暴力は振るわないほうがいいが、「罰」はあってよい。教師が教室を「統治」するための強制力はこれを認めるべき。

加藤AZUKI@ぶつ森最優先の人生(azukiglg)さんの体罰と教育についての一連のツイートをまとめました。 反論や同意されておられる方のツイートについては収録していません。 色々と考えさせられる内容です。 なおタイトルは氏のツイート『よし、整理しよう。暴力は振るわないほうがいいが、「罰」はあってよい。「生徒に恐怖心を与える存在」は必要。生徒が「踏みとどまり、警戒心を持つ対象」はあったほうがいい。教師が教室を「統治」するための強制力はこれを認めるべき。子供が社会に出てからいきなり混乱しないように。』から。
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加藤AZUKI @azukiglg

ですから、「罰」にしましょう。体罰でなく「罰」。罰の行使は「学内法」に基づくようにさせましょう。学内法は生徒会と職員会の二院制で制定/改正しましょう。 QT @donkuma999: @azukiglg 私の認識では、まず体罰は教育スキルでもなんでもないです。構造的にはDVと同じ

2013-02-03 18:50:54
加藤AZUKI @azukiglg

僕は商売が「恐怖屋さん(怪談屋さん)」だから余計にそう思うんだけど、「恐怖心を抱かない人」っていうのは、うっかり早死にしちゃうんだよね。してはいけないこと、行っては行けないとこに無分別に関わってしまい、その判断ミスの結果として死ぬ。

2013-02-03 18:52:20
加藤AZUKI @azukiglg

経験に鑑みて警戒する、或いは「その後起こり得ることを、自分に対する危機として事前に連想できる」ような人は、なかなか死なない。「自分にはそんなこと起きない」「自分は特別」「まさか」「自分は正しいから大丈夫」「何が起きるかわからないならまず試してみてから」って人から順に死ぬ。

2013-02-03 18:53:34
加藤AZUKI @azukiglg

ですから、体罰ではなくて「罰」にしましょう QT @donkuma999: @azukiglg それと、アズキさんもご指摘のように、教育現場では、大多数の教師は体罰など使いません。みな自分の責任において、指導の努力工夫をしているのが普通です。体罰教師だけが罰を下しているわけでも、

2013-02-03 18:54:21
加藤AZUKI @azukiglg

んで、「未成年、若年層向けの怪談」っていうのは、社会規範や大人の教訓に従わなかったときに何が起こるか?っていうことを暗示/例示する教訓譚の形を採ってるものが多い。つまり「言いつけを守らないと酷い目に遭う」という、罰とその罰によって被る恐怖というのが仄めかされている。

2013-02-03 18:56:04
加藤AZUKI @azukiglg

子供はそれを「怖い」と理解すれば「そうはすまい」と行動するし、「大したことない」となめてかかると、大人が心配した通りの死に方をする。なので、「それは自分に起きるかもしれない、自分も同じように死んでしまうかもしれない。だからそうすまい」という連想力と警戒心を培うのが児童怪談の効能。

2013-02-03 18:57:29
加藤AZUKI @azukiglg

まあ「言えば判る」の類はこれに近いかも。というか、「強く脅かすことで、恐怖心を感じることで渋々分かる」までを「言って判る」に含めていいならw、「言えば通じる」もちゃんと【恫喝と威圧】を使いこなしてる。

2013-02-03 18:58:50
加藤AZUKI @azukiglg

ただ、「警戒すべき内容」について経験がない、或いは「想像が出来ない」ようなことについて、或いは「想像することを止めてしまい、思考停止した場合」などは、恐怖心を感じないので、「致命的な判断や行動」を取ってしまう。結果的に死ぬ。

2013-02-03 18:59:52
加藤AZUKI @azukiglg

結局のところ、なんで現代ッ子は「大人の言う話を信じない、なめてかかる」のか。科学が発達してるからオバケを信じないんじゃなくて、「大人の話に警戒心を持つ必要などない」と無警戒になってるのと、「守られるのが当然」になってるからこそ、「自衛のための恐怖心」を発揮する必然が薄れてるのでわ

