芦田宏直の夏期哲学特別講義のtsudaりまとめ

芦田宏直せんせいの夏期哲学特別講義(2010年8月29日) 復習のために講義内容をまとめました。ご興味のある方のお役に立てれば幸いです。
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だいひこ @daihiko

形而上学は「哲学の哲学」 #ashida0829

2010-08-29 14:44:08
だいひこ @daihiko

第1哲学 (prote philosophia) の意味が、metapysicsという言葉の中で薄まってしまう。 #ashida0829

2010-08-29 14:46:07
だいひこ @daihiko

ギリシア語のメタはラテン語ではポストとなり、それがトランスの意味に変質していく。 #ashida0829

2010-08-29 14:47:57
Yasunaga Wakabayashi @ywakabayashi

#ashida0829 ギリシャ語では「後」がメタ。形而上学とは「自然学の後」という意味しかない。アリストテレス以降、哲学とはすべての諸学を指していて、その中での哲学の哲学を編纂上形而上学と言うように。中世になると神学と同一視。

2010-08-29 14:49:01
少年チコ @masahirok_jp

RT @knyo: 自然学の後に置かれた「プローテー・フィロソフィア」=形而上学 #ashida0829

2010-08-29 14:50:03
だいひこ @daihiko

形而上学自身は他の諸学科と並んだ一学科としての地位におさまることになる (ハイデガーの嘆き) #ashida0829

2010-08-29 14:51:24
Yasunaga Wakabayashi @ywakabayashi

#ashida0829 ハイデガーは堕落を指摘。ギリシャ時代から間違ってる。(65/29 67/29 66/29 60/29)ウーシアの普遍性が見えなくなり、形而上学は他の諸学科と並ぶ一学科に後退してしまった。

2010-08-29 14:52:13
Yasunaga Wakabayashi @ywakabayashi

#ashida0829 形而上学の歴史ざっと。プラトンのイデア。幾何学がモデル。アリストテレスのウーシア。「可能ならしめるもの」としての「エネルゲイア」(現実態)。有機体がモデル。ダイナミック。デュミナス(可能態)とエネルゲイア(現実態)。

2010-08-29 14:55:50
だいひこ @daihiko

プラトンが言ったイデアというのはウーシア。 #ashida0829

2010-08-29 14:53:31
だいひこ @daihiko

デカルトのキーワードは「確実性」。他人はあてにならない、ものが見えるのも「だまされてるのかもしれない」でも、そう思う自分はいる。自分に定位してものを見ていく。 #ashida0829

2010-08-29 14:58:09
Yasunaga Wakabayashi @ywakabayashi

#ashida0829 アリストテレスのデュミナス(可能態)とエネルゲイア(現実態)が、中世にポンティアとアクトゥスに。デカルトの大事なのは自然と人間を分けない。「確実性」がみれば全部同じ。サイバネティクスは自然と人間を分けないのもそれで機能主義。

2010-08-29 14:58:46
だいひこ @daihiko

機能主義では、自然と人間の違いがない。 #ashida0829

2010-08-29 14:58:48
フランキー🌈 @LLikappy

デカルトの「確実性」。実体は主観。考えている自分はそこに存在している。 #ashida0829

2010-08-29 15:01:13
Yasunaga Wakabayashi @ywakabayashi

#ashida0829 デカルトは実体を「確実性」としての主観とした。それは主観的じゃないかという批判に対し、ヘーゲルは実体の自己展開と主張した。ヘーゲルをアリストテレスからの実体を主体としてとらえるべき(精神現象学)。壮大な構想。ヘーゲル大好き(笑)

2010-08-29 15:02:40
ウジ トモコ ( TOMOKO UJI ) @UJITOMO

形而上学の流れから。つまり『主観』が大事になってくる。主観を持って『見ている」。だまされているものを『見せられて』いるかもしれない。けれど、だまされているかもしれないと思っている「主観』がある。実態が自分を自己展開している。中学生には難しい? #ashida0829

2010-08-29 15:02:43
雲外蒼天 @Ungaisouten_23

人間の中に魚に似ている人がいる。この存在を理解することころから、魚の理解が始まる。ヘーゲルの考え。 #ashida0829

2010-08-29 15:04:15
坪井 遥 Haruka Tsuboi @YashinNoMeisou

今話されてる三木成夫の「胎児は生命の全プロセスを体験している」という話は『胎児の世界』に収録されています。いい本ですよ #ashida0829

2010-08-29 15:04:37
s t @show_jp

#ashida0829 世界-史という言葉は何か。「世界」というのは空間概念。「史」は時間概念。これは全然別。空間軸で見れば、ヨーロッパ、アフリカ、アジアは同時に存在している。しかし、その文明には差が生じる。これは時間概念の差。

2010-08-29 15:06:50
Yasunaga Wakabayashi @ywakabayashi

#ashida0829 世界史とは世界-史という対立したもので、ヘーゲルは自由の概念の展開として見て、ヨーロッパが最も進んだものと言った。人間が考える(主観)とは、実体の自己展開なんだということ。実体が主観として存在する。魅力的でしょ。

2010-08-29 15:07:22
だいひこ @daihiko

実態を主観として考える (ヘーゲル)。実態は常に自己展開する。だから、上野動物園でサルを飼っているひとはサルなのだ! #ashida0829

2010-08-29 15:07:50
辻井 勝 Katsu Tsujii @aoinatsunosora

「サルについて考えることは、自分をサルとして自己展開する」ということ(ヘーゲル)。 上野動物園でサルを飼っている人は「サル」だ。 #ashida0829

2010-08-29 15:07:59
だいひこ @daihiko

「サルは大事」と思っているってことは、サルが自己展開するってこと。サルが実在することと切り離せない。 #ashida0829

2010-08-29 15:08:53
Yasunaga Wakabayashi @ywakabayashi

#ashida0829 サカナくんはサカナに似ている(笑)。主観的にサカナになるのではない。サカナとともにあることで、自己展開として同じになっていく。ヘーゲルは実体と主観とを統合。でも成功しえていない…

2010-08-29 15:09:39
雲外蒼天 @Ungaisouten_23

デカルト:「実体」→「主観」。実体を考えている自分が存在することから始めようとしたので、実体は見ていない。ヘーゲル:→の左にある「実体」に遡って考えようとしたので、すごい。 #ashida0829

2010-08-29 15:11:09
Yasunaga Wakabayashi @ywakabayashi

#ashida0829 ライプニッツは哲学の中で実に異常。主要著作は短いからすぐ読める。モナドには窓がない。全然外に通じていない。一人の人間は世界のすべてを何らかの形で反映している。全体にして一だ。窓がある必要がない。

2010-08-29 15:11:22
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