甘やかされた大人のための人格改造ワークショップ

@mentane 甘やかされて育った大人のための体質改善のポイント。1.感情と言動の区別をきちんとつけて適切に取り扱うことを知る 2.言動レベルでの公正さ(フェアネス)のロジックを知る
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めんたね @mentane

今年度、最初の問題意識は「甘やかす」ということに向いた。甘やかされて育った子どもが、将来、どんな大人になるのか?そもそも、「甘やかす」とはどのようなことなのか?今年最初の教育WSまでにそのへんが自分の中でまとまるだろうか?

2013-01-02 05:19:35
めんたね @mentane

親が子供を甘やかすとき、1.「甘やかす」という概念を知らず、愛情をかけていると勘違いしている2.甘やかすのはよくないとわかっているが、自分が子供を甘やかしているという自覚はない 3.甘やかすのはよくないとわかっているし、甘やかしているという自覚はあるが、やめられない、の3つがある

2013-01-02 05:23:29
めんたね @mentane

3というのはほとんどいない。甘やかしている親はたいてい1か2だ。ぼく自身も子供ではないが、WSにアシスタント参加させているアシスタント達について、時に「甘やかし過ぎているんじゃないか?」と不安になって関わりをじっくり考え直すことがしばしばある。そのぐらい、自分では気づきにくい。

2013-01-02 05:27:35
めんたね @mentane

どんなときに「甘やかし過ぎているんじゃないか?」と不安になるかというと、相手が元来要求する権利がないことについて、当然のことのように要求してきた時だ。それを断った時に不快そうな顔を見せるとよりいっそう、「甘やかしすぎたかな」と過去の関わりを振り返るようになる。

2013-01-02 05:29:21
めんたね @mentane

つまり、甘やかされて育った人間の特徴として「元来、要求する権利がないことについても、それを受け取れる権利があると考え、もし、相手がそれを与えてくれなければ、相手が悪いと感じたり、とにかく強い不快感を感じたりする。」と言うことができそうだ。

2013-01-02 05:37:06
めんたね @mentane

「要求する権利の有無」というのはどのようにして決まるのか、その基準がわかる人とわからない人がいる。これはぼくが日頃フェアネスがある人、ない人と言っているのと同義だ。

2013-01-02 05:39:51
めんたね @mentane

甘やかされて育った度合いが比較的低めであれば、自分にそれを要求する権利の無い要求が通らなかったとき、不快感は覚えるのだが、理屈の上では相手が間違っていないこともわかるので、不快な気持ちをぐっと抑えて我慢するような反応になる。

2013-01-02 05:43:28
めんたね @mentane

甘やかされて育った度合いが高くなるにつれて、その断られても仕方がない要求を断られた時でも、正面切って反論したり、あからさまに反抗的な態度を示したり、とにかく不快感をアピールして相手を動かそうとする。これは体の癖になっており、たいてい瞬間的な反応だ。

2013-01-02 05:45:27
めんたね @mentane

このような体の癖を持っている人は本人も辛い。とにかく、日常を生きていて不快感を覚える場面が多いのだ。年中不快なことが降りかかってくるように感じられるし、世間は自分に対して冷たく、ひどい仕打ちをしてくるように見える。

2013-01-02 05:48:02
めんたね @mentane

子供時代にまかり通っていた分不相応で不当な要求が、社会と接する機会が増えていくにつれて通らなくなっていく。甘やかされて育った当人には子供時代に持っていた当然の権利が奪われたように感じ、そんな不当な扱いに強烈な怒りを覚える。

2013-01-02 05:53:35
めんたね @mentane

「親が甘やかしを許す」ということは、子供との関わりにおいて一貫したロジックが存在しないということだ。従って、甘やかされて育った人の多くは、理性・論理よりも感情を優先する。理屈はどうであれ、「私が不快に思うということは、あなたが間違っている」という思考パターンを持つのだ。

2013-01-02 05:57:22
めんたね @mentane

この「理性や社会的公平さよりも自分自身の感情優先」という思考パターン、つまり自己中心的で感情的な性格というのは、改善されていくのに時間がかかる。だから、子供のためを思うのならば甘やかさない方が圧倒的にその子のためになる。

