検診の現場での発達障害スクリーニングに関するまとめ

はづき ‏@hazuki_chekeさんが、乳幼児検診の現場で感じる思いの一連のツイートをまとめました。 編集自由にしてあります。
100
hazki @hazki_cheke

この数ヶ月ずっとモヤモヤしていて、なんとかケリをつけてしまいたいのに出来なかった。出来ないまま、垂れ流してみることにした。長くなるかも、途中で思考停止か脱線するかも。あと、レスは出来ないかも。

2012-10-30 23:30:30
hazki @hazki_cheke

モヤモヤの中身は、一歳半健診のこと。私はそれ系の仕事をしてるから、大体の割合から考えて、Twitterで知り合った人たちの中にも、この時期になったら発達の差は出てくるだろうと前から予想してた。で、実際いろんな人の呟きをみていても、独歩獲得や発語といった目立ったマイルストーンで

2012-10-30 23:34:42
hazki @hazki_cheke

だいぶ差が出てるなというのを感じてた。で、このタイミングで、一歳半健診という大きなイベントがあるんだよね。それに対していろんな想いを見聞きしている中で、とにかくモヤモヤが日に日に募っていた。

2012-10-30 23:38:33
hazki @hazki_cheke

なんでモヤモヤするのかなーって考えてみると、やっぱり一番ひっかかるのは、一歳半健診できかれることに対する言葉だった。健診で対応した保健師や医者の言い方が気に食わないというのならおおいに共感もできるのだが、健診の項目自体を、それって出来なきゃダメなの?別にいいじゃん、

2012-10-30 23:43:15
hazki @hazki_cheke

なんでそんなことさせられるの?聞かれなきゃいけないの?的な言葉を見るたびに、すんごいモヤモヤモヤモヤしていた。

2012-10-30 23:44:27
hazki @hazki_cheke

モヤモヤの理由というか意味は二つあって、一つは、その項目にはやはり大きな意味があることを私はよく知っていて、かつ、意味があるけれど健診で必ず出来なきゃダメとかいうそんな単純なものではないということも知っていて、だからそんなに不安にならんでもいいんだけど、うまく伝えられなくて

2012-10-30 23:47:51
hazki @hazki_cheke

っていうモヤモヤ。どっちかというと、このモヤモヤが長いこと続いてた。これは、現場の保健師や医者が的確に丁寧に発達をみたてて説明すれば解消される問題ではあるのだけど、やはり一歳半健診=最初の審判、的な状況になっている感じをどうにかしたいなあと思ってモヤモヤしてた。

2012-10-30 23:51:55
hazki @hazki_cheke

で、もう一つは、ノーマルな発達段階にある人が、健診の項目に対して疑問の声をあげることに対するモヤモヤ。私が擬似体験した孤立感は、この状況によって引き起こされたものだった。

2012-10-30 23:54:54
hazki @hazki_cheke

私は仕事で、何人も、何人も、あの項目を通過出来なくて不安を抱えている母親に会っている。それでもいつかは…って思って健気に育児を続けて、周りからは、男の子は言葉遅いっていうし、とか、そのうち出来るわよ大丈夫よ、とか言われてる母達。

2012-10-31 00:02:27
hazki @hazki_cheke

だけど実はそう言われてしまうがゆえに、だんだん、誰にも言えなくなって孤立感を感じていくお母さんが、少なくない。なかには、発達障害と診断を受けてもなお、えー?普通じゃない?ってママ友から言われてしまうから何も話せない、という悩みをきくことも、少なくない。

2012-10-31 00:09:05
hazki @hazki_cheke

標準や平均からのズレ、というのは、程度の問題はあるにせよ、やはり集団生活環境で本人が苦労したり、辛くなったりする可能性をもっている。健診というのは、まずそのズレに気づいていく過程であって、そこから、そのズレの程度やその後の追いつき具合の経過をみていく最初の入り口のようなもの

2012-10-31 00:14:24
hazki @hazki_cheke

ノーマルな発達の子にとってみれば、通過している項目をきかれてることになるから、いちいちきかれても面倒なことかもしれない。でも、通過していない子の親にとっては、やはりあの問診は恐怖だったり不安だったりする。他の人がさらりと通過することが出来てないことへの焦りもあるだろうと思う。

