化学物質は、錬金術によってたくさん発見されていった。しかし、化学の発達した年代はけっこう遅い。1662年にボイルがボイルの法則を発見してからというもの、1774年にラボアジエが質量保存の法則を発見するまでに、殆んど化学に動きは無かった。
2012-10-18 19:34:18というのも、1700年代に至るまでそもそも「温度計」というのがほとんどできていなかったからである。レーマーが1702年に温度計を自作、ファーレンハイトが1713年に水銀温度計を発明した。1717年には本格的な温度計の生産を開始した。そうして、物質の沸点が測定されるようになった。
2012-10-18 19:38:41この古い年代にもかかわらず、化学において成果をあげていたのが、キャベンディッシュである。だが彼は引き籠りであったため、その研究が彼の生きているうちに表沙汰になることはなかった。 メモ:ヘンリー・キャヴェンディッシュ - Wikipedia http://t.co/D8R7rwIC
2012-10-18 19:46:27キャベンディッシュは、水が化合物であることを発見し、また水素を発見した。当時なんかフロギストンとか四元素説とかまだ信じられていた頃だったので、こういう化学物質の発見は非常に重要であった。しかし彼はひきこもりだった。
2012-10-18 19:49:02そしてラボアジエの登場である。質量保存の法則。 メモ:アントワーヌ・ラヴォアジエ - Wikipedia http://t.co/BrbVnnQW
2012-10-18 19:50:42ラボアジエさんは文系だったので弁護士の職業に就いていた。しかしキャベンディッシュが水素を発見してからというもの、化学に興味をもつようになった。しかし実験にお金が必要ということで、「徴税請負人」となって、お金を市民から巻き上げていい感じにお金儲けした。ひでー
2012-10-18 19:57:42そして1774年、ラボアジエは質量保存の法則を発見。また1787年、水から酸素を発見して、様々な元素を発表した。キャベンディッシュが「なんか水素の発見の権利とかどーでもいいよ」と、かなりの変人だったため、それもラボアジエの功績とされた。
2012-10-18 20:02:31シャルルの法則……は、なんかシャルルさんはそもそも気球(水素気球)を作る天才だったため、科学的な発表はこれについてしなかった。しかしシャルルが気球の計算のために最初に発見していたため、「シャルルの法則」と名付けられたのである。
2012-10-18 20:10:01プルースト。定比例の法則。 メモ:ジョゼフ・プルースト - Wikipedia http://t.co/2zKrXlmx
2012-10-18 20:11:18シャルル以降、ヨーロッパは気球ブームになり、プルーストも気球を作っていた。そして18世紀も後半になると、糖類について考えたり、硫化物について考えたりした。この硫化物に関する研究のお陰で、定比例の法則が発見された。1799年である。
2012-10-18 20:16:01プルーストのなかなかやるところは、鉄には2価と3価の、銅には1価と2価の、スズには2価と4価の酸化数がある、というのを発見したところにある。こうして、「ある純粋な化合物中にある、元素の数の割合は一定」という定比例の法則が分かった。
2012-10-18 20:19:46ボルタは、うーん、どちらかといえば物理学者寄りである。化学電池を発見したし、また今でいうコンデンサを研究し、電位差について研究した。これより、電圧の単位にはボルトが使われている。
2012-10-18 20:27:04このへんまでが18世紀のお話である。まだ、温度計、電池、ボイルシャルル、気球、質量保存の法則、定比例の法則ぐらいしか発明・発見されていない。まだまだ化学は発展し始めたばかりである。
2012-10-18 20:29:07ハンフリーデービー。Na,K,Mg,Ca,Ba,Bの6つの元素を発見。 メモ:ハンフリー・デービー - Wikipedia http://t.co/Viym2dgo
2012-10-18 20:32:45ボルタ電池が開発されたのをいいことに、ハンフリーデービーはいっぱい電気分解した。いっぱい電気分解したから、いろんな元素を発見した。特にアルカリ金属やアルカリ土類金属を発見できたことは大きい。しかしまあ、そういう危険な化合物を発見してきたため、デービーの身体は当然ボロボロである。
2012-10-18 20:36:26デービーはなかなかのチャレンジャーで、様々な未知の気体を吸っては性質を調べていた。一酸化窒素を吸っては口の中が酸に冒されてやばいことになってるし、一酸化炭素を吸っては死にそうになっていた。かなり馬鹿である。
2012-10-18 20:40:08あと、亜酸化窒素(笑気ガス)を吸ったときは、なんだかとってもふわふわしてていい感じになることに気づいたので、ワット(電力の単位の人)を始めとしたいろんな人と仲良しになって笑気ガスを吸ってはふわふわしていた。馬鹿ばっかりである。
2012-10-18 20:44:45プリーストリー。気体をいろいろ発見した。そんくらい。 メモ:ジョゼフ・プリーストリー - Wikipedia http://t.co/mPT0wCsW
2012-10-18 20:50:15ドルトン。倍数比例の法則。分圧の法則。原子説。 メモ:ジョン・ドルトン - Wikipedia http://t.co/qcb1fU3N
2012-10-18 20:53:29ドルトンは教師であった。だが、先天性の色覚異常でもあった。このときドルトンは自身の色覚異常について論文を書いており、これが世界初の色覚異常についての研究であったらしい。
2012-10-18 20:59:54で、ドルトンは気象学にも興味を持っていたため、虹がどうとか、水蒸気がどうとかいろいろ研究した。そうして発表されたのが1801年に発見した「分圧の法則」に関するものである。水蒸気の研究大好きマンであった。
2012-10-18 21:03:52そうして、また倍数比例の法則をも発見した。 メモ:倍数比例の法則 - Wikipedia http://t.co/OMm1jhR9
2012-10-18 21:05:34ボイルシャルルの法則や倍数比例の法則から、ドルトンによって原子説が唱えられるようになった。なかなか賛否両論であった。このドルトンの原子説はそこそこ良い感じだったのだが、原子の数にちょっと問題があり、アボガドロが後から修正した。アボガドロの法則である。
2012-10-18 21:09:19