●ACSIR:鈴木眞一氏への公開質問状「福島県民健康管理調査」のメモ
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質問状に出てくる、山下氏の資料はこちらに:
●ACSIR:鈴木眞一氏への公開質問状「福島県民健康管理調査」について:に関するメモ
#ACSIR 日本乳腺甲状腺超音波診断会議・甲状腺用語診断基準委員会委員長:福島県立医科大学教授(器官制御外科学講座・乳腺内分泌甲状腺外科・放射線医学県民健康管理センター甲状腺検査部門長):福島県民健康管理調査検討委員会オブザーバー:福島県災害医療調整医監: 鈴木眞一 殿
2012-10-24 23:07:15#ACSIR 公開質問状「福島県民健康管理調査」9月11日の記者会見について 2012 年10 月15日「市民と科学者の内部被曝問題研究会(略称:内部被曝問題研)」 理事長 沢田昭二 http://t.co/ypSCz83E
2012-10-24 23:07:37#ACSIR 9/11の福島県民健康管理調査検討委員会(「検討委員会」)の記者会見の様子は、国民にもテレビや新聞で伝えられた。「甲状腺癌1人確認」の報道は、福一事故で放出された放射性物質による健康影響を心配する人々、とくに幼いお子さんをもつ親御さんには重く受け止められている。
2012-10-24 23:08:31#ACSIR なのに、報道は「放射線被曝とは関係ない」に終始。最も重要なことは、いま行なわれている子どもたちの甲状腺検査が、チェルノブイリを教訓として、原発事故による放射線被曝から防護する基本姿勢に基づいて行なわれていないのではないか?という根本的な問題だ。
2012-10-24 23:09:14#ACSIR これに鑑み、質問状を、主に記者会見の応答をし、また関連講演を各地でしている鈴木眞一教授宛に送付する。質問内容は、教授の発言に疑問を抱いた当内部被曝問題研究会の一般会員の発議による。10月下旬に当会理事会開催につき、10月25日までにお返事を。
2012-10-24 23:11:52#ACSIR 《質問1》 「今回の甲状腺癌の患者は被曝とは関係ない」とされる理由に、山下教授は「甲状腺癌は4年以内に発祥することはない」としている。これは山下氏が、H12に原子力委員会に出した「チェルノブイリ医療報告」と反するのでは? http://t.co/ypSCz83E
2012-10-24 23:13:43#ACSIR 《質問1》 :(山下氏の資料からは、事故の年1986年:1例、87年4例、88年3例、89年5例、1990年15例、91年47例、、とある。これは、「事故から4~5年後急上昇期を迎えた」ことを示すものだ。1~3年後の数値は、助走的増加を示すのかもしれない。)
2012-10-24 23:16:08#ACSIR 《質問2》 報道では「甲状腺癌の進行は極めてゆっくり、発病には5~10年かかる」と主張。これはヨウ素131被曝による小児甲状腺癌の特徴を、通常平時のおとなの甲状腺癌の特徴にすりかえたのでは?また、検討委員会座長の山下副学長によるチェルノブイリ診療報告書を、なぜ否定?
2012-10-24 23:19:01#ACSIR 《質問2》 (山下氏チェルノブイリ報告では、放射性ヨウ素被曝による小児甲状腺癌は、通常時の成人の甲状腺癌とは違い、進行が早く悪性度も高いことを強調、1991 年現地に赴いた山下氏の診断で癌と判明した時には、既に肺やリンパ節に転移している子どもが多かったとも記載。
2012-10-24 23:23:22#ACSIR 《質問2》 : また、「甲状腺腫瘍治療ガイドライン2010版」でも、放射線は甲状腺癌発症のAランクのリスクとして記されている。
2012-10-24 23:24:25#ACSIR 《質問3》 報道では、9/11・14時からの「第8回福島県県民健康管理調査検討委員会」に先立ち、別の場で、秘密の準備会が開かれたと。
2012-10-24 23:27:45#ACSIR 《質問3》 「準備会では、調査結果に対する見解をすり合わせ、『癌発生と原発事故に因果関係はない』ことなどを共通認識とした上で、本会合の検討委でのやりとりを事前に打ち合わせていた。出席者には、準備会の存在を外部に漏らさぬよう口止めもしていた」(毎日新聞9月3日)
2012-10-24 23:29:30#ACSIR 《質問3》 教授も甲状腺癌の専門家オブザーバーとして、出席されただろう。「癌発生と原発事故に因果関係はない」ことについて、① 教授はそこで、専門家としてどんな発言をしたか?他の委員とのやり取りも含めて詳細を。また、② その場の諒解事項はどのようなものだったのか?
