銀ナノ粒子と銀イオンの毒性についていてのメモ

銀イオン水が話題になったので毒性を調べました。除染と称してナノ純銀(銀ナノ粒子)を環境に散布する人たちがいます。除染効果が無いばかりか環境汚染を引き起こす可能性も懸念されます。
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In vitroでの銀ナノ粒子と銀イオンの毒性に関する資料。意外に高い毒性があります。

KokyuHatuden @breathingpower

銀ナノ粒子(コロイド)と銀イオンの毒性に関する資料です。 / “JSOH2008_miura_abstract.pdf” http://t.co/wctvO6l3

2013-01-28 11:13:04
🐱野尻美保子(1) @Mihoko_Nojiri

結局毒なの?RT @breathingpower: 銀ナノ粒子(コロイド)と銀イオンの毒性に関する資料です。 / “JSOH2008_miura_abstract.pdf” http://t.co/zq8gCBoy 

2013-01-28 14:04:24
KokyuHatuden @breathingpower

@Mihoko_Nojiri シグマ・アルドリッチが毒性に触れています。 http://t.co/GQ3uSw8r

2013-01-28 14:08:09
リンク Sigma-Aldrich 銀ナノ粒子 アルドリッチで販売している銀ナノ粒子分散水溶液についてご紹介します。銀ナノ粒子はその独特の性質から生物医学、材料、光学、抗菌用途など、数多くの技術のみならずナノ毒性研究にも最適な材料です。
KokyuHatuden @breathingpower

@Mihoko_Nojiri こちらの資料では粒子径が100nmと大きく、摂取量も少ないので急性の毒性は無いと思います。 http://t.co/Lbxunx6J

2013-01-28 14:37:02
KokyuHatuden @breathingpower

銀ナノ粒子の毒性を研究しているグループです。毒性評価自体極めて困難ですが、製品が普及しているので対応を急ぐ必要があります。 / “研究内容紹介 - 水資源研究グループ Water Resource Research Group” http://t.co/oPki7KGq

2013-01-28 15:00:48
リンク t.co 研究内容紹介 - 水資源研究グループ Water Resource Research Group 東洋大学・琉球大学・富山県立大学に所属する,水・環境・生物科学に関連する研究者を中心とした,水資源および水環境の保全研究に関する研究サイト
KokyuHatuden @breathingpower

銀イオン5~10ppm。三浦伸彦氏の報告にあるIC50 15 µg Ag/mlと比べて決して小さい数字ではありません。利用法の「アウトドア時に、生活水の殺菌に」が気になります。そのまま飲むのは止めた方が良いでしょう。 / “銀イオン水…” http://t.co/BYjth9h7

2013-01-28 15:25:24
リンク t.co 銀イオン水 生成器 KS-300 銀イオン&ナノシルバーの抗菌セレクトショップ プロが推薦する抗菌グッズが盛り沢山!銀イオン&ナノシルバーの抗菌セレクトショップです【ポイント還元】
KokyuHatuden @breathingpower

銀が無害だから銀イオンも無害というのは乱暴です。銀がイオン化しにくいので金属銀の毒性が低いというべきです。 / “銀イオンは人体に無害なのか” http://t.co/eaude1ip

2013-01-28 15:49:01
リンク t.co 銀イオンは人体に無害なのか 銀イオンが人体に与える影響についてなど。
KokyuHatuden @breathingpower

銀が食器に使われ、銀箔が食品添加物になっていることから銀イオンまで無害だと思っている人たちがいます。銀が毒を無害化するという都市伝説まであります。銀はイオン化しにくいから安全なんですが...。

2013-01-28 16:32:00
KokyuHatuden @breathingpower

毒物及び劇物指定令の第二条二十四で無機銀塩は劇物指定されています。「無機銀塩類。ただし、塩化銀及び雷酸銀を除く。」 / “毒物及び劇物指定令” http://t.co/c4zXTZxX

