- sj__riehae
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1 #可愛い後輩ドンヘ #SJで妄想 いつものようにカタカタとパソコンを打つ。集中してるから、眉間にシワが寄る。『…』視線を感じるが、無視。まだ見てる…。何?…『先輩、顔、コワいよ(笑)』私の左隣の席のソイツがぷぷっと吹き出す。「いいの!集中して仕事してるの!」
2012-10-16 23:29:112 #可愛い後輩ドンヘ #SJで妄想 『カワイくないよ』と私の顔を覗き込んでくる。「仕事にカワイイ、必要ナシっ」私はまだパソコンから目を離さない。ソイツはデスクに肘をついて私の顔を見ながら『その眉間のシワ、なかったら割と可愛いと思うんだけどなー』そう言って私の視界に入ってきた。
2012-10-17 01:13:413 #可愛い後輩ドンヘ #SJで妄想 「!ちょっ、びっくりしたっ!!見えないよ!!どいてよ」私の左隣のドンヘは、しょっちゅう私にちょっかいを出してはその度に私に怒られ、シュンとする。ドンヘが私の課に異動してきて、私の隣になって1年、周りからは夫婦漫才などとまで言われている。
2012-10-17 02:16:234 #可愛い後輩ドンヘ #SJで妄想 『先輩、ちょっと頑張りすぎじゃない?ちょっと休憩しようよ♪』いつもイジッてくるけど、ちゃんとこうやっていい所で休憩をしようと促してくれる後輩のドンヘは甘いマスクで優しくて、何故か母性本能をくすぐる。
2012-10-17 12:43:365 #可愛い後輩ドンヘ #SJで妄想 若い女子社員には、かなり人気があるが、私からしてみれば隣でいつも『疲れた~』とか『眠い~』とか、私にしか聞こえないような声で呟いてくるし、ホント、世話の焼けるただの後輩でしかなかった。私はドンヘの後ろを、自販機が並ぶ休憩室について歩いた。
2012-10-17 12:56:326 #可愛い後輩ドンヘ #SJで妄想 ドンヘは小銭を自販機に入れると『奢るよ?好きなの、どうぞ』振り向いて爽やかに笑った。「えっ?いいの?じゃ、お言葉に甘えて…。ありがと♪」ホットミルクティを取り出し、ベンチに座った。ドンヘはコーヒーを持って私の隣に腰を下ろした。
2012-10-17 20:06:427 #可愛い後輩ドンヘ #SJで妄想 『先輩…、あのさぁ、いつも思ってたんだけど、先輩って彼氏とかいないの?』何を聞いてくるかと思えば。「んー、もうずいぶんいないよ。もう男はこりごりだよ(笑)」情けないけど、そんな事をドンヘに言った。『もう欲しくないの?彼氏』仕事、楽しいしね。
2012-10-17 20:53:078 #可愛い後輩ドンヘ #SJで妄想『ふぅん。先輩と同期で独身とか、彼氏いない人、他にいないでしょ』ふん!!うるさい。「多分私だけだね。別にいいもん。欲しくないから。」元カレと終わって、数年経って、傷も癒えて忘れた頃に、こいつはそれを思い出させた。いつものふにゃけた笑顔で。
2012-10-18 01:59:389 #可愛い後輩ドンヘ #SJで妄想 悔しい事や情けなかった事を思い出して、きっと、ヒドい顔をしていたんだと思う。『先輩…?ゴメン…。俺、辛いこと思い出させた?』「…ううん。別に。大丈夫!ってか、なんでタメ口?(笑)」無理に笑顔を作ってみたけど、きっと変な顔で笑ってる。
2012-10-18 02:06:3010 #可愛い後輩ドンヘ #SJで妄想『今、休憩なんだからいいじゃん』「一応、あたし、先輩なんですけど(笑)」ちょっと偉そうに言ってみたけど『俺の前で、そんな弱々しい顔する女、年上でもタメ口で十分!』ドンヘはくくっと笑ってベンチの背もたれに肘をついて私の横顔を見つめて言った。
2012-10-18 02:15:4211#可愛い後輩ドンヘ #SJで妄想 『先輩さぁ、まだ元カレのこと、忘れらんないの?』さっきまでの可愛らしい顔から、男の顔になって聞いてきた。「まさか!!別れてから何年も経ってるし、全然!ただ、恋愛するのは、…ちょっとコワい…かな」手に持ったミルクティの方を見ながら答えた。
2012-10-18 19:57:4312 #可愛い後輩ドンヘ #SJで妄想 『俺、なんか、変な事聞いたね…。ゴメン…』「全然大丈夫だよ。ドンヘが謝ることないよ」そう答えたけどあの日の事が鮮明に思い出されて、今にも泣きそうになってきた。まさかドンヘの前で泣くわけにはいかない。「ミルクティ、ありがとね」
