【テリー・ビッスンによるSF短編小説60のルール】
31.磨け。読者が、少しはあなたを畏怖するまで。 32.情報の開放にはキャラを使え。このためにこそキャラが登場するのだ。キャラが新聞を読んで真相に気づく、そうならないよう努力せよ。(訳に自信なし)
2012-12-30 02:36:20@l7jwed 「32.情報の発見にはキャラを使え。このためにこそキャラが存在するのだ。キャラが新聞を読んで真相に気づく。そうならないよう努力せよ。」ではないか?ルール13と54から、そう判断しました。
2012-12-30 07:41:2433.そのキャラたちの会話には二重または三重の重みを持たせろ。 SFの会話はワインの炭酸のようなものだ。気が抜けると不味い。(ここも自信なし。炭酸って邪魔そのもののような気も)
2012-12-30 02:41:27@RappaTei ああそうですね。訂正します。33.人物の会話には二重にも三重にも重みを持たせろ。 SFの中でのつまらない会話はワインの中の炭酸のように、話をだめにする。
2012-12-30 03:27:4634。ユーモアは結構だが、素っ気無く見える程度に。笑いで物語が中断されることがないように。 35。変な名前は使うな。頼むから。(ごめんなさい)
2012-12-30 02:42:1636.「昔々~」で始めるな。魔法のじゅうたんを出すな。寓話は短編小説じゃない。冗談は短編小説じゃない。 37.魔法使いやドラゴンを出すな。こいつらは君の短編を、つまらない長編の一部のように見せてしまう。(ごもっとも)
2012-12-30 02:43:2638.蛇行や脱線はするな。ミスディレクションのために蛇行のふりをするのは良い。下記参照。 39.ミスディレクションは受けるぞ。SFの読者はパズルを好むから。 40.戦闘は現実の生活の中だから面白い。物語の中では退屈だ。
2012-12-30 02:44:2541.長編はキャラクターと出来事で作られている。短編小説は、言葉だけで作られている。表面がすべてなのだ。だから、磨け。(…最高)
2012-12-30 02:47:0542.プロットはタイムトラベルの話でのみ重要だ。タイムとラベルにはパラドックスが必要だ。これは物語の範囲をシビアに制限する。 43.物語の対称性は、プロットより重要だ。心地よい形を成し、1クリックで閉じられるように作れ。(どういう意味だろう?)
2012-12-30 02:48:2044.物語の前にすでに起こったか、物語のあとで始まるのでない限り、性描写は、短編には持ち込むな。ルール40を参照。 45。驚かせるのは良いが、計画していたものを見せる場合に限る。
2012-12-30 02:54:0346.すべてのページに何か面白いものを配置しよう。これはジーン・ウルフのルールだ。(既出ですね) 47.語るほうが見せるよりも優れていることもある。これは、物語のなかで誰に語らせるかによる。
2012-12-30 02:55:2148.SFでも人種的、性的なステレオタイプが(まだ)通用している。ひっくり返すより避けるほうが得るものは大きい。 49.空白は、タイムラインを制御する。これは物語を現代的にするが俗っぽくも見せる。
2012-12-30 02:56:2350.キャラクタの描写は適当に。君のキャラクターがどのように見えるか誰も気にしない。単に区別できればよいのだ。 51.反復描写は対称性を出す上では良いが、タバスコのように慎重に使え。(この対称性ってなんだろう?)
2012-12-30 03:00:11symmetryは必ずしも対称じゃなくっても、均整・調和が取れているくらいの意味でいいのかも。 http://t.co/c6niWB32
2012-12-30 03:04:20@l7jwed シンメトリーは、「均衡」「調和」で良いのではないでしょうか?対称は、どうしても「線対称」や「点対称」を連想させます。タバスコの比喩からも、反復の刺激の強さが、作品の調和を乱すと言いたいのではないでしょうか?
2012-12-30 07:58:25@mundburg ご指摘感謝します。「平ら山」とか「熊が~」とか「ぼくが~」とか、ビッスンは単なる調和というより本当に対称構造を目指しているのかなとも考え、この言葉が捨て切れませんでした。おそらくおっしゃるとおりだと思います。
2012-12-30 23:15:1952.作家について書くな。貧しいと思われてしまうぞ。 53.内容を省け。省かれた部分が残った部分を機能させる。 54.情報はできるだけ多くを、できるだけ長く隠し通せ。読者がそのすべてを知るとき、物語は終わる。
2012-12-30 03:01:1055.話を書き終えたら、戻って最初の段落を切れ。それで完成だ。 56.あなたに共感するが非情でもある読者を想像せよ。編集するときは、その読者になりきろう。
2012-12-30 03:02:5157.声を出して物語を読め。それを30分以内で終えるのだ。約4000ワード、これより長いものに、人はそわそわし始めるぞ。
2012-12-30 03:05:42