第57回岸田戯曲賞選考委員 岡田利規の全ツイート

記録です。
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@okada_toshiki

去年の岸田賞は、ノーマルじゃない形式で書かれた三作の受賞、という結果になりました。そのあとの選評などで、ノーマルな戯曲形式の作品に奮起を期待、的な意見も出ました。というか、僕がそういうこと書いたうちの一人です。

2013-02-14 20:40:16
@okada_toshiki

選考会が終わって結果が出て以降、できるだけ具体的に、すべての候補作についての感想を述べようと思います。

2013-02-12 11:28:30
@okada_toshiki

岸田戯曲賞の選考会は、しあさってに近づきました。賞なんてヴァニティ。でも盛り上がるせっかくの機会。これをなんとか世の中のためにわずかにでも役立てたい。岸田戯曲賞は演劇業界のためにだけあるわけでもなければ、候補者のためにあるわけでもないと、僕は思っております。

2013-02-12 11:22:57
@okada_toshiki

岸田戯曲賞の選考委員としての仕事以外のこと、つまり「雑務」ですね、に追われており、候補作再読もあまり捗ってませんが、選考会にどう臨むか、方針はざっくり決まりました。しかし、他の選考委員の方々が何を推すのか、読めない。。。

2013-02-11 02:40:21
@okada_toshiki

ちなみに僕は今回の候補作の上演を、どれも見ておりません。

2013-02-08 16:59:55
@okada_toshiki

選考委員は候補作の上演を見るのか? という質問をよく受けます。偶然見たということは無論あるにせよ、上演やそれが収録された映像を見なければいけないわけではなくて、戯曲を読むだけで判断します。戯曲賞の選考なのだから当たり前なんだけど、でも、これはほんとうにFAQなのです。

2013-02-08 16:57:30
@okada_toshiki

ちなみに、選考委員にも作品を推奨する権利はある。しかも、選考委員が推した作品は必ず候補作になる。それは相当な強権だ。僕は今年も去年もこれを行使していない。そうしたいと思う作品があればもちろん行使するすつもりはバリバリある(で、そのときはきっとその旨は僕は公表します)。

2013-02-07 11:02:14
@okada_toshiki

それだけが仕事だったら、選考委員なんてほとんど傀儡ってことになっちゃうし。候補作のなかのどれに授賞するかを決めるのは選考委員だけど、どれを候補作とするかは別の人たち(それが誰たちなのかは知らされてない)が決めている。そしてそっちの仕事のほうがよほどこの賞の方向性をハンドルしてる。

2013-02-07 10:55:41
@okada_toshiki

選考って行為の射程も大きいほうが当然いいですよね。候補作の中のこれとこれがいいと思いまーす、というのだけが仕事なのじゃ、つまらない。

2013-02-07 10:49:19
@okada_toshiki

表現の射程ってこと考えると、劇場にいない人のことを考えてしまうし、まだ生まれていない人のことや、もう死んでしまっている人に向けて表現するということも考えざるをえなくなる。どうしても論理的にそうなってしまう。

2013-02-06 19:36:34
@okada_toshiki

芝居をやるなら目の前のお客さんを楽しませたり興奮させたりすること考慮するのは当たり前。その考慮する心を持って書かれてる戯曲を読むと、そうじゃなきゃいけないと思うと同時に、目の前のお客さんに向けてだけ書くのではつまらないんだよなあとも思う、候補作コツコツ再読の日々です。

2013-02-06 19:24:53
@okada_toshiki

宮沢さんケラさんのツイート見てると、候補作を読むことに関してはたぶん僕のほうが捗ってるけど、一日にこなしてる仕事の総量は明らかに俺のほうが少ない。。

2013-02-05 10:16:03
@okada_toshiki

でも僕も思春期趣味なものは即全否定、なわけでは別になくて例を挙げるとこれは映画だけど、高校生の純愛を描いてるジブリのアニメ『コクリコ坂から』はすごい好き。胸キュンストーリーの背後に骨太なスピリットが聳え立ってて、そこがほんとすばらしいなと思った。

2013-02-03 18:33:31
@okada_toshiki

今度の選考会で趣味、ということがふたたび問題になったとしたら、そのときは前回よりももっと踏み込まなければいけない、、、と今、思ってます。

2013-02-03 18:19:28
@okada_toshiki

かわりに、僕は藤田貴大氏の『かえりの合図、(…長いので以下略)』を推さなかったのだけど、これについては趣味の問題が関係してくる。この作品の「思春期趣味」的なものが僕のこの作品への否定的な評価に影響を与えているのは確かだから。

2013-02-03 18:16:00
@okada_toshiki

僕は、おとぎ話趣味が好きだから『前向き!タイモン』を推したわけではなくて、その作品を推した理由は、別のところにあった。あの作品におとぎ話趣味があってもなくても、僕のあの作品に対する評価は変わらない。僕にとってはおとぎ話趣味というのは、全然気にならなかった。

2013-02-03 18:10:26
@okada_toshiki

僕は前回は、矢内原美邦氏の『前向き!タイモン』を推した。でも選考委員の中には、その作品が持つ「おとぎ話趣味」的なものがどうしても受け入れられない、、、という人が複数いた。

2013-02-03 17:57:57
@okada_toshiki

去年の選考会の議論の途中で、松尾さんが、ところで今問題になってることって各自の趣味の違いってことでしかないですよね、という主旨の指摘をした。その言葉が僕には今もヴィヴィッドに残ってる。

2013-02-03 17:53:27
@okada_toshiki

@Bokutou_House ありがとうございます。さぞお手数だったと思います。産地がわかれば自分で判断する条件となりますからそれでじゅうぶんです。ていうかそもそもこれ食事会じゃなくて、選考会ですし。(ベルクソンの本の校了おつかれさまでした!)

2013-02-02 00:16:00
@okada_toshiki

そうした問題意識の有無を、戯曲賞の候補作を評価する際の尺度のひとつとして用いるかどうか? ということを決める必要がある。で、僕は、用いようと思います。再読の際は、そうした観点からも読もうかなと思います。それでなにか新しい発見が、あるかな?

2013-02-01 21:57:01
@okada_toshiki

出来事そのものを舞台上で具現化するのはキツい、いかにしてそれを間接的に示すか、、、という問題意識は、別にモダンなもの、コンテンポラリーなものというわけじゃなくて、単に「演劇的であるとは?」という、ずっと昔からあった問題意識。

2013-02-01 21:50:50
@okada_toshiki

たとえば僕の『三月の5日間』は物事が間接的に伝聞で語られることが新しいとか言われたりしたけど、演劇って大昔から、たとえば使者がやってきて「大変です、かくかくしかじかの大事件が起こりました!」と告げる、というような方法ーー間接的に出来事を示す方法ーーを、よく用いている。

2013-02-01 21:40:36
@okada_toshiki

選考会はちょうど二週間後です。全候補作、読み直さないと。。。

2013-02-01 12:42:01
@okada_toshiki

『漏れて100年』を読みました。候補作八つすべてにとりあえず一度目を通しました。

2013-02-01 12:32:59
@okada_toshiki

サリngROCK氏の『漏れて100年』を一応バッグの中に入れているのですが、読む時間を今日は取れないかも。。

2013-01-30 14:12:05
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