@_root3point7_ 連続ツイート第6回「学校で学ぶ、教科の本質」

ルート・ナニガシの裏＠ツイ禁 @_rootnngsh_

茂木健一郎（@kenichiromogi）さんの連続ツイート第８６６回「英語に細かい文句言ってくるやつは、気にしなくてもいい」 http://t.co/P0N8ZYJ3

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ちょっとここで、僕自身がこの前考えていた、学校で学ぶ教科の本質について、書いてみようと思います。

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01. 学校で学ぶ、国語、数学、理科、社会、そして英語。これらの本質や役割というのは、結局どういうものなのか。 これは学校教育を考えていく上でも重要なテーマだと思います。

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02. そこで、僕はこんな図を考えてみました。 http://t.co/5KYOijF6

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03. この図を端的に説明すると、家の1階は国語と数学、2階は理科と社会です。そして、英語というのは、車です。

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04. まず、最低限必要なものとして、国語と数学があります。これらの知識がなければ、理科や社会は成り立ちません。国語と数学の上に、理科や社会が成り立っているのです。

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05. ただ、社会にとってより目に見える形で活かされているのは、理科や社会の方です。だから、周りからよく見える、家の上層部に位置しているとも言えます。

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06. そして、この家には成分として含まれていなくて、家の外で車のような役割を果すのが、英語なのだと思います。

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07. そもそも英語という教科は特殊です。我々はなぜ英語を学ぶのか、それは、英語が世界の中心言語だからにすぎません。もしフランス語が中心言語だったら、我々はフランス語を勉強しているでしょう。

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08. すなわち、英語というのは、現代のグローバル社会を生きていくのに必要だからやるのです。国語と数学、理科や社会とは違って、正解を追い求める教科ではないのです。世界で生活したり、おしゃべりをしたり、意見を述べたりするために身につけるものなのです。

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09. 英語が喋れなければ、このグローバル社会の中で自由に世界に意見を発信することができません。車がなければ自由に遠出できないのと同じです。 でも、喋れさえすれば、意見を伝えられさえすれば、英語の役割はそれで終わりです。そのために英語を勉強するのですから。

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10. 普通の人が、車の運転技能をわざわざ競ったりしないのと同じで、英語もその文法の正確さや細かい表現云々について議論したり競ったりする必要はないのです。何度も言いますが、英語の目的は世界に意見を発信することです。だから、英語教育で根本的に大事なのは、コミュニケーション能力です。

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11. 茂木さんが指摘しているように、日本の英語教育自体が、「伝える内容ではなく、細かいところに文句をつけてくる愚か者」みたいな存在になっています。これは、コミュニケーション能力を育てることに思い切り反しています。伝える内容を聞きさえしないのです。

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12. 国語、数学、理科、社会に比べて、英語はきわめて特殊な教科です。その目的がコミュニケーション能力の育成ならば、ペーパーテストは一切不要なはずです。

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13. もちろん最低限のルール＝文法の習得が必要でしょうが、お箸の使い方をテストではなくしつけで習得するように、文法も実践の中で習得できるはずです。

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14. 学校での教育が受験にてその役割を終えてしまわないように、英語に限らず、各教科の目的を再確認し、それにふさわしい教育方法を再考していくべきだと思います。このグローバル社会の中で、我々は生きていくのですから。

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以上、連続ツイートいたしました。 「学校で学ぶ、教科の本質」