2013-02-03 19:02:22
加藤AZUKI @azukiglg

誰かが守ってくれるって分かってたら、自分で自分を守る必然なんかない。「危ない」って言ってもらえるわけで、また何かあっても「相手が悪い」「自分が注意する必要などない」「なぜなら自分は守られて当然の子供だから」これじゃあ、恐怖心(警戒心に繋がる)が育つわけがない(´・ω・`)

2013-02-03 19:03:37
加藤AZUKI @azukiglg

実際のところ、子供に限らず「過保護な社会」にはなってると思う。自分の身を守ることにそれほど労力を割かなくても、大人や社会や制度が守ってくれるように出来ている。セーフティネットもある。だから、自分を守ることについて、さほど頑張らなくてもいい。「個性」が重視されるから、我が儘も通る。

2013-02-03 19:04:43
加藤AZUKI @azukiglg

子供に自由にさせ、権利を守ってやり、未熟な人間が好き勝手振る舞っても見逃してやり、危険行為をしてもうっかり死なないように見守ってやり――それらは全て保護する側の善意と配慮から始まってると思うんだけど、そのシステムに馴染めば馴染むほど「自分で自分を守る」ことから遠ざかってしまう。

2013-02-03 19:07:01
加藤AZUKI @azukiglg

結果、「自分だけで判断しなければならない危機」に際したとき、咄嗟に行動が取れなくなる。正常化バイアスとかもその一例かなーと思う。大人が見守ってないところで、子供が「やらかして」しまわないようにするためには、子供自身が自分で自分を守る意識を持つ必要がある。

2013-02-03 19:08:02
加藤AZUKI @azukiglg

ところが、その「自衛意識」っていうのは、恐怖心と警戒心を培わないと育たない。ここで、「子供に恐怖心を与えるべきか否か」「警戒心を育てるようにすべきか否か」って話に戻ってくるわけで、僕は「大人が見てないとこで子供が勝手に死なないようにするために、子供は脅かすべきだ」と思っています

2013-02-03 19:08:56
加藤AZUKI @azukiglg

ただまー、そういう教育や配慮や指導は、もはや学校ではできないんだよね。教師が責を問われるから。そして親も虐待を疑われるからできない。そうして過保護に守られることになれすぎて、自分を守ることに鈍感になり恐怖心や警戒心がゆるゆるの子供が増えてしまうのでは、と思うと不安ではある。

2013-02-03 19:10:15
加藤AZUKI @azukiglg

その意味で僕が体罰はともかく「罰」、そして「おっかない先生」の存在を肯定しているのは、「本当にやばい社会の恐怖」を事前に学校という枠組みの中で演習するために、「おっかない大人」というのを経験する必要がある、ということかもしんない。という気がしてきた。

2013-02-03 19:12:52
加藤AZUKI @azukiglg

体罰不要論者が「言って聞かない奴は自己責任」と切り捨てられるのは、恐怖心を用いずに警戒心を自力で発生させられない者は、社会不適合者だからとっとと切り捨てられて氏ねって行ってるのと同じなんだよね。僕は多分そこに不安と懸念と薄気味悪さは感じてる。

2013-02-03 19:14:21
加藤AZUKI @azukiglg

「国民に手厚く」という長きに亘る自民党政権の、「善意と配慮」の功罪でいうところの罪の部分かもしれない。安心で安全な社会に対する信頼と依存心が高まりすぎてしまった。出来が良すぎたが故に、それを当たり前だと思って自助努力などしないのが正しい、になってしまいすぎてはいないか。

2013-02-03 19:16:22
加藤AZUKI @azukiglg

死体とか、怪我人とか、犯人の腕に掛けられた手錠とか、そういうものが「プライバシー保護」の元、世に出なくなり、身内の葬式で死体や死の瞬間を間近に見る機会も減り、それでも毎日一定数の誰かが何処かで死んでいても、「それが自分にも及ぶ」と想像ができない人ばかりの幸せな社会(´・ω・`)

2013-02-03 19:38:26
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