甲状腺検査の結果を読むために考えたこと、調べたこといろいろ(その3)

福島県の県民健康管理調査の一環として行われているこどもの甲状腺検査の第3回集計結果(2012年11月1日現在、2012年11月18日公表)http://t.co/ClISkhJL を対象地域の違いがわかるよう再集計して地域間で比較しました。 平成23年度検査分:田村市、南相馬市、伊達市、川俣町、広野町、楢葉町、富岡町、川内村、大熊町、双葉町、浪江町、葛尾村、飯舘村 平成24年5-8月検査分:福島市 平成24年9月検査分:二本松市・本宮市・大玉村 続きを読む
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上 昌広 @KamiMasahiro

伊藤病院の甲状腺超音波検査のまとめです。福島で話題になっているA2の頻度は、伊藤病院と福島で同程度です。これからも注意深い観察が必要ですが、この問題は一定の結論が出そうですね。 http://t.co/ddw1rvf6

2012-12-04 22:24:57

(↑引用は伊藤病院の学会発表スライド。リンクをクリックすると自動的にダウンロードがスタートします)

その3:長崎県諫早市からの報告

片瀬久美子🍀 @kumikokatase

諫早市にある西諫早病院の宇賀達也医師が、今年8月から病院職員の家族に協力してもらい、独自に96人の子どもの甲状腺検査をしたところ、その結果は福島県のデータとほとんど変わらなかったとのこと。宇賀医師は甲状腺の専門医。/ KTNテレビ長崎より http://t.co/MZiaRodJ

2012-12-03 14:44:07
片瀬久美子🍀 @kumikokatase

↓長崎県諫早市での子どもの甲状腺調査は被験者が96人という少数ですが、健康な子どもを対象にしているのと、検査したのが甲状腺の専門医であり福島での県民健康調査とも関わってきた人なので検査内容は信頼できると思います。

2012-12-03 14:49:59
片瀬久美子🍀 @kumikokatase

これまでに公表されてきた長崎・神戸・東京の対照データとなる調査結果から考えると、福島での子どもの甲状腺調査結果は異常だという結論は出てきていないですね。まだこれから対照となるデータがどんどん出されて来ると思いますので、結論は急がずに慎重に見ていくといいと思います。

2012-12-03 14:54:18
片瀬久美子🍀 @kumikokatase

忘れてはいけないのが、現在はこれから甲状腺への健康影響が現れてくるかどうかを知るための、基礎となるデータをとっているということです。チェルノブイリ事故では4~5年後から甲状腺がんが増え始めました。現在の結果で一喜一憂するのではなく長期的に検査を続けて経過を調べていく必要があります

2012-12-03 14:59:51

福島県二本松市の内科・小児科の先生の甲状腺超音波検査の画像入り解説:餅は餅屋

佐久間秀人 @claptondr

当院HPに「『A2判定』を巡って〜県立福島医大での甲状腺検診結果について〜」をアップしました。http://t.co/oJphsXWh

2012-12-01 07:41:05
片瀬久美子🍀 @kumikokatase

分かり易い解説。”大人に限らず、子どもの甲状腺にも、のう胞や結節はもともとあったものと考えます” ”「A2判定」に神経を尖らせる必要は全くありません”/ 佐久間内科小児科病院 「A2判定」を巡って~県立福島医大での甲状腺検診結果について~ http://t.co/GHIWnjyA

2012-12-01 13:56:11
片瀬久美子🍀 @kumikokatase

実際の甲状腺超音波(エコー)画像を示して説明をされていて、とても分かり易い内容です。 ”「A2判定」に神経を尖らせる必要は全くありません。” / 佐久間内科小児科病院 :「A2判定」を巡って~県立福島医大での甲状腺検診結果について~ http://t.co/GHIWnjyA

2012-12-01 14:01:44

福島県の県民健康管理調査の一環として行われているこどもの甲状腺検査、たった二行の結果通知書が郵送されてくるだけというA2判定(嚢胞か結節が見つかったものの精密検査は必要なく次回定期検査まで経過観察)の説明の不親切さもさることながら、小学生と中学生の検査が学校での集団検診として行われ、保護者が実際にどのように検査が進められているのか自分の目で確かめることができないことと、医師に個人的に結果を説明してもらえる機会が二次検査の対象にならない限り得られないことが検査に対する不安と不信の源になっていることがこれを読むとよくわかります。

また「福島県立医大がセカンドオピニオンを妨害している(から福島県の検査を受けたあと他の医師による甲状腺検査が受けられない)」と一部で言われている事が事実でないこともわかります。

