USの大学では研究と教育は分業されている?
うちはリベラルアーツカレッジではないけれども、スプーンフィーディングだ。「メールの冒頭には相手の名前を書きましょう」とか、「プレゼンするときは外套は脱ぎましょう」とか、正直、うんざりだ。
2013-02-03 11:57:06@YukiAsaba 教員が指導するから、しんどいかと。学生間で、先輩から後輩に指導させれば良いかと。あと、ご指摘のエピソードは、京大、東大でも、良くあります。日本の大学は学力だけで、事実上の階級スクリーニングはないので、逆にどこかで差を埋めないといけないわけです
2013-02-03 12:23:53リベラルアーツカレッジの、よくいえば細かく行き届いた丁寧な教育、悪くいえば、スプーンフィーディング状態の丁寧すぎる状況のため、大学院にすんなり移行できるケースばかりではなく苦労する学生もいるとは聞く。とはいえがっつり基礎を鍛えられている分院にはいって伸びる場合は多いのだろうけど。
2013-02-03 11:53:04私の所属プログラムも、わりと丁寧に教員総出でアドバイジングやってたり、宿題もかなり書かせるものをやらせていて、正直いえばこのアメリカ的にリーズナブル学費の州立にしてはかなりお得だと思う。ただ最近学生数が増加しており、今までのやり方では間に合わなくなってきているのも確か。
2013-02-03 12:03:21研究をしている人としていない人の差は、最先端の知識を知っているかどうかよりも、どのように知識が生み出されるかを知っているかどうかの違いで、問題は、授業でそれを生かせるかどうか、なのではないかと思う。
2013-02-03 11:36:42留学中私がTAをやった授業の一つは、コアカリキュラムの科目だったのだが、おそろしく独創的な授業デザインで、科学史の最近の研究がとりいれられていた。日本に入ってコアカリキュラムの意味が変わったのか、あの大学が特殊だったのか。
2013-02-03 11:46:06しかし以前は、大学での教育を話題にしようとすると「研究ができなくて、教育ができるはずがない」という主張が出てきて、なぜかそこで話が終わったりしていたのだが、それよりは今はだいぶましになったかもしれない。
2013-02-03 11:56:11だからこそ、研究者にとって望ましいのは、大学で授業ができる研究者を育成することだと思うのだが、それをせずに「研究者でなければ、大学の授業はできない」で押し通そうとしたら、どこかで破綻して、大学も研究者も信用を失うことになるのではないかな。
2013-02-03 12:09:09ほとんどの「研究者」にとって「研究と教育が分離されたとき」に起きることは「研究に専念できるようになる」ことよりも「アカデミックポストに就けなくなる」ことである可能性のほうが圧倒的に大きいでしょう。
2013-02-03 12:03:48@ynabe39 そうなると、私のように、臨床心理学、大衆文化論、社会学、情報処理入門などの60以上の多種多様な科目を教えるという経験を持つ人間も、恐らく今後は出て来ないことでしょう。
2013-02-03 12:12:31@Hiroshi_Miyauch 俺なんか「生命と倫理」とか「動物と人間の関係」とか「科学の方法」とか「情報処理演習」とかやっているぞ。最後のはやるのがふつうかw。
2013-02-03 12:14:24@ynabe39 この「業界」に長くいると、担当科目数(コマ数ではなく)は増えていきますよね。ぼくは現在「人間関係論」を担当していますが、渡邊先生には「動物と人間の関係」よりもさらに上を行って「動物関係論」を講じていただきたい!
2013-02-03 12:20:06@Hiroshi_Miyauch イライラすると舐める,イライラすると他の牛に要求して舐めさせる,イライラしている若牛を上位の牛が舐めてなだめる,舐めてもらうとリラックスして座り込む,などのことが繰り返し観察されます。
2013-02-03 12:23:57@ynabe39 それは無茶苦茶面白いじゃないですか! 舐めるように要求された側の牛のストレスはどうなっているのですか? 舐める連鎖が広まっていくとか。
2013-02-03 12:27:24「研究をしていない|をやめた|のできない教員には大学での教育はできない」というのは、研究大学であることが前提の問題設定だよね。
2013-02-03 12:11:18能力というより、気持ちの問題として、きちんと最先端のデータと議論をフォローしていないと、どんな基礎的な内容であってもイマイチ自信を持って学生たちに話せない、というのはあるな。
2013-02-03 12:13:11@han_org それが自分の専門だったらまだできるんですけど、私みたいに時折、アウストラロピテクスとか教えなくちゃいけない状況だとそれもどうひっくり返っても無理だったり。毎回教えるたびに付け焼き刃の知識で乗り切らざるを得ず辛いけれど仕方ないですね。。
2013-02-03 12:17:27自分がやっている研究に興味を示してくれる学生がいない、とか、いたとしても最低限の理解(だと自分が考えていること)にさえ到達してくれない、というのは、研究者としての素朴な自尊心を傷つけられる経験なんだよね。
2013-02-03 12:21:14そこで、わかりやすく教えることの重要性に目覚めるぐらいならいいのだけど、この研究ってやっても意味がないんじゃないかと思うようになったりして。
2013-02-03 12:22:27