「論述」と「言語化」、「落ちるもの」と「落とすもの」についての「議論」
つまり、「言語化する」という行為は、対話の可能性を必然的に孕んでいるわけです。もしそうでないのなら、というのは例えば「俺の考えは絶対的に正しくて、一致しないやつはみんなアホ」とか言いたいのなら、そもそもその考えを言葉にする必要がないじゃないですか。
2010-08-17 01:09:00(とか言いつつ、実はあるんですけどね。それは、マズローの欲求段階説に出てくる、「所属欲求」と「承認欲求」の間みたいなところを満たすために、平たく言えば自分の考えに同意を得るために、言語化しているということなのでしょう。しかし、「撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけ」なんですよ。
2010-08-17 01:13:51さて、「『恋愛』を『辛い』と答え、他を排斥した人の哀しさ」まで話を持ってきていたのだけれど、それは取りも直さず、論考における取捨選択の否定が哀しいということになるわけです。これは、最初につぶやいたように、論の展開は「言語化」と同じ目的・プロセスによって編み出されているから。
2010-08-17 02:42:04だから、論を批判する時に、「これが取り上げられていないからダメ」とか言うのはおかしい。論の中で挙げる事例というのは、言いたいことに普遍性の担保を与えるための道具に過ぎないわけですから、「○○に言及して然るべき」だなんて作品単位で語るのは実に末梢で……
2010-08-17 02:45:43論考というものを読む時には、まず「筆者は何を言いたいのか」を確認することが肝要です。これ小学生にも「説明文の読み方」として説明すること。しかしそれでさえ、言及対象の「一つの見方」に過ぎないので、その「筆者の主張」に疑問を抱く可能性も当然あります。
2010-08-17 02:51:05一方で、筆者の主張には同意しながらも、しかし用いている道具に不満がある場合もあるでしょう。いずれにしたって、とにかく何か「違う」と思ったのなら、それこそが人間の個性であり、「言葉」を用いる絶好の機会なのだから、それは対話に繋げるべきだと思うわけです。
2010-08-17 02:52:17主張に同意できないなら、それを受けて自らの論を組み立てて、当該の筆者に提示すればいい。そうでなくて、事例が足りないと思うのなら、「なぜ筆者はそれに言及しなかったのか」と考えるほうが、「どうせ知らないんだろう」と莫迦にするよりも、双方にとって益になるでしょう。
2010-08-17 02:54:32筆者にとってみれば、もし切り捨てたのであれば、その理由を説明する機会(こういうのは論中では語りづらい)を得るわけだし、質問した側も、相手と自分の感覚の違いが明文化されて視野が広がるでしょう。もし筆者がその事例を知らずにいたのであれば、筆者にとって知識を深める機会となるでしょう。
2010-08-17 02:58:40そういうことを無視して、ただ「差異」を「優劣」に置き換えて否定するだけならば、先ほどの哀しい例を引いて、「言葉にする必要がない」と言わざるを得ないのですよ。だから、人の言っていることに対して意見があるならば、「対話」を考えてするべきだ、というのが、一連のつぶやきの主旨です。
2010-08-17 03:06:38あー、なんか纏まり悪いけど、そんな感じ。最後は「べき」と遣ってますが、実際ここは強く主張していきたいポイントです。それは、「自らの発言に責任を持つべき」という、かねてからの私の問題意識とセットになっているから。
2010-08-17 03:08:39@kasumin89 そしてそういった当たり前のことをこんな長文にしなければならないという悲しい世の中ということですね
2010-08-17 03:08:21@notesignal うん、それもそうだし、公の場でディスられたことで私の自尊心は大いに傷ついていて(笑)、しかもその論拠が明かされないことに、はらわたにえくりかえったのですね。
2010-08-17 03:21:26@kasumin89 それに相手が少ないうちは良いけどマスになるとそれは通用しないからね。ディスられてなんぼとプラス思考に考えてみる。
2010-08-17 03:27:33@notesignal 「自尊心」は「(笑)」がついてるように、ネタですw まぁ、やっぱりディスられて哀しくなる気持ちは未だになくはないけど、私が実際に先方と対話の可能性を探ったように、根拠のある批判は本当に歓迎なのよね。さっきも書いたように、視野を広げられる好機だから。
2010-08-17 03:33:44@kasumin89 撃たれてもいい覚悟ある。けど相手は真正面から撃ってくるわけじゃない。ゴールデンアイで狙うこともあるだろうよ。だからこそ、そいつらを蹴散らすくらいのセンセーショナルでエポックな事だぜと自信をもたないといかん。それが真の表現者だと思う
2010-08-17 03:45:18@notesignal 私が「【真の】表現者」という表現を支持すると、自分の発言と矛盾してしまう可能性があるので、そこは同意しかねるけど、そういうクオリティを常に保てるように、努力を怠らない所存ではいます。とりあえず、私が告知してるやつはみんなそういう自信を持って書いたものよw
2010-08-17 03:52:00@kasumin89 ただそれは自分の作品にたいしで常に自分のテンションがそうでなくともいいし。マンツーだったら粛々と受けてください。
2010-08-17 03:52:43@notesignal やばい、徐々に発言が理解不能になってきている……w とりあえず、私は何かを発表する時は、必ず世界に何かをぶつけることを考えて書いてるかな。テンション、と言っていいのかわからないけど。後半は、「マンツー(マンで言われた批判)だったら粛々と~」ってこと?
2010-08-17 03:58:05@notesignal まぁ、今回のは先方と私の言語観以前に、TPO観が違っていたのだろうと思う。先方にしてみれば、日記は「公の場」ではなかった、というだけのことだと。
2010-08-17 04:01:21