2011/3/15の2号機大量放出について、ゼブラさんに教えていただきました

質問しているまとめ人は迷走しているので、ゼブラさんの答えの部分を読んでいってください。 参照資料 事故調査委員会 http://icanps.go.jp/111226Honbun4Shou.pdf 東電報告書 続きを読む
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リーフレイン @leaf_parsley

@leaf_parsley @f_zebra  (PDF)http://t.co/wtnmn8F7 別紙2-9P別表2 ベント弁操作時の放出量について をみると、支配的な放出量はこの弁のベントに計上されているため、東電としてもそのような判断をされていると考えます。

2012-12-13 05:59:12
リーフレイン @leaf_parsley

@leaf_parsley @f_zebra  計測器の担当だった東芝の資料をみると(PDF)http://t.co/Www0REqp 1P 2号炉のトーラスが水没していたのではないかという推測があります。 14日21時のS/Cベントが機能しなかったのは、圧力制御室側の水位が

2012-12-13 06:01:31
リーフレイン @leaf_parsley

@leaf_parsley @f_zebra 高すぎたせいで、その水は、15日朝の4号炉爆発まで圧力制御室ないにあり、爆発の影響で、外部に漏れて、その結果、ラプチャーディスクが破壊され、ベントが開始。(しかし水位そのものは適正水位とは限らない)(続く

2012-12-13 06:03:43
リーフレイン @leaf_parsley

@leaf_parsley @f_zebra 制御室内にあった水は当然高濃度汚染水のため、その漏水よって周辺線量は高まり、アクセスが不能に、15日から16日にかけての線量の3つのピークは、圧力容器側の主蒸気逃がし安全弁が自動的に動作した結果起きた。という推測は可能でしょうか?

2012-12-13 06:06:37
リーフレイン @leaf_parsley

@leaf_parsley @f_zebra  (スクラビング効果は、(PDF)http://t.co/s3qLrMOV 圧力制御室内部の水位と単位時間流入量によってかなり差がでるので、複合的な要因によって2号炉からのS/Cベントは1、3号炉のそれより大きいものに、、)

2012-12-13 06:25:44
リーフレイン @leaf_parsley

@drsteppenwolf  D/Wベント弁はすぐに閉を確認していますよね?もしあれが速攻で機能していたのら、ラプチャーディスクはその時点で破壊されるし、それがとれたのなら、D./Wベント側をあえて使う必要はなく、既に確保してあるS/Cベントラインを利用したと思うんです。

2012-12-13 06:42:01
Flying Zebra @f_zebra

@leaf_parsley おはようございます。即答できるほどきちんと整理できていないのですが、職場には詳細な資料が揃っているので勉強してみます。ま、業務でもいずれ必要になるので。少し時間を下さい。

2012-12-13 08:22:44
リーフレイン @leaf_parsley

@f_zebra  はい、ありがとうございます。(自分としては、「科学的にみてありえない」部分がなければ、満足です。どっちにしても本当のことは現状ではわからないですし、玄妙さんのと別の、多少とも説得力のあるシナリオ例が提示できればそれでよいと思っています。)

2012-12-13 08:52:30
リーフレイン @leaf_parsley

@f_zebra  今までの会話のメモです、、、http://t.co/JNb0PZRT 参照した資料は、設定欄にまとめておきました。 ご迷惑をおかけいたします、、お時間のできたときにお願いいたします。

2012-12-13 16:24:23
Flying Zebra @f_zebra

@leaf_parsley よく勉強されていますね。MarkⅠプラントについても私よりも詳しいところがありそうです。ただ、これはメディアの報道でも同じなのですが、原子炉(圧力)容器と原子炉格納容器のどちらについて論じているのかが時として曖昧になっているように思います。

2012-12-13 18:38:18
Flying Zebra @f_zebra

@leaf_parsley 緊急停止で原子炉がタービンから隔離された後は発生した蒸気はS/Cに導かれて凝縮されるので、原子炉容器と格納容器が部分的に繋がるのですが、流量は制限されていて、両者の圧力は異なります。注水やSRVによる減圧は原子炉容器に対して行うものです。

2012-12-13 18:38:43
Flying Zebra @f_zebra

@leaf_parsley 1F2号機については、RCICが停止した後もSRVの操作等によって原子炉容器の圧力は制御されていました。格納容器の温度・圧力も急激な上昇はなく、14日の時点で格納容器の破壊を防ぐためのベントが必要な状態ではありませんでした。

