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授業時間が90分、そのうちだいたい60分くらいを話せば良いかな?と考え、そして話す内容は当初学校図書館の組織体制と授業作りをの話を中心にしようと考えていました。が、事前に学生さんたちから出された質問を見て、こりゃあこのままではイカン、と直前で内容を変えました。
2012-12-14 17:33:31![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
学生さんたちの質問を大別すると、「そもそも学校司書ってどういう仕事?」というような質問がかなりの割合。また、小学生の読書の現状についてや、「どうして学校司書になったのか?」など、授業作りの質問については数名。このまま先の内容もで話をしたら、多分学生さんたちには面白くないだろう。
2012-12-14 17:38:50![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
そこで内容を「講師プロフィール」「本校概要」「子どもの読書傾向について」「学校司書の仕事と苦楽について」「学校司書と先生の役割分担」「本校の学校図書館教育と授業作り」という風に変更しました。
2012-12-14 17:40:50![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
(1)講師プロフィールでは、自分の経歴を大学卒業から現在まで列挙して説明しました。加えて、どうやって司書資格を取得したかも。学生さんの質問では「なぜ教師でなく司書になろうと思ったのか?」「子どもの頃から司書になりたかったのか?」などの質問が多かったので(続く)
2012-12-14 17:42:53![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
(続き)恥ずかしいけど経歴全部さらけ出しちゃおう、とw ちなみに自分は学校司書どころか学校現場で働くなんて学生の頃は夢にも思っていませんでした。だから「教員になるか学校司書になるか」と迷うことなど無いわけで、今でも自分はどうして学校司書になったのか、自分でよくわかっていません。
2012-12-14 17:45:06![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
続いて本校の概要について、児童数、クラス数、貸出冊数や期間、貸出方法、予約や開館時間について説明し、そのあと図書館の写真を何枚か見せました。貸出方法はウチは変形ブラウン方式なのですが、ここはちょっと説明不足だった…反省。館内の写真については授業後の感想でよく触れられていました。
2012-12-14 17:48:53![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
次に、読書傾向について。ここが1番苦しい説明だったかな…傾向としては高学年ほど読書離れが進む傾向にあり、一方で1年生もまた入学の時点で既に読書への親しみ度合いに差が見られる、ということをまず説明。また、子どもたちは担任の影響を大きく受けるということについても話しました。
2012-12-14 17:51:49![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
そのため、学年、クラス、年度によって傾向は全然異なる。また、人気の本は確かに存在するものの、読書の好みは子どもによって様々。色々なニーズに答えられるよう、幅広く本を選ぶ必要がある。
2012-12-14 17:53:30![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
選書は自分がひとりでほぼ全ての本を選んでいるが、自分の好みに偏らないよう心がけている、と苦しい答えをしました。選書って本当もうちょっと自分でちゃんと考えねばと思った…。
2012-12-14 17:54:49![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
あと、これつぶやきながらこれも言っておけば良かったと思ったこと。学年・クラス・年度によって違うと言ったけれど、加えて学校によっても全然違う、というのを言うべきだった。加えて、授業に関する本の選書にも触れるべきであった。
2012-12-14 17:56:06![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
授業に関する選書で困るのは、せっかく授業に合わせて本を買っても、次の年になったらその授業をしなくて使わないということがあること。これは、学校図書館教育が組織的に行われていないことの弊害。これにもどこかで触れておくべきであった…
2012-12-14 17:57:28![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
続いて、学校司書の仕事について。休憩時間の開館と貸出・返却・予約の対応、図書の時間の読み聞かせやブックトークや調べ学習(利用教育言うの忘れたぁぁ)、選書・発注・資料の受入、図書だよりの作成、図書委員会の支援、調べ学習の資料準備・授業作り・授業、会議や研修への参加、校内研修の講師。
2012-12-14 18:00:46![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
これだけリストアップしたけど、絶対何か忘れている…あ、学校行事への参加も入れ忘れた。というか特集展示するとかも言えば良かった。
2012-12-14 18:02:24![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
講演後に気づいたのだけれど、今回お話しさせていただいた学生さんたちは大半が「学校司書不在」の小学校・中学校を卒業してきた学生さんたちだった。つまり「学校司書」と触れ合ったことがなく、「学校司書」というものがどういった存在なのか、ということを全く知らない世代だった。
2012-12-14 18:05:15![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
だから、感想で明らかに学校司書と触れ合った学生さんとそうでない学生さんで違いがある。あとになって「学校司書不在時代の学生さんたち」という前提で話の内容を作るべきだったな…と反省しました。
2012-12-14 18:06:27![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
話を戻して、次は学校司書の苦楽。質問で「学校司書の仕事で苦労することは?」とか、逆に「やりがいのあることは」「学校し所をして良かったことは?」「学校司書として一番思い出に残っている経験は?」というのがあったのでこの「苦楽」を入れました。
2012-12-14 18:08:24![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
この答えもひじょ〜に困ったw 仕事は楽しいけれど特に何が楽しいかと言われると真剣に考えたことがなかったので…まぁけどやはり一番は「目の前で子どもたちの成長や反応が見られること」かなぁ、と答えました。まぁこれは学校司書に限ったことではないかな。
2012-12-14 18:10:29![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
これは本校の、というより学校図書館界の現状として、という視点で言いました。先生たちが学校図書館を使った授業の作り方を知らない、学校図書館や学校司書というものがどういった存在なのかを知らない、学校内で学校図書館のことを最もわかっているのが学校司書だが(続く)
2012-12-14 18:19:18![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
そういう話のあと、学校司書と教師の役割の違いについて説明。学校司書=図書館のプロ、本のプロ、調べるプロ。一方、教師=教育のプロ、授業のプロ、指導のプロ。学校司書は本来は指導を行う立場ではない(全く行わない、ということもないが)。授業の指導や授業作りの主体は教師である、と。
2012-12-14 18:24:02