映画『ドコニモイケナイ』鑑賞後の感想②
- dokonimo_ikenai
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僕にとって2001年秋冬の渋谷といえばスワローズの優勝セールをやっていた街なんだけど『ドコニモイケナイ』パンフレットの回顧では全く認知されていなくて愕然とした。また鹿島対岸の筑後人としては、パンフレットでもトークショーでも鹿島がずっと『佐賀』と呼ばれていることに違和感があった。
2012-12-05 01:32:04『ドコニモイケナイ』観了、パンフレットも読了。破滅の足音がポリフォニックに迫ってくる渋谷編では終始いたたまれない気持ちだったのが、佐賀編では鹿島の様々な描写に目が向いていくらか落ち着いて観られた。上映後のトークショーにおける山戸結希さんの歯に衣着せぬ物言いはとても印象的だった。
2012-12-05 01:25:24『ドコニモイケナイ』それにしても渋谷と言う街は、2001年からあれこれ変わってはきたけれど、本質的な部分ではむしろほとんど変わっていないような気がする。あの映像からして、私も当時の妃里を目にしている可能性がありそうだなあ… http://t.co/BCuvRKDv
2012-12-05 01:06:31『ドコニモイケナイ』ところが山戸監督は、「彼女が今も相変わらず美しいことに残酷さを覚えた」「あの田舎なら、半径10km以内で彼女が一番美しいはずなんですよ」と意に介さぬ様子。これは、男が見る女の美しさと、女が見る女の美しさの違いなのかなあ…?
2012-12-05 00:57:50『ドコニモイケナイ』東京での妃里は、まさに鮮やかな写真を映し出しているRetinaディスプレイだった。しかし佐賀に帰った彼女は、ディスプレイは同じでも、映し出されているものは、ただのテキストになってしまっていた。男である自分の目には、それがはっきりと分かる。
2012-12-05 00:54:44『ドコニモイケナイ』思うに、くっきりした目鼻立ちというのはRetinaディスプレイだよね(笑)。そりゃRetinaディスプレイは美しい。ただしそれが本当に美しいと感じられるのは、写真や動画を映し出しているときであって、エディタに書かれたテキストでは、その美しさは生きてこない。
2012-12-05 00:51:00『ドコニモイケナイ』山戸監督が燃料投下してくれたせいで、いくらでも話したいことが出てきたな(笑)。実のところ妃里の美貌云々は、本編のメインテーマではなく、本編を成り立たせている影の要因のようなものなのだが、そんな部分に女性があれだけ執着すると言うのは、本当に面白い。
2012-12-05 00:48:12映画な日々『ドコニモイケナイ』#381 渋谷ユーロスペースにて鑑賞!歌手になる夢を抱きながらも、統合失調症に悩まされる1人の女性の生きる姿を描いたドキュメンタリー作品。2001年ころし渋谷で撮影を始める…。☆3 http://t.co/ssIlA0CZ
2012-12-05 00:30:02『ドコニモイケナイ』映画本編とアフタートーク、両方を貫くテーマは「結局 人間は、自分に手に入らないものをこそ求め続け、それによって自らを不幸に追い込んでいく」という事かな。チェーホフ『三人姉妹』におけるヴェルシーニンの台詞を思い出す(ん?トゥーゼンバフだったかな?)。
2012-12-05 00:26:01『ドコニモイケナイ』その山戸監督自身は、容姿も声も未発育なロリちゃんと言った感じで、一部の人からは絶大なる人気を集めそうなタイプ(笑)。そんな彼女が、ああ言うタイプの美人に呪詛にも近い毒を吐き続ける光景は、映画本編にも匹敵するほど興味深い光景で、今日見て本当に良かったと思った。
2012-12-05 00:20:17『ドコニモイケナイ』とは言え、私がこの映画に興味を惹かれたきっかけが、予告編で見た妃里の眩しい笑顔にある事は否定のしようもなく、山戸監督が熱に浮かされたように「目鼻立ちのハッキリした女だけが持つカリスマ」について、呪詛と批評の入り混じったような言葉を吐き続ける気持ちはよく分かる。
2012-12-05 00:14:44『ドコニモイケナイ』そんな美の脱け殻が、今も心の病で入退院を繰り返しながら、淡々と毎日を生きている姿に様々な思いが湧き上がるのだ。東京シーンを妃里の美貌という観点から斬る視点は鋭いが、佐賀のシーンは少し違うと思うぞ。
