【日本人の最も苦手な英会話スピーキング最速上達法】

英語を日々頑張って勉強してるけどなかなか喋れるようにならない、という人は多いのでは?かと思うとあれよあれよと話せるようになる人もいるのは事実。その違いとは?そして僕たちが学習において気をつけないといけないことは?今回は最も日本人が苦手とする「スピーキング」のお話。気に入ってもらえたら右下の☆マークもよろしくお願いします。
167
セレン@英語キュレーター @cellen0

そして優先順位の最後は4、事実、です。この段階で身につけるべきなのは人が主語の文章以外を身につける感覚です。初心者の人同士の会話を5時間分、英会話クラブで録音させてもらい全ての文章を分類してみました。わかったことは9割以上の文章が人が主語になってるということ。

2012-12-28 21:25:12
セレン@英語キュレーター @cellen0

ワイン飲んだら頭痛くなる Wine gives me a headache.や、人生いい事だってあるさ、Every cloud has a great silver lining.などがすっと言える段階にもってくるのがこの段階です。この段階で最も大事な事は英語と日本語の違いです。

2012-12-28 21:26:15
セレン@英語キュレーター @cellen0

シャツに汚れがついた人に一言、「洗えば落ちるよ。」をさらっと英語で言える人は少ないです。洗えば、とくるのでIf you do the laundry,と言いたくなる気持ちはわかりますがそうは英語では言いません。That'll come off in the wash.が自然です。

2012-12-28 21:27:17
セレン@英語キュレーター @cellen0

この段階では様々な表現に触れ、日本語と英語の間にある大きく深い溝を知り、その違いを楽しむことが一番重要だと僕は考えます。違うからこそ、かっこいいなあとか、その発想はないなあ、という知る喜びが生まれるのです。以上が身につけるべき表現の優先順位です。

2012-12-28 21:28:22
セレン@英語キュレーター @cellen0

【スピーキングをどう体得するか?】英語を話す、ということをみなさんはどう考えているでしょうか?頭に浮かんだ日本語を訳してから話すこと?それともダイレクトに英語が浮かぶ事?僕の経験上で言うと両方です。後者だけになるには相当時間がかかると思います。

2012-12-28 21:29:24
セレン@英語キュレーター @cellen0

今の僕の話をすると、僕は実生活で毎日日本語と同じ位英語を使います。留学経験なし、学習スタートは去年の元旦というのが基本データ。日常会話では専門的な話でないかぎり困る事はありません。と言いたいところですが、ごくたまに困ったりもします。でももう英語を使う事にストレスはありません。

2012-12-28 21:30:30
セレン@英語キュレーター @cellen0

この間、8時間ネイティブと話しました。その帰り道思ったことは、自分の頭の中はどういう回路で8時間も話してたのだろうか?ということ。分析し気づいたことは、大方の言いたい事がそのまま英語ででてきて、ほんの少しのわからない表現などは先に日本語が出てくるという事。

2012-12-28 21:31:37
セレン@英語キュレーター @cellen0

つまり、自分が体得した表現はダイレクトに英語で出てきます。日本語は一切介在していません。ただこれは言えない、という表現や知らない単語は先に日本語が浮かんできてしまいます。つまりその瞬間、脳が英語で対応しきれずに日本語に頼ってる証拠です。これが今の僕の現状。

2012-12-28 21:32:41
セレン@英語キュレーター @cellen0

そして、これが英語を話すということの種明かしにもなりうると僕は考えています。体得していない表現や単語は先に日本語が出てきてしまうんです。逆に言うとしっかり自分のものにしてしまえば、日本語を介さずに英語がドンっと出てきます。間違いない。これが英語を話す、ということ。

2012-12-28 21:33:44
セレン@英語キュレーター @cellen0

チェスの文献や敬愛する羽生善治さんの本を読んでいるとチェスプレイヤーや棋士の言葉に必ず出てくる一つの共通する言葉があります。それが「直感」という言葉。英語でintuitionです。彼ら自身がこの不思議な直感というものを各々に自己分析しています。そしてその分析にも共通点があります。

2012-12-28 21:34:47
セレン@英語キュレーター @cellen0

直感というものは、数々の論理的思考を重ねるうちに同じ道順の回路が簡略化され、短く太くなり、ある一定の時期を過ぎた時に、思考という手順を飛び越え一気に結論へと思考が導かれる瞬間、彼らはそれを直感と呼んでいるのです。羽生さんもボビーフィッシャーもカスパロフも、同じ事を言っています。

2012-12-28 21:35:50
セレン@英語キュレーター @cellen0

英語で話すということはようするにこの直感に近い感覚だと僕は考えます。言いたい事がスッと言えるという段階まで数えきれない順序を経て脳は色々な情報を処理していますが、それは瞬時の出来事です。始めは考えながら時間のかかっていたものが回数を重ねる事で直感のように出てくる、そんなイメージ。

