『虚構内存在　筒井康隆と〈新しい《生》の次元〉』（作品社）への意気込み

北田暁大 @a_kitada

ひげ子さん@higezと藤田直哉さん@naoya_fujitaのにゃんこアイコンが似すぎてて、ときどき混乱する。今日は、ひげ子先生が『虚構内存在』ていう本出すのかと思って「おお、やっと出るのか、でもタイトル違うくない?」と思ったですよ。藤田くんの本楽しみだ。

藤田直哉@『ゲームが教える世界の論点』『新海誠論』 @naoya_fujita

思い起こせば、『思想地図』第一期の、東浩紀氏と北田暁大氏の、思想や心情のことなるやり方が拮抗し、相克していた五冊に、あの当時の自分は並々ならぬ影響を受けていたことは確か。単著『虚構内存在』の潜在的な問題意識は、あの当時の『思想地図』の相克がぼくに種を撒いたものなのだと思います。

藤田直哉@『ゲームが教える世界の論点』『新海誠論』 @naoya_fujita

もうひとつは『論座』と『ロスジェネ』が行った、ゼロ年代論壇における、東浩紀的なものと、それ以外をクロスさせようとする試み。筒井康隆論ではありながら、潜在的にその二つにおいて、論全体の問題意識の種が、自分に撒かれたのだろうと、書き終えて、ようやく理解できています。

藤田直哉@『ゲームが教える世界の論点』『新海誠論』 @naoya_fujita

「ゼロアカ道場」で書くと宣言していた「非現実の祝祭」http://t.co/P4gV7L41 それからいつまでも未完の「２ちゃんねる論」、それらを執念深くずっと書いていて、ようやく完成しました。どうか、当時をお知りの方は、読んでやってくださいませ。

藤田直哉@『ゲームが教える世界の論点』『新海誠論』 @naoya_fujita

じゃあ筒井康隆は出汁か、と言われると困るので、本体の筒井康隆論に関しても、旧来の筒井康隆研究・評論にはなかった新しい論じ方を導入した、まったく新しい筒井康隆論になったと、自負しております。「超虚構理論」とその実践とは何だったのか、テクストを元にかなり執拗に追跡しています。

藤田直哉@『ゲームが教える世界の論点』『新海誠論』 @naoya_fujita

筒井康隆読者の方には、是非ともお読みいただきたい、と思います。そして謎めいた「超虚構」とは一体何だったのか、その魅力を知りながらも、その本質に迫りたいと思っている方々に、なにがしかの示唆を受け取っていただける論になっていると思います。この辺りは、精密に、丁寧にやりました。

藤田直哉@『ゲームが教える世界の論点』『新海誠論』 @naoya_fujita

筒井康隆の「超虚構理論」とその実践を丹念に追うことから、「虚構内存在」という独自の価値観を見つけ出し、その意義を論じた上で、ゼロ年代批評や１０年代の批評そのものにぶつけ返す、という構造になっております。妙にチマチマしたところと乱暴なところの混在が、些か不安なところ。

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【Metaphor hitter TV更新情報】藤田直哉@naoya_fujitaが初の単著『虚構内存在』を2013年1月発表する、とのことでmetaphor hitter TVでCM創りました。■藤田直哉 初の単著『虚構内存在』CM http://t.co/7SKTaOrs

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