機関銃から始まった軍事雑談

機関銃や大砲は怖いよねという話とか、二十世紀は機関銃を潰すという思想からいろんなものにつながっているという話とか。
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アルカディアの牧童 @PYU224

@ninomae_fumi 話が逸れますが攻城砲と言ったらオスマン帝国のモンスターやブルゴーニュのモンスメグががが。

2013-03-16 02:09:56
現場猫教授 @Dr_crowfake

@PYU224 攻城砲は設置、運用共に難しいし金食い虫なんで、特別な局面でないと使えませんね。

2013-03-16 02:11:10
アルカディアの牧童 @PYU224

@ninomae_fumi オスマン帝国のモンスターも数千人掛かりで運んで使ったのがコンスタンティノープルの一戦だけですしね。おまけにほとんど貢献していませんでしたしw

2013-03-16 02:18:08
現場猫教授 @Dr_crowfake

戦車においては「敵の残存火点からの反撃を弾き」「残存火点を潰し」「反撃してくる敵戦車にも対応できる」能力が必要とされたわけだけど、それを全部満たすと重戦車になってしまうという状況がかなり長く続いた。それどころか、初期ではそれすらおぼつかなかった。

2013-03-16 02:21:48
現場猫教授 @Dr_crowfake

火点制圧と歩兵直協を主任務とする歩兵戦車に2ポンド砲を搭載し榴弾が撃てませんとかやってたのを英国面と笑うのはたやすいが、戦車の安定した台座と強固な装甲に覆われた機関銃は、それなりに制圧能力が高く逆襲を掛ける敵にはめどい相手だったと思う。

2013-03-16 02:24:44
現場猫教授 @Dr_crowfake

でも2ポンド砲はないよな……。

2013-03-16 02:25:12
現場猫教授 @Dr_crowfake

浸透戦術の弱点のひとつに「浸透したと思ってた敵陣地線は主陣地じゃなかったよ! 後方の主陣地から十字砲火を受けて死んだよ!」とかあり。

2013-03-16 02:39:39
現場猫教授 @Dr_crowfake

あと最終防御射撃に粉砕されることままあり。

2013-03-16 02:40:33
司史生@減量中 @tsukasafumio

大抵の幕末時代劇の鳥羽伏見は、甲冑姿の幕府軍が鉄砲にやられる映像なので、八重の桜では幕府陸軍歩兵隊の軍楽付き縦隊突撃に期待したいところである。

2013-03-16 01:45:02
司史生@減量中 @tsukasafumio

前にも書いたけど、二十世紀の戦争さらには政治とは、機関銃をいかに潰すかという課題そのものだったのですな。

2013-03-16 01:49:01
司史生@減量中 @tsukasafumio

歩兵を薙ぎ倒す機関銃を潰すには、ひとつレベルが上の火砲を使わなくてはならない。しかし塹壕の機関銃は偽装や隠蔽さらに移動が容易である。これを火力で潰すには、野砲弾の雨を降らして物量に訴えかけるか、あるいは軽量や直射砲を前線に持ち込んで、発見次第潰すことになる。

2013-03-16 01:54:01
司史生@減量中 @tsukasafumio

つまり戦車とは火点潰しのための装甲付の移動砲台。この本質は現代でも変わらない。相手も同様に移動砲台を持ってくるので、その対処も兼ねるようになっただけとも言える。

2013-03-16 02:02:38
お菓子っ子 @sweets_street

優秀な歩兵の浸透で潰す、戦車や飛行機で潰すなど、制度・技術のすべてを動員して戦争の様相が変わりましたね RT @tsukasafumio 前にも書いたけど、二十世紀の戦争さらには政治とは、機関銃をいかに潰すかという課題そのものだったのですな。

2013-03-16 02:00:19
真壁六郎太_2.1 @nomobilemail_1

@sweets_street @tsukasafumio 横からですみませんが、ドイツの機関銃MG38とかMG42とかで、初めて毎分700発とかの、「弾幕を張る」という発送の機関銃が生まれたとか聞いたことがあります。発射音は、ダダダ・・・じゃなくて、ビィーッ!と言う音らしい

2013-03-16 02:06:40
お菓子っ子 @sweets_street

@nomobilemail @tsukasafumio 