「論述」と「言語化」、「落ちるもの」と「落とすもの」についての「議論」
~が漏れているのはおかしい、メソッドね。バカが揚げ足取るときの定番なので気にするな。全30巻のシリーズでもやったら網羅できるんじゃない? 泣く泣く切り捨てた話題やコンテンツはたくさんあるよ。メタルギアもそう。@447ga
2010-08-16 22:57:31今の感情を宇野さんが代弁してくれました。RT @wakusei2nd: ~が漏れているのはおかしい、メソッドね。バカが揚げ足取るときの定番なので気にするな。全30巻のシリーズでもやったら網羅できるんじゃない? 泣く泣く切り捨てた話題やコンテンツはたくさんあるよ。メタルギアもそう。
2010-08-16 23:01:40「文章で何かを伝える時に抜け落ちるものがある」というのは、ミクロに突き詰めれば「シニフィエをシニフィアンで表象する時に抜け落ちるものがある」ことに還元できると思う。何かを伝える時に、それを全ては拾えない、ある言葉で表現することは、蓋然性の高いものを借りている、ということ。
2010-08-16 23:12:38何かを論じる時に、当然「語られるはずのもの」には様々なタイプ・バリエーションがあって、それを全部語るのは(時間、労力、ページ的に)現実的ではない。「論じる」という行為は、何か伝えたいものがあってしているわけで……(続く)
2010-08-16 23:20:11だからその際に摘示する事実は、その論を正当化するために利用価値のあるもので充分であるはず。それは、「言葉選び」の作業と一致するものでしょう。自分の伝えたいことを伝えるために、最も的確だと「自分が信じる」ものを用いるのだから。
2010-08-16 23:26:03で、まぁそんなことにめげずに続きなのだけれど、「言語化」にしても「論述」にしても、要は「人に伝える」ために、何かを落としつつも、いやそうしてこそ、「自分の言いたいこと」に普遍性の担保を与えているのです。
2010-08-16 23:39:06ここでさっきの喩えが出てくるわけですが、たとえば、「恋」というものが、特定の脳内分泌物質がもたらす万人共通の感覚だと仮定して、「恋ってどうですか?」と訊いた時に、「楽しい」と答える人と「辛い」って答える人が出てくることは自然なわけです。
2010-08-16 23:43:36その時に、「辛い」と答えた人が、「楽しい」と答えた人に対して、「お前は恋の辛さを知らないからそんなこと言ってられるんだ、何もわかってないやつが恋を語るな」とか罵るのは、おかしな話なわけですよ。
2010-08-16 23:44:49この時、「辛い」と言った人には何が起きているかと言うと、まず【「相手が自分の感覚を知らない、理解していない」と無根拠に確信】していて、【「自分の感覚のほうが相手の感覚に優っている」と感じ】ている。これは、「相手より自分のほうが偉い」という、アイデンティティを守るための本能としての
2010-08-17 00:03:28「自尊心」が齎す考えだと思うので、仕方の無いことだとは思いますが、見ていて哀れです。何故かと言うと、それは「言葉」を用いていながら、その不完全性に無自覚で、なおかつ言葉を用いる意味を自ら抛棄しているから。
2010-08-17 00:07:11というのは、彼はその根拠なき確信によって、対話の可能性を自ら潰してしまっているからです。「恋」を「楽しい」と言う→「辛さ」を知らない→自分より下(終了)という、決め付けの連鎖。実際には、「楽しい」と言った人は、辛さも知った上でそれでも「楽しい」という点を伝えたいのかもしれないし、
2010-08-17 00:13:18そもそも「恋の感情」の中で、というより全ての事物の中で、「AよりBのほうが偉い、正しい」という基準は存在しません。それは、見る人が勝手に事物に付加する、「個人的な尺度」でしかない。
2010-08-17 00:15:50@kasumin89うむ、たとえとかは分かりやすいんだが使ってる言葉が難しすぎるw 見ている人の9割はポカーンとしてしまうんではなかろか!せっかくいつも考察面白いんだからもったいないと思うなー。
2010-08-17 00:11:40@naitoohorizon 喩えで論の難解さを緩和するのが私の常套手段なんだけど、まぁ確かに、それなら最初から簡単に言え、って話だよね……「あえて難しい言葉遣ってる私カシコイ!」みたいな感情は、ないと信じたいんだけど……w
2010-08-17 00:33:20@kasumin89 そうやって説明が出来るのはいいけどそれをめんと向かってターゲットにはなせるんかい?ただの一般論として話しているなら話は別になるけど。それともふられたか?
2010-08-17 00:10:41@notesignal 大元は個人的な感情で、でもちょうど宇野常寛さん@wakusei2ndが同じことを言っていたので、一般論として連投してる、という形。と同時に、対話の可能性を抛棄した某先方に対して、議論する前に言語化することで先手を打っている形ですw
2010-08-17 00:17:26@notesignal うん、それはわかってるw でもだからこそ、今回の例には最適かな、と。一応、「恋愛=特定物質の脳への分泌によって齎される、万人共通のもの」と仮定しての論です。
2010-08-17 00:38:02で、何だっけ、間があいてしまった。えぇと、あぁ「辛い」と発言し、他を蔑んだ人の哀しさです。mixiとの連携も解除済みなのでばしばしつぶやいていきたいw
2010-08-17 00:48:44だから、「辛い」と答えた人は、「楽しい」という答えに違和感を抱き、自分と相手との相違を認知したのなら、「どうして彼は『楽しい』と答えたのだろう?」と疑問を抱き、それを問い質してみることによって、はじめて言葉を使っていることになると思うのです。
2010-08-17 00:58:08「何かを言語化」するということは、諸々の些少な要素を敢えて切り捨てることで普遍性の担保を与えること、と最初のほうで言ったけれど、それが何故必要なのか、何故普遍性を与えなければいけないのかと言えば、実に簡単で、「言葉」とは「何かを他者に伝える」ためにあるものだから。
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