bpam12 「線虫 C.elegans の温度応答、温度耐性の分子機作、神経機序の探索」。甲南大・宇治澤さん他。線虫は25℃→5℃の温度変化で殆ど死ぬが、15℃→5℃だと生き残る場合がある。そうした低温耐性がなぜ起こる?という話。(続く)

2012-09-25 23:29:04
横山 雅俊 @yokodon001

@yokodon001 #bpam12 (承前: http://t.co/1Qg8R0lH )で、網羅的に色々調べて、ある種の感覚受容細胞にある細胞内カルシウム動態関連の蛋白質やcAMP依存性Kチャンネル等が鍵を握っているかも…という結果に。発展の余地ある面白い話だった。

2012-09-25 23:32:12
横山 雅俊 @yokodon001

@yokodon001 #bpam12 一つ前の演題番号を書き漏れw 3PT-201 でした。失敬。

2012-09-25 23:33:05
横山 雅俊 @yokodon001

@yokodon001 #bpam12 3PT-203「マウス脳ホモジネートにおける一酸化窒素(NO)の測定」。徳島文理大・北村さん。僕の院生時代最末期に研究室でご一緒し、2~3年前の生物物理し編集委員会でもご一緒だった。彼自身、院生時代以来、脳内のNOを追跡している。(続く)

2012-09-25 23:35:49
横山 雅俊 @yokodon001

@yokodon001 #bpam12 (承前: http://t.co/lNpn7o8U )仕事は、脳の部位別ホモジネート(小脳、大脳皮質、海馬)を8、120週齢のマウスで作り、そのNO濃度を測ったもの。脳のNOは神経回路で修飾的に働く傍分泌物質。調べる意義は大いにある。

2012-09-25 23:40:13
横山 雅俊 @yokodon001

@yokodon001 #bpam12 oO(ここでまたいったん中断。続きは明日に。)

2012-09-25 23:41:10
横山 雅俊 @yokodon001

@yokodon001 #bpam12 やっと会期3日目の模様のメモ再開。3日目のポスターと、3日間のこぼれ話のメモが、まだ残っていたのだった…。

2012-09-26 22:09:04
横山 雅俊 @yokodon001

@yokodon001 #bpam12 ポスターのメモ、今までと同様に、演題番号、演題、演者、内容と関連の私見の順で呟きます。3日目午後のそれと同じノリでラストスパート!

2012-09-26 22:38:16
横山 雅俊 @yokodon001

@yokodon001 #bpam12 3PT-204「線虫AIY介在神経細胞での局在した神経活動:蛍光イメージングによる研究」。慶応理工・設楽さん@岡研。前出の北村さんはこの研究室の出身。線虫 C.elegans の介在神経細胞AIYは特異な細胞内カルシウム動態を示す。(続く)

2012-09-26 22:42:24
横山 雅俊 @yokodon001

@yokodon001 #bpam12 (承前: http://t.co/4qONQGnF )AIYは、温度や匂いの入力に対して、細胞体では変化せず、神経突起の特定部分でのみCa応答を示す。その様子を膜電位感受性、Ca感受性の2種の蛍光蛋白質を用いた蛍光撮像法で調べた。(続く)

2012-09-26 22:46:48
横山 雅俊 @yokodon001

@yokodon001 #bpam12 (承前: http://t.co/dNz6O4qk )すると、線虫の匂い刺激の最中において、前出の局所的なCa応答と、膜電位の減衰振動が見られたとのこと。でも、Ca チャンネルの分布や如何に?

2012-09-26 22:49:27
横山 雅俊 @yokodon001

@yokodon001 #bpam12 3PT-205「コルチコステロンはシナプス局在のGR-キナーゼ系を介して海馬神経シナプスを増やす」。同-207「海馬でのアクチビンによるシナプス可塑性の急性制御」。東大総文研&理・川戸研。お得意の脳内ステロイドの研究2題。(続く)

2012-09-26 22:52:56
1 ・・ 4 次へ