2012-10-31 00:19:12
hazki @hazki_cheke

何が言いたいかというと、健診でひっかかる子はやはりひっかかる、それは事実なんだよね。ただ、そのことがすぐに、遅れだとか障害だとか、まして、ダメ出しだとか、そういうことではない。健診てーのは、要するにスクリーニングだから、ひっかけてそこから先、の話。

2012-10-31 00:23:55
hazki @hazki_cheke

健康診断で精密検査にまわされて、必要な治療につながる場合もあれば、問題なしがわかることもあるのと、だいたい一緒。少し違うのは、なにをもって問題なしとするかの定義が難しいことと、ながーく、年単位で経過をみていく場合もあるということかな。

2012-10-31 00:26:23
hazki @hazki_cheke

最初に言ったように、健診で対応した担当が、そういうことをきちんと伝えているかとか、そのあたりへの疑問や批判はどんどんあっていいと思う。ただ、健診の項目そのものを軽視するのは違うし、ましてそれを通過してる人が言ってしまうと、そうでない子の親は孤立感を感じてしまうように思う。

2012-10-31 00:32:02
hazki @hazki_cheke

うむ、やはり全然まとまらなかったな。言葉も足りてないから、わかりにくい。とりあえず今はここまで。おやすみなさい。

2012-10-31 00:32:51
hazki @hazki_cheke

この話を深めると、健診システムの話と、障害受容の話と、持つ者と持たざる者の話と、障害ってなによという話と、療育がいいってわけでもないよね的ブラック話が入り混じるので、私の能力では処理しきれないのだった…

2012-10-31 00:43:44
hazki @hazki_cheke

昨日のから派生して。療育がいいってわけじゃないよね的ブラック話というのは、これもまた大事な話だったりするので、ここを。

2012-10-31 08:02:37
hazki @hazki_cheke

今、特に発達障害、さらにいうと自閉症(最近は広汎性発達障害と言われるケースが多いかな)に対して、早期療育の必要性をさかんにいわれていて、とにかく早く見つけてはやく療育に、ってのが主流。それは確かにそうで、特に認知や対人コミュニケーション面でアンバランスさを持つ子の場合、

2012-10-31 08:06:23
hazki @hazki_cheke

出来るだけ早くから、色々な工夫で刺激を与えてやることが、その子の潜在的な力を引き出すことにつながっていく。言葉以前の、対人への興味関心とか、人を道具として使うのではなく、自分にとって安心出来たり何かを伝えたい存在として、身近な人(多くはそれは親。)を認識していく力。

2012-10-31 08:11:18
hazki @hazki_cheke

言葉の出ない子の中には、その力が弱い子というのがいて、そういうとき、お母さんは大抵、もっと話しかけてあげてとか、絵本読んであげてとか、健診で言われるのだが、これは非常に酷で無神経な言いようである。ほとんどの母は、そんなの言われる前からずっとやっているのだ

2012-10-31 08:14:32
hazki @hazki_cheke

でも、絵本をパラパラめくるだけですぐにその場から離れてしまう、車のページだけしげしげ眺めて声をかけても反応なし、違うページをめくろうとすると泣いて癇癪をおこされる。名前を呼んでも振り向かない。母のもとにニコニコと駆け寄ってくることなんてついぞ経験したことがない。

2012-10-31 08:20:42
hazki @hazki_cheke

つらいのよ、本当につらいの。愛情がどんどんわかなくなって、母親はそのことにまた自分を責めるの。親世代からも、ちゃんと◯◯してるの?って言われたりしてきて、それだけでもつらいのに。

2012-10-31 08:23:27
hazki @hazki_cheke

そういう場合は、ちゃんとした療育環境で子に刺激を与えつつ親が関わりのポイントをつかめるようになることで、まず、お母さんがエンパワーされる。その子との、チャンネルのあわせ方がわかると、親としての自信もつく。どうしたらいいか、がつかめるだけで、母親の精神的負担が少し減る

2012-10-31 08:26:39
このツイートは権利者によって削除されています。