これからのより良い暮らしをどうして作っていくかについての話し合いまとめ.
メンバさんとのこれからの暮らしに向けた面談を行う.本人の希望として挙がっていた「実家に戻って仕事に就いて幸せに暮らしたい」という言葉のもとに.
2012-12-11 22:16:48メンバさんが話すことにおいて,これからどうしたら良いかについて本人自身が整理がついていなくて困っているという言葉から,話を整理していく手助けをするという,その時点で既に意志表出のもとに.
2012-12-11 22:18:53本人が言う「実家に戻って暮らす」「仕事をする」「幸せになる」というのをキーワードとして,それについての本人の想いと信念を整理し,そこで出てくる言葉から歴史を再構築するという作業.
2012-12-11 22:20:55そこで語られる言葉の中である,「母親に心配をかけてきた」歴史から「心配をさせないで幸せに自分が暮らす事が,家族の幸せに繋がる」という本人の信念を確認したり.そしてそれが必ずしも家族へ伝わってはいないと本人が認識しているという過程をお互いに共有したり.
2012-12-11 22:23:04しかし本人の言葉にある夢というのはそこから少しずれた「偉い人になりたい.都会へ出たい」という内容において,その間における葛藤を言葉において出してもらったり.
2012-12-11 22:25:02そこには本人が暮らしていく中で,何度となく起こったイベントの中で希望を持ちつつも(その時点では)諦めざるを得なかった(家族の別離,病気,金銭的困難など)気持ちを今も抱いているんやろなぁというのは伝わる.
2012-12-11 22:27:38それと同時に本人にとってその夢自体が他の人たちとも共有してもらえないものでもあったという中で,長い暮らしの中でどこかで妥協点を見つけていきたいものなのかと思うた.
2012-12-11 22:30:53そしてその着地点という取り敢えずの「居」場所として選んだのが「実家」であり,「家族と幸せに暮らす」というところ.そして「母と東京へ行きたい」という夢の再生産が含まれているなというところまでは追ったり.
2012-12-11 22:33:16本人の意志は確定.とはいえ,これまでの就労移行支援での関わりの中で,今取り組んでいる就労準備訓練の作業課題そのものが本人にとって意味のある作業にもなっている事を踏まえて,遂行や交流においてハードルがあるにしても,習慣・役割として暮らしに重要なものになっているのは確かという.
2012-12-11 22:38:04しかしそれが本人のこれからやりたい事に向けて固定化する事は必ずしも後押しにならず,より具体的・促進的に次の「より良い」暮らしへの作業内容が必要であるのではないかという件.
2012-12-11 22:39:36そしてその中でより重要な過程は,環境に働きかける事と,実際に次の暮らしに向けての遂行を達成する事とそれが習慣化する事.具体的には生活する場所をより実家に近い(物理的・時間的・人的に)場にシフトする事やその環境調整を行う事.そして何より本人が関係者へ意思表示をする事かという.
2012-12-11 22:43:20そして「何を」「どのように」やるか,そしてそれは「何のために」やるかというのが,「より良い本人の満足する暮らし」に向けて意味のある作業ではないかと考えて提示していったり.
2012-12-11 22:44:50それは現状の環境調整を本人のみならずスタッフも一緒に行い,より本人の自己有能感や自己効力感を高められる働きかけができる様に.そのフレームワーク作りがスタッフの役割として行う事とする.
2012-12-11 22:46:28以上,何もツールは使ってません.けど自分のその時のやり取りを思い起こしながらそれを人間作業モデルにおける種々の用語を散りばめて整理してみたり.本来ならそこから生活史の語りとツールを使った明確化までいって何とかって感じやけど,まぁそこはなし.
2012-12-11 22:50:16とはいえ,この内容や想いが個人的な力だけでできるものではないので,ここから関係機関との調整が必要になり,それについて本人との共同作業になったりするという.
2012-12-11 22:51:30そしてスタッフと話し合いとその後の本人からの相談を受けての雑談.その中で「まず何をするのが良いか」については意見が複数あったり.「仕事→暮らしの確保」「今の居場所で暮らし充実」「暮らし→仕事の確立」という大まかな3つ+α.どれが正解なぞなく,多分それぞれの信念に依って立つ対立と.
2012-12-11 23:11:15なのでそういう立場やこれまでの経緯から(本人が)より良いと思われる選択をしていき,その意志が決まったらサポート体制をきちんと形作っていくのが大事やないかという件を共通理解にしたいきた所存という.
2012-12-11 23:12:49