2012-12-05 00:09:57『ドコニモイケナイ』でも彼女が一つだけ間違っている事がある。なるほど、10年経った今も彼女はそれなりに美しいが、いささか過大評価し過ぎだ。確かに思ったほど容色は衰えていないが、明らかに目が死んでいる。10年前のあの眩しいほどの輝きは、そこには無い。それほ明らかに「美の脱け殻」だ。
2012-12-05 00:06:51『ドコニモイケナイ』「容姿の良い女が堕ちていく姿を楽しみました」「これはインディーズの皮をかぶったヘルタースケルターです」「妃里の周りに集まる女たちの醜い容姿と、彼女の美貌が生み出すカリスマ性」等々…特に最後の台詞など男が公の席で言ったら大顰蹙だよな。それをズバズバ言ってしまう。
2012-12-05 00:03:05『ドコニモイケナイ』そしてアフタートークが凄かった。山戸結希という学生監督がゲストだったのだが、妃里の容姿の良さに徹底的にこだわった彼女の言葉が鋭すぎて笑った。お前はそんなに美人に恨みがあるのかと言いたいが、男ではまず言えない言葉で作品の隠れた真実にズバズバ切り込んできて痛快。
2012-12-04 23:58:51『ドコニモイケナイ』一言で表現すれば「ある挫折した青春の姿を捉えたドキュメンタリー」なのだが、それだけでは収まらない、様々な要素を持っている。妃里の周りに集まる少女たちの姿は特に興味深く、彼女の心の病も含め、「そもそも挫折した青春とは何なのか」という根本的な問題を突きつけられる。
2012-12-04 23:52:05友人が監督した、統合失調症の女性を追ったドキュメンタリー映画『ドコニモイケナイ』を観にユーロスペースへ。懐かしき90年代後半からゼロ年代前半を席巻したクリエイター症候群てのはホント罪深いなと思います。時代が何も無いゆえの自己実現への焦り。 http://t.co/hJ50Dk0K
2012-12-04 23:43:41『ドコニモイケナイ』物凄く面白かった。荒いと言えば荒いが、全く退屈はしない。監督が、主人公(?)である妃里の人生に対して余計な価値判断をしていないため、見る者が彼女の人生に対して様々な思いを抱ける。10年の歳月をかけた事で、過度な思い入れや情感が削ぎ落とされたのではないだろうか。
2012-12-04 23:41:33『ドコニモイケナイ』というドキュメンタリー映画の中で、路上で生活していた女の子の財産が完全に尽きてしまって、助けを求め知っている電話番号に片っ端から電話をかける、というシーンがあるんだけど、その助けの声が最終的にある女性に繋がる。
2012-12-04 23:21:00渋谷のユーロスペースへやってきたのでこれから『ドコニモイケナイ』を観る。こんな内容→ http://t.co/UmN4Mgi3
2012-12-04 21:08:45仕事帰りに『危険なメソッド』を見て帰る予定だったが、仕事が少し押したため無理。そこで21時10分からの『ドコニモイケナイ』を見て帰る事にした。まあロードショーを見逃したら再び出会いにくいという点ではこっちの方が上だからいいや。しかしその時間だと逆に持て余すんだよな。またスタバか?
2012-12-04 18:39:34ドコニモイケナイ感想集をみていると単に事実を映しただけのものなのに人それぞれ『解釈』や『批評』や色んな思惑で語られていてなんか恐い。ちょっと気持ち悪くもなる。吐きそう。渋谷の人だかりみんなそれぞれの思いがあってぐちゃぐちゃに混ざり合っている。暴力的。恐い。のまれる。
2012-12-04 08:56:57『ドコニモイケナイ』のパンフレットには前川麻子さんの文章が載っていたが、次はあの映画を観に行けということか!いや僕は女の人の言うことには弱いんで、ええもう頑張りますよ (`_´)ゞ
2012-12-04 00:30:18この映画『ドコニモイケナイ』は、映像だけでは評価ができないのかもしれない。島田隆一監督のツイートとかパンフレットの吉村妃里さんの言葉とか、映像とは違うチャンネルで僕は評価しているが、それはそれでいいと思う。いろんなところを越境しているところが面白い。
2012-12-04 00:25:06