2013-01-28 17:16:42

毒物劇物の判定基準

劇物としての無機銀塩量は三浦伸彦氏の報告よりも桁違いに多くなります。その理由を考えてみました。

KokyuHatuden @breathingpower

無機銀塩は劇物だが、経口摂取した場合は胃で難溶性の塩化銀になるため、重篤にはならないということかな。銀ナノ粒子の場合、ある程度は塩化銀にならず腸に達して吸収されるだろうと思います。 / “塩化銀(I) - Wikipedia” http://t.co/7g4k3zW1

2013-01-28 17:39:30
KokyuHatuden @breathingpower

高濃度の銀イオン水を少量飲んでも胃に到達すれば急性毒性は無さそう。むしろ長時間のうがいの方が、粘膜から吸収される可能性があるので危険かもしれない。もっとも銀沈着症という慢性症があるので、銀イオン水の飲用は止めた方が良いですね。

2013-01-28 17:48:38
KokyuHatuden @breathingpower

銀ナノ粒子の場合は腸に達したときの毒性が良く解っていない。粒子径が小さいほどイオン化しやすいので、粒子径の大きな銀ナノで安全だとしても、粒子径の小さな銀ナノ粒子が安全とは限らない。分散剤などの効果も不明。飲用しないに越したことはないですね。

2013-01-28 17:54:06
Hiroyuki Saito @saitoh0619

@breathingpower ナノ粒子のように粒径が小さくなったときにも毒性が変化しないものと,毒性が強い方に働くものがあるように思います。大きい粒子で安全だから小さい粒子でも安全,と短絡的には考えない方が良いです。むしろ危険と考えて対応した方が無難でしょう。

2013-01-28 18:28:31
KokyuHatuden @breathingpower

@saitoh0619 銀ナノ粒子の場合は粒子径が小さいほどイオン化しやすく、毒性が高くなると思われます。コロイダルシルバーは100nmと比較的大きいのですが、10nm以下の製品まで出てきて、安全性に懸念があります。

2013-01-28 18:34:53
リンク 朝日新聞デジタル 金属アレルギー、ナノ粒子で発症か 阪大グループ確認:朝日新聞デジタル ネックレスやピアス、歯の詰め物などで起きる金属アレルギーは、イオンよりサイズの大きいナノ粒子が引き起こすとみられることを、大阪大学のグループがマウスの実験で確かめた。英科学誌ネイチャーナノテクノロジ…

強い毒性を持つ銀イオンと比べ、毒性は低いとされるナノ銀粒子ですが、金属アレルギーとの関連が指摘されました。

朝日新聞デジタル 2016年6月1日の記事。転載します。

金属アレルギー、ナノ粒子で発症か 阪大グループ確認

 ネックレスやピアス、歯の詰め物などで起きる金属アレルギーは、イオンよりサイズの大きいナノ粒子が引き起こすとみられることを、大阪大学のグループがマウスの実験で確かめた。英科学誌ネイチャーナノテクノロジー電子版に31日発表した。

 金属アレルギーはニッケル、銀などで起きることが知られている。金属を身につけた際、汗などで溶け出したイオンが皮膚を通して取り込まれると考えられているが、マウス実験で金属イオンを注射してもアレルギーは起きず、仕組みの解明が課題だった。

 研究グループでは、金属イオン同士が結びついて数ナノ~100ナノメートル程度の粒子として存在するとの報告があることに着目。人工的に作製した銀のナノ粒子(10ナノ~100ナノメートル)と銀イオン(1ナノメートル以下)をそれぞれマウスに注射して調べたところ、ナノ粒子を注射したマウスだけで耳の腫れがひどくなるアレルギー反応が起きた。

 大阪大学薬学部の堤康央教授(毒性学)は「動物実験モデルが出来たことで、アレルギー発生の仕組みをより解明でき、新たな予防法や治療法の研究開発につながると思う」と話す。(熊井洋美)

KokyuHatuden @breathingpower

ナノ銀の安全性が確認されるまでは、人体に用いたり、除染に使うのは控えるべきでしょう。 asahi.com/articles/ASJ5Z… #ナノ純銀除染

2016-06-06 18:34:23