2012-12-28 21:36:54
セレン@英語キュレーター @cellen0

【スピーキングの為の3段階】具体的な話をします。スピーキング上達の為に行うべき3段階の手順があります。基本文法の理解→←暗唱→←使う。この3つです。文字では表しづらいので最後に写真で載せますが。この3つが独立しているのではなく相互に絡みあうイメージ。一つでも欠けると身につかない。

2012-12-28 21:37:59
セレン@英語キュレーター @cellen0

一つ文章を例にとって話を進めます。優先順位1の5W1Hの中から、意外に言えない一言「それいつ終わらせてほしいの?」という表現。みなさんすっと言えますか? 少し考えてみてください。

2012-12-28 21:39:03
セレン@英語キュレーター @cellen0

ビジネスシーンや締め切りのある作業を英語で行う場合に避けては通れない表現の一つ。When do you want to have it done? これを聞いて意味がわかるだけではスピーキングにはつながりません。これをスッと言えるまでの道のりを説明します。

2012-12-28 21:39:04
セレン@英語キュレーター @cellen0

まずは基礎文法の観点から。have it doneという受動態になってる部分が文法的によどみなく理解できるかがポイント。できなければその文章は使えません。厳密に言うといくらそれを覚えたとしてもその人はその文章を「どこで髪切ってもらったの?」に応用できないでしょう。

2012-12-28 21:40:06
セレン@英語キュレーター @cellen0

Where did you have your hair cut?に応用できるようになる為には文法的な理解が要ります。日常会話で使われる文法は数がたかだか知れています。的を絞ればかなり少ないです。まずはスピーキングに使われる表現を中心に理解を深めましょう。最後で少し紹介します。

2012-12-28 21:41:08
セレン@英語キュレーター @cellen0

文法的理解ができた文章はすっと自分の中に自然に落ちてきます。腑に落ちるという表現がぴったりです。ただ腑に落ちただけでは理解しただけ、そこで終わるから話せない、それが今までやってきた教育。そこから進む為の次のステップ。それこそが暗唱です。これをみんなやらないんです。

2012-12-28 21:42:11
セレン@英語キュレーター @cellen0

断じて言います。英語が話せるようになる人とならない人の最も決定的な差は暗唱の数です。暗唱を楽しみながら、成長を感じながら上手に繰り返せる人が英語の道をどんどん先へ先へと進む人です。退屈だとしか思えず、これをやらない人は結局、これまでの学習の域をついぞ出る事はありません。

2012-12-28 21:43:12
セレン@英語キュレーター @cellen0

【暗唱とは経験の先取りである】これは僕が日頃から何度も言っている言葉です。ネイティブが一生のうちに言うであろう回数を超えてやる、僕がいつも暗唱している時に思っている事です。その場に直面し、その場で考えて組み立てるのではなく、その場に直面することを想定し準備しておくんです。

2012-12-28 21:44:13
セレン@英語キュレーター @cellen0

丸腰でステージに上がってそこでできることが真の実力という人もいますが、それは僕から言わせればステージにあがったことのない人の言葉。全く心に響かない、現実を知らない人の言葉。プロは違います。何度もステージに上がります。そしてその平均を底上げするものは準備だと知っています。

2012-12-28 21:45:17
セレン@英語キュレーター @cellen0

「本番は練習のように、練習は本番のように。」厳しい視線の中、批判と賞賛の中でもがき戦うステージに上がる全ての人が胸に刻んでいる言葉です。暗唱とは経験の先取りだという僕の言葉はここから来ています。暗唱をしっかりやるんです。それがスピーキングの上達を最も支えるものです。

2012-12-28 21:46:22
セレン@英語キュレーター @cellen0

言葉の持つニュアンスそしてシチュエーションを全神経を集中させて頭に描きます。街のざわめき、相手の顔、風景、時間、匂いや距離、全てを可能な限り描きながら、感情を込めて暗唱します。そうすれば経験したことと同等の価値を持って脳は記憶に刻んでくれます。それが暗唱です。

2012-12-28 21:47:27
セレン@英語キュレーター @cellen0

何度も口にした事は記憶が深まります。これも僕がよく言う事ですが1から10までを数えてみてください、いち、に、さん、し、というように。続いて逆に10から1まで数えてみてください。じゅう、きゅう、はち、という風に。昇りは4を「し」と、下りは「よん」と自然に変えてる事に気付きましたか?

2012-12-28 21:48:30
セレン@英語キュレーター @cellen0

これこそが口の持つ記憶、考えてやっているわけではありませんが全ての日本人ができること。外国人は日本語を話す人でもできません。僕らは幼い頃からお風呂で、かくれんぼで何度も何度も言ってきたから出来るんです。大人になって日本語を学ぶ外国人は数を何度も数えることはないのでできないのです。

2012-12-28 21:49:32