2013-01-02 06:02:20
ロージナ茶会 / 峰盛山 旭霜 @RodinaTP

おお、なるほど。すると子供はできるだけ過酷で理不尽な環境で育つと、成長するにつれてさまざまな権利を獲得できたと理解し、世の中に満足するようになるのかもしれない。

2013-01-02 08:51:57
めんたね @mentane

@RodinaTP これがまた違うんです。過酷はともかく、理不尽な環境に育つと「当然要求できる権利」と「分不相応な要求」の区別がつかなくなるんです。その結果、強い相手には過剰に下手に出るし、自分が強く出られる弱い相手には過剰に境界線を踏み越える侵略的な振る舞いをするようになります

2013-01-02 12:00:42
めんたね @mentane

@RodinaTP ですから、これはOK、これはNG、そしてその中間に相手がOKと言ってくれたら手に入るけれども、それはあくまでも相手の好意に過ぎず、権利自体は一切ない、そういうゾーンがあるという感覚をきっちり養成してやる必要があります。子育てに一貫性が大切なのはそのためです。

2013-01-02 12:03:09
めんたね @mentane

教育において多少厳しすぎても、そこにきちんとした一貫性があって誰に対してもそのルールが公正に適用されている限り、それはほとんど問題にならない。でも、厳しくても甘くてもそこに公正な一貫性がないとフェアネスが身につかない。

2013-01-02 12:06:44
めんたね @mentane

ルールの一貫性と公正性を保つというのはそれなりに大変なこと。親の都合で子供を厳しく怒ったり、甘やかしたりすることは簡単だけど、「子供のために」叱ったり、適切な愛情をかけるためには常に一貫性と公正性が保たれているか自問自答する必要がある。

2013-01-02 12:09:06
めんたね @mentane

自分自身の中にその感覚が存在しない場合、なるべく自分の利害損得を離れて客観的に自分と他者との関係を眺め、そこにどんな公正なラインを引けるのかということを理屈で考え、それに従って動く必要がある。でも、甘やかされて育った人間はその理屈に対して感情がNOを言う。

2013-01-02 12:11:07
めんたね @mentane

理性が伝えてくる答えと感情が伝えてくる答えが食い違っているとき、「この感情は子供時代からの単なる癖であって正しさを担保しない。理性の答えの方が正しいので、感情的には不安や不満を感じるが理性に従って行動する」と覚悟を決める必要がある。そこがフェアネス感覚が欠如した人の大変なところ。

2013-01-02 12:14:18
Count K.Kawazoe @_____zoe_____

.@mentane それでも一貫性のない甘さと厳しさなら、まだ前者の方がマシです。後者の理不尽さに慣れると、子供は「強い立場にあればどんな理不尽を強いても構わない」という考え方をしてしまいます。

2013-01-02 12:40:57
めんたね @mentane

@_____zoe_____ どっちがマシかは程度問題で微妙ですよ。とことん一貫性のない甘さの下で育った人って「私の感情は常に満たされ続けなければならない」って考えていて、あまりにも自己中心的なために周りから人が離れていってしまうんです。そして、社会的に孤立して自殺したりします。

2013-01-02 12:44:16
めんたね @mentane

@_____zoe_____ もちろん、一貫性のない厳しさが上に媚びへつらい、下に強く出て搾取する人格を形成させるのは間違いのないことです。これはこれで大変です……

2013-01-02 12:46:25
めんたね @mentane

@sun_dess おお!それはどのようなものですか!?

2013-01-02 12:54:21
さんポです🐯🐻😸🗣🍟🥤🎬そろそろ2019年以前の生活に戻りましょう! @sun_dess

@mentane 子供が年齢にあった欲求を親に望む事、それを満たしてあげる事です。甘やかしは、子からの欲求がまったく満たされずに育つ事。結果、不満がつのり理性より先に感情が自我を支配してしまう。でも感情が支配するのは甘やかしだけではないです。

2013-01-02 12:59:50