2012-10-18 23:33:4213 #可愛い後輩ドンヘ #SJで妄想 「そろそろ戻ろう」ドンヘの方を見ずに課のフロアへ歩き出した。ドンヘはすぐには戻って来ず、私が落ち着いた頃を見計らって、ごく自然にいつものように、私の隣に座った。それから暫くお互いに黙って仕事をしていた。
2012-10-18 23:50:3714 #可愛い後輩ドンヘ #SJで妄想 少し気まずさがあって、しばらくお互いに顔を見ることもなく仕事をしていると『…今夜さぁ、一緒にメシ行かない?』パソコンの画面を見たままドンへが呟いた。誰に言っているのかわからず、もしかしたら独り言かもしれない、と無視をしていた。
2012-10-20 01:33:2915 #可愛い後輩ドンヘ #SJで妄想 『聞いてる?ねぇってば!』ほんの1mくらいだけど、コロコロっと椅子のキャスターを転がして座ったままドンへが近づいてきた。「あ、あたし?!」びっくりして聞き返すと『俺が先輩以外、誰誘うの?』と逆にびっくりされて、聞き返された。
2012-10-20 01:38:4516 #可愛い後輩ドンヘ #SJで妄想『行くの?行かないの?』私の左腕をつついてまた聞いてきた。「…えっと…」『他にも誰か、って思ってない?やだよ。2人だからね。』課での飲み会は何度もあったが、2人だけはまだなく、皆で、って一瞬思ったのを見破られ、《2人》と念を押された。
2012-10-20 17:20:4417 #可愛い後輩ドンヘ #SJで妄想 『2人きりはイヤ?』子犬のような目で私を覗き込んできたら、もう、ノックアウト。ドンヘのこの顔に私は弱い。「…イヤじゃないけど…」『けど?』「なんか緊張するよ」チラッと横目でドンヘを見ると『えー?!先輩もカワイイとこあんじゃん』と笑っていた
2012-10-20 21:40:0618 #可愛い後輩ドンヘ #SJで妄想 『ちょっ、からかわないでよ』ドンヘから目をそらしてまたパソコンを見た。その時、私とドンヘが上司から呼ばれた。【来週の水曜日から2人で出張を頼む】私達の上司であるイトゥク室長からそう告げられた。いつもなら私1人で出張なのに。
2012-10-21 12:39:5919 #可愛い後輩ドンヘ #SJで妄想 「2人で…ですか…?」聞き違いかと、室長に確認した。『先輩、イヤそうに言わないで下さいよ(汗)』私の聞き方に焦るドンヘ。【そろそろお前の仕事をドンヘにも覚えさせないとな。それにお前は仕事を抱えすぎだ。遠慮せずにドンヘにもまわせ】
2012-10-21 12:49:5220 #可愛い後輩ドンヘ #SJで妄想 「私、仕事辞めませんよっ!!」私の仕事をドンヘに渡して、女である私はいずれ辞めさせられるのでは、そんな不安から思わず口に出してしまった。【バカ!!そんなことさせるわけないだろっ!!お前に辞められたら会社が困るよ。ドンヘもそうだろ?】
2012-10-21 12:58:2821 #可愛い後輩ドンヘ #SJで妄想 『ハイ。俺、先輩いないと仕事できませんから』周りの皆が自分を必要としてくれていることに気づき、恥ずかしくなった。【で、来週の水曜日から2泊3日で頼む】イトゥク室長にそう言われ、行き先と宿泊するホテルなどが記載された資料を渡された。
2012-10-21 16:47:5622 #可愛い後輩ドンヘ #SJで妄想 それからしばらくして、定時のチャイムが鳴り、周りは少しずつ退社していったが、私はまだ出張のための資料を作っていた。【オイ、花金だぞ、今日はもう帰れよ】イトゥク室長が私と隣にいるドンヘに声をかけてきた。
2012-10-21 16:57:1023 #可愛い後輩ドンヘ #SJで妄想 「あと少しなんです。週明けに持ち越したくないから、もう少しいいですか?」そう言って終わるまで仕事を続けた。ドンヘも隣で私が頼んだ仕事をやっていた。「…よしっ!!終わりっ♪」1時間ほどして仕上げ、私はデスクを片付け始めた。
2012-10-22 00:04:3224 #可愛い後輩ドンヘ #SJで妄想 『もぅ~、待ちくたびれましたよぉ』ドンヘは机に伏せてチラッと顔を私の方に向けた。『じゃ、先輩行こっ』ドンヘは私の腕を取って小走りで課を出た。なんだかドンヘ、嬉しそう。あ、いつものかわいい、ふにゃけた顔。カワイイかも♡
2012-10-22 01:44:5125 #可愛い後輩ドンヘ #SJで妄想 どうやら連れて来られた居酒屋は、ドンヘの行きつけらしい。若いイケメン店員がドンヘにいつもどうもと挨拶をした。『ごめんね、先輩。もっとオシャレなとこが良かったかもしれないけど…』申し訳なさそうに言うけど「うぅん、全然!!」とにこやかに答えた
2012-10-23 00:02:18