2012-10-24 23:31:03#ACSIR 《質問4》 2012年7月19日の環境省の有識者懇談会で、教授は「小児甲状腺癌は成人と比較して、長期の生命予後は良好である。そのなかで小児乳頭癌は、診断時に進行した癌であるようにみえても、適切な治療によって良好な長期の生命予後が得られる」と、講演した。
2012-10-24 23:35:00#ACSIR 《質問4》 ② 「適切な治療」とは、小児が手術によって甲状腺を失うこと、及び、遠隔転移がある場合は、ヨウ素131を投与され、再び強度の内部被曝を受ける事を意味するのでは?
2012-10-24 23:37:16#ACSIR 《質問4》 ③「長期の生命予後は良好」とは、生命を絶たれることは少ない、という意味であり、 ホルモンバランスの崩れから心身の発達に影響を受ける恐れがあることなど、人間としての苦痛を埒外としているのではないか?
2012-10-24 23:38:05#ACSIR 《質問5》 また「小児甲状腺癌は成人と比較して、長期の生命予後は良好である。そのなかで小児乳頭癌は診断時に進行した癌であるようにみえても、適切な治療によって、良好な長期の生命予後が得られる」という表現は、(続
2012-10-24 23:39:38#ACSIR 《質問5》 甲状腺腫瘍診療ガイドライン2010 年にクリニカル・アンサーとして権威付けされたものだ。が、その【背景・目的】に「またX 線照射後,チェルノブイリ原発事故後の甲状腺癌,あるいは特別な遺伝性疾患による小児期の甲状腺癌は除くことにする」との但し書きがある。
2012-10-24 23:42:07#ACSIR 《質問5》 「X 線照射後,チェルノブイリ原発事故後の甲状腺癌」は当てはまらない、という但し書きを、なぜ無視したのか? 但し書きを無視し、たとえ福島原発事故の小児甲状腺癌であっても「予後良好」だ、と聞く人に思わせたとすれば、詭計ではないか?
2012-10-24 23:43:36#ACSIR 《質問6》 報道によると、「福島の子どもの甲状腺被曝量は、チェルノブイリの場合に比べて、圧倒的に少ない」と記者会見で強調している。この根拠は?具体的な典拠に基づく数値で説明を。
2012-10-24 23:46:53#ACSIR 《質問6》 (チェルノブイリについては、山下教授の報告書でも、被曝線量と発症数との相関は示されていない。ベラルーシのミハイル・マリコ博士の講演ではベラルーシの1人当たりの甲状腺被曝線量は127 ミリグレイ、(続
2012-10-24 23:51:19#ACSIR 《質問6》 続:ベラルーシ住民から求めた被曝線量1Sv当たりの甲状腺癌の過剰絶対リスクは 4.4 (104/人年Sv) 95%信頼区間は(4.2, 4.6)。一方、福島でのヨウ素131の甲状腺被曝量は、放射能プルーム通過から2週間経って行われたデータがあるだけ。)
2012-10-24 23:53:29#ACSIR 《質問7》 報道によれば、プライバシー保護のため、甲状腺癌の発症者の情報は一切公表しない、とのことだが、県民の健康、公衆の予防衛生のために、プライバシーを犯さない範囲 (仮名や番号等で)の情報公開は必要であり可能だ。
2012-10-24 23:55:03