斎藤環 @pentaxxx 氏による学校週6日制復活への危惧

必要なことは、>性急な導入を急ぐよりは、せめて、”たかが不登校”が、このコミュ力偏重社会において、非現実的なまでのハンデにならないような教育インフラを考え、ること。
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東畑開人×斎藤環 対談集『臨床のフリコラージュ——心の支援の現在地』青土社 @pentaxxx

話変わって。http://t.co/ftqsGI1B このニュース、手遅れかも知れないが呟いておこう。学校週6日制の復活はやめておいたほうがいいと思う。この政策は間違いなくひきこもりニート人口の増加を再加速し、2030年問題の規模を拡大する可能性がある

2013-01-26 18:01:40
東畑開人×斎藤環 対談集『臨床のフリコラージュ——心の支援の現在地』青土社 @pentaxxx

2030年問題についての井出さんの解説。http://t.co/PIoUSyBK 要は約20年後に今40代のひきこもり人口(控えめに見ても数万人~10万人)が一気に老齢年金もしくは生活保護の受給対象となり、突然の負担増に耐えきれず福祉制度が破綻する可能性がある、ということ。

2013-01-26 18:02:29
東畑開人×斎藤環 対談集『臨床のフリコラージュ——心の支援の現在地』青土社 @pentaxxx

なんでも「ゆとり教育」叩いとけばいいという風潮は不毛だ。少なくともそれは、不登校対策には確実に有効だったのだから。

2013-01-26 18:02:48
東畑開人×斎藤環 対談集『臨床のフリコラージュ——心の支援の現在地』青土社 @pentaxxx

これまで文科省は不登校対策と称して、教育センターや適応指導教室の設置、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーの導入など、膨大な費用をかけて社会資源を整備してきた。それらが無意味だったとは思わない。しかし現実に、不登校人口を減少に転じさせた政策は皆無だった。

2013-01-26 18:03:06
東畑開人×斎藤環 対談集『臨床のフリコラージュ——心の支援の現在地』青土社 @pentaxxx

教科の学習と社会性の学習の場が、学校空間に一元化されていることの問題。昨今の体罰問題が、子どもがスポーツに関わる際の選択肢の貧困にあることが指摘されているが、不登校も基本的に同根。社会性を学ぶ場所がいつでもどこでも複数あれば、勉強なんてホームスクールで十分

2013-01-26 18:03:31
東畑開人×斎藤環 対談集『臨床のフリコラージュ——心の支援の現在地』青土社 @pentaxxx

不登校人口を激減させることに成功した政策が一つだけある(尾木直樹氏の示唆)。それが「学校週5日制」。2001年度に13万8722人のピークを迎えた不登校人口は、週5日制が導入された2002年度には13万1211人まで激減した。7511人の減少で、これほどの下げ幅は空前絶後。

2013-01-26 18:04:11
東畑開人×斎藤環 対談集『臨床のフリコラージュ——心の支援の現在地』青土社 @pentaxxx

他の要因が考えられないこと、休日が1日増えることが不登校になるかならないかの境界線上にいる子どもにとっていかに大きな意味を持つかを考えるなら、週5日制の導入の意義はきわめて大きかった。ぼくがゆとり教育を単純に批判する気になれないのはこれがあるから。

2013-01-26 18:04:30
東畑開人×斎藤環 対談集『臨床のフリコラージュ——心の支援の現在地』青土社 @pentaxxx

不登校人口の増加はニート・ひきこもり人口の増加につながりやすい(約1~2割が長期化=ひきこもり化するとされる)。性急な導入を急ぐよりは、せめて、”たかが不登校”が、このコミュ力偏重社会において、非現実的なまでのハンデにならないような教育インフラを考えて貰えまいか

2013-01-26 18:05:00