たとえ一次検査の結果通知に全ての検査データを添えることは無理だとしても、検査結果を受検者番号つきでオンラインデータベース化しておいて、地域ごとに予約制の個人相談会を開き、そこでは受検者番号で検査データを呼び出して関係学会の専門医資格を持った医師から個別に詳しい説明を聞けるようにすることは現在の技術をもってすれば不可能ではないはずだと思います。数百人規模の会場を押さえても数十人しか参加者がいないような説明会よりも、こうした地区レベルの個人相談会のほうが需要も効果も大きいでしょう。

原発事故当時福島県下に住んでいたこどもが甲状腺癌を発症したら、発症時の年齢や事故との因果関係を問わず医療費全額の国庫負担を求める要望書が福島県市長会から出ています

ちあきん103🚁 @chiakin103

判定を受けた人にとっては一喜一憂しなくていい安心情報かもだけど、甲状腺ガンが見つかった人にとっては医療費全額自己負担とも思える辛い情報では。 RT @parasite2006: 東京… @KamiMasahirohttp://t.co/Ct3OgRnr

2012-12-06 09:39:36
ちあきん103🚁 @chiakin103

判定を受けた人の不安よりも、実際に甲状腺ガンになった人の不安や医療費等の金銭面の問題等の方がはるかに重要な問題だと思うのですが。なった人の事は配慮されてないまとめ。 RT @parasite2006: …@KamiMasahirohttp://t.co/Ct3OgRnr

2012-12-06 09:44:47
nao @parasite2006

@chiakin103 福島県においては今年10月より18歳以下の医療費自己負担が無料化されていますが、このままでは18歳以降で甲状腺癌を発症した場合無料化の適用範囲からはずれてしまうことが避けられません。そこで(続く)

2012-12-06 12:20:47
nao @parasite2006

@chiakin103 (続き)甲状腺検査の対象者である平成23年3月11日時点で18歳以下の県民が18歳を超えて甲状腺がんを発症した場合においても、原子力発電所事故との因果関係を問うことなく、全て国が治療費を負担することを求める要望書が10/31付けで福島県市長会から国に提出

2012-12-06 12:23:47
nao @parasite2006

@chiakin103 これを実現するための法律を議員立法により制定することをめざしています。詳しくはこのまとめhttp://t.co/iu1rmxaD の「Project HAYANOの二面作戦の一方はこれから本格化」の項をご覧下さい。衆議院の改選後も当然働きかけを続行予定

2012-12-06 12:29:17
nao @parasite2006

@chiakin103 個人的には遅くとも甲状腺検査の2巡目が始まる来年秋までに法律制定が実現することを強く望むものです。

2012-12-06 12:32:11
ちあきん103🚁 @chiakin103

前向きな提案だけど、甲状腺検査の対象者に絞っているから茨城県、千葉県、東京都などは外れて争いが起きそう。放射能は県境で止まったりしないのだから、日本全国当てはめればいいのに。

2012-12-06 13:00:19
nao @parasite2006

@chiakin103 福島県外の自治体も福島県市長会に申し入れて要望書に名前を追加で載せてもらうというのはいかがでしょうか?

2012-12-06 13:33:28
nao @parasite2006

@chiakin103 ご参考までに福島県外(主に関東地方)の3月後半2週間の外部被ばくと内部被ばくの線量を推定したまとめhttp://t.co/mChB5XaJ を作ってありますのでご覧いただければ幸いです。

2012-12-06 13:48:36
まとめ 福島以外の県の3/15-3/28の2週間の線量評価:tokok さんの解説 今年7月7日付けで公開されたばかりの福島以外の県の2011年3/15-3/28の2週間の線量評価を行ったカナダの論文 http://t.co/amN7hlMO を神奈川県横須賀市にお住まいの@tokok さんが解説して下さいました。特に南関東を中心とする東日本にお住まいの小さいお子さんをお持ちのお父さん・お母さんにはぜひご一読をおすすめします。 10177 pv 138 1 user 1

(↑引用のまとめに限らず、吸入による内部被曝量の推定の際には、過小評価を避けるため一日24時間ずっと屋外で過ごしたと仮定しているのが常です。実際には建物の中に入っていればその分遮蔽効果により被ばく線量は減ります)

ちあきん103🚁 @chiakin103

@parasite2006 ICRPの正比例グラフは放射線防御の目安を出すために仮定として用いられていて、例えば20ミリは1ミリより20倍のリスクがある事を疫学的に示していない。この認識は過去に水野先生とも話をさせて頂いて間違ってないと理解。100ミリ以下は他の要因もあり不明と。

2012-12-06 15:12:57
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