映画テルマエ・ロマエの原作100万円に端を発した『クリエイターと資本とマネタイズ』の話
前日にこんな話をしていまして・・・

テルマエロマエの件、気が付いたら決まってて、その後じゃどこに相談していいか分からないというアレかと…でも今からでも交渉次第だし、泣き寝入りは後進の為にもすべきでないと思う RT @moltoke_Rumia1p: ちゃんと弁護士介した契約をやればもっと喰えただろうに
2013-02-24 20:35:49
そもそも、契約書に映画化権が出版社にゆだねると成っていても、金額(映画化の場合100万円)書いてないなら、金額自体は交渉次第。 RT @moltoke_Rumia1p: @FumiHawk 変な前例を作られて慣例にされても困りますしね;;
2013-02-24 21:03:06
ちゃんと交渉してくれると良いのですが。泣き寝入りされたら後々に悪影響も RT @FumiHawk: そもそも、契約書に映画化権が出版社にゆだねると成っていても、金額(映画化の場合100万円)書いてないなら、金額自体は交渉次第。
2013-02-24 21:06:27
先達が一つ一つ「クリエーター側に不利な慣習」を打破していかないと(T^T) RT @moltoke_Rumia1p: ちゃんと交渉してくれると良いのですが。泣き寝入りされたら後々に悪影響も RT そもそも、契約書に映画化権が出版社にゆだねると成っていても、金額(映画化の場合100
2013-02-24 21:07:42
(つ∀ ̄) 不平等条約撤廃と似たような苦難の道にRT @FumiHawk: 先達が一つ一つ「クリエーター側に不利な慣習」を打破していかないと(T^T)
2013-02-24 21:09:07
@CLONE_P0806 @FumiHawk @moltoke_Rumia1p ヤマザキマリ氏はちょっと畑違いだからこういうことを言えたのかも。そもそも神の契約書がなくて口約束しかないとか当たり前の業界で、本当一度裁判やったら大変なことになると思うよ。あの業界。
2013-02-24 21:19:04
やってみるべき RT @emesh: @CLONE_P0806 @moltoke_Rumia1p ヤマザキマリ氏はちょっと畑違いだからこういうことを言えたのかも。そもそも神の契約書がなくて口約束しかないとか当たり前の業界で、本当一度裁判やったら大変なことになると思うよ。あの業界。
2013-02-24 21:28:23酒の勢いでニコ生でもこのテーマを

さて、クールジャパン推進しているにもかかわらずテルマエロマエの件とかあるので、その辺についてニコ生で話してみようかなぁ。#大人の社会科
2013-02-24 23:32:25
クールジャパンとか言う以前に、昔から日本は海外では“クール”って思われてますのでねぇ。 RT @kissaka: @FumiHawk クールジャパンを結果物で押すからそうなる。構造理解していないと、もっと現場を追いつめるお。
2013-02-24 23:36:31
ニコ生放送開始。【#大人の社会科】雑談編『クールジャパンとか映画テルマエロマエの原作料とか』 http://t.co/JQKqOgXEOZ クールジャパンとか映画テルマエロマエの原作料とかクリエイターはどう対応すべきか質問どうぞとか雑談とか…たぶんそんな感じ
2013-02-24 23:45:47ニコ生で2時間も喋ったのに積み残しが!(本編)

昨日ニコ生でちょっと暴走した割には話足りなかった「クリエイターと資本とマネタイズ」について、診察とリハビリまで待ち時間あるからちょっとツイートしてみようかなと。事の発端はテルマエ・ロマエの「映画原作100万円」なんだけど、どうも個人的にすっきりしない論が多いので。
2013-02-25 10:48:51
[1]さて、件のテルマエ・ロマエの「映画原作100万円」問題、金額の多寡の話としてみるか、仕組みの話としてみるかで結構考え方が変わってくる。金額の多寡だと「57億の売上がある作品の原作として安すぎ」「そもそも映画原作100万が安すぎ」という話。前者は結果比、後者は仕入れ値。
2013-02-25 10:54:24
[2]57億も稼いだんだから…という論は稼げなかった場合はどうなるのかという話がない。原作使用許諾契約を定額で結ぶ場合もあるので、その点からもやはり結果論でしかない。ただし、既にヒットしている漫画=映画の勝率が上がる可能性なので、保険的意味も考えると100万は安すぎかと。
2013-02-25 10:55:12
[3]そもそも映画原作100万が安すぎと言う点に関しては全面的にその通りかと。これは原作だけじゃなくオリジナルのシナリオもや脚本等も含めてコンテンツに携わる経営者やビジネスマンに「アイデアが低く観られている」結果とも言える。料理店で言えば「食材に金掛けなさすぎ」…海原先生怒るよw
2013-02-25 11:00:14
[4]アイデアやセンスは直接的に目に見えるコストが極めて少ない。言い替えればアイデアやセンスはビジネスにおける“見える数字”が限りなくゼロに近い。日当×執筆期間というビジネス的に理解できる算出方法に落とし込んで計算する。だから「100万も払えばいいだろう」という発想になる。
2013-02-25 11:01:16
[5]そうやって考えると、シナリオ一本書くのに3ヶ月かかったとして、日当1万×90日+諸経費10万…きっちり数字あってるわw 漫画を原作にした場合も「原作=シナリオ1本」と考えれば“ビジネス的には”100万円は極端におかしな数字ではないという事になる、あくまで“労働”と考えれば。
2013-02-25 11:02:15
[6]車に置き換えた場合、この計算だと材料費と生産の人件費と電気代だけを合算した事になる。相手の利益も、開発費も、宣伝費も、間接的にかかる経費も全く考慮されていない素のままの数字。もし企業が車屋に「材料費と生産の人件費と電気代だけで車を売れ」と言ったら、車屋怒り出す事間違いなし。
2013-02-25 11:03:22
[7]つまりTV局や映画会社等は「コンテンツは賃労働の成果」とみている事がわかる。作品としての価値ではなく、原価ゼロの労働成果物=賃仕事としてクリエイターの仕事を捉えている訳で、ある意味究極の原価厨。こういった企業の経営陣は、自分で作品作った事もなければ作品への愛もない。
2013-02-25 11:05:29
[8]どうしてこういう見方が出てくるかと言えば、かつてのミリオンヒットを連発した「マス(大衆)へ対する特定品の大量販売」型コンテンツビジネスには多額の資本が必要で、そこに最も重点が置かれていたから。作品が世に出るルートを大手資本が握っていたので、事実上の“買い手市場”だった。
2013-02-25 11:06:33
[9]そこへ衛星TVやケーブルTVのCh増加、通販や独自流通による販売チャンネル多様化、ネット配信や電子書籍等あまり資本を必要としないユーザーへのリーチ方法が台頭してきた為にコンテンツ流通における相対的な資本の価値が下がり、クリエイターの仕事を「作品」として評価する下地が出来た。
2013-02-25 11:08:53