2012-12-13 18:39:12
Flying Zebra @f_zebra

@leaf_parsley にも関わらずベントの準備をしていたのは、原子炉からの蒸気を凝縮するS/Cの温度が徐々に高くなり、SRVを開けても十分に「原子炉容器の」圧力を下げられなくなっていたからです。消防車のポンプでは、減圧しないと「原子炉容器に」注水できなかったのです。

2012-12-13 18:39:38
Flying Zebra @f_zebra

@leaf_parsley 3号機の爆発によってせっかく準備していた注水手段が失われるなどして、結局14日夜には2号機でも炉心損傷が起きます。水素の発生によって圧力が急上昇し、D/W圧力も急上昇しました。この時点で原子炉容器の圧力バウンダリが破れたと思われます。

2012-12-13 18:40:01
Flying Zebra @f_zebra

@leaf_parsley 原子炉容器の圧力保持ができず、格納容器の圧力とほぼ連動するようになってしまったこの時点以降、SRVの操作、開状態は意味を持たなくなります。この系統は格納容器内で閉じており、あくまでも原子炉容器を守るためのものだからです。

2012-12-13 18:40:24
Flying Zebra @f_zebra

@leaf_parsley トーラスの水没は直接確認されてはいないものの、4号機トーラス室や2号機タービン建屋地下等が浸水していること、S/Cが浸水による海水で外側から冷却されていたと仮定した方が解析値と整合することなどから、少なくとも部分的に水没していたと考えられます。

2012-12-13 18:40:49
Flying Zebra @f_zebra

@leaf_parsley ただし、トーラス室が水没していることとS/Cの水位は関係なく、S/Cの水位が高いためにベントラインの圧力が上がらないということはありません。4号機の爆発が2号機のS/Cに何らかの影響を与えることも考えにくいと思います。

2012-12-13 18:41:07
Flying Zebra @f_zebra

@leaf_parsley D/W圧力とS/C圧力が乖離した状態がずっと継続するというのは圧力計の故障以外に合理的な説明が困難です。4号機の爆発が、電源や計装に影響を与えて元々壊れていたS/Cの圧力計にとどめを刺したというのはあり得るかもしれません。

2012-12-13 18:42:11
Flying Zebra @f_zebra

@leaf_parsley 14日夕方には2号機に由来すると思われる線量上昇が観察されていますが、同日深夜にD/W圧力が急上昇した際には線量上昇は見られないことから、夕方の時点ではラプチャーディスクの破壊や格納容器の大きな漏えいがあったとは考えにくいでしょう。

2012-12-13 18:42:24
Flying Zebra @f_zebra

@leaf_parsley 15日午前7時の確認時には高かったD/W圧力が11時の確認では急減しており、周辺でもこの時間帯に大きな線量上昇が見られることから、この間に大規模な放出があり、しばらく継続したことは間違いないでしょう。

2012-12-13 18:42:40
Flying Zebra @f_zebra

@leaf_parsley ベントが成功したか否かは今に至って確認されておらず、ベントでも建屋からの直接放出でも外部への影響は結果的にあまり変わらないことから、東電による評価でもこれらは区別されていません。(表の注記にその旨記載があります)

2012-12-13 18:43:06
Flying Zebra @f_zebra

@leaf_parsley なお、S/Cについてはその後の調査で大きな損傷がなく、トーラス室の線量上昇も建屋内の他の場所に比べ高くない事が確認されており、S/Cからの漏えいは気相、液相共に可能性は低いと思います。漏えいがあったとすれば(あったと思いますが)D/W部分でしょう。

2012-12-13 18:43:26
Flying Zebra @f_zebra

@leaf_parsley BWRの格納容器は燃料交換の際に上部を解放するため上蓋が取り外せるようボルト留めとなっています。フランジの接合部はシリコーンなどの樹脂でシールされていますが、高温・高圧に曝された樹脂が劣化して隙間ができ、そこから漏えいすることが考えられます。

2012-12-13 18:43:46
Flying Zebra @f_zebra

@leaf_parsley その他、検査時に人が出入りするためのエアロック、電力、計装の配線を通す貫通部なども樹脂製のシール部分があり、それらの劣化による漏えいも可能性としてはあります。上蓋シール部からの可能性が高いとされていますが、理由はよく知りません。

2012-12-13 18:43:56
Flying Zebra @f_zebra

@leaf_parsley 尚、1号機、3号機は水素爆発で建屋(主に上階部)が大きく損傷したものの、爆発の前後で格納容器圧力に変化はなく、その後もパラメータの推移に不自然なところはありません。意図しない放出が起きて、それが検知できない可能性は低いと思います。

2012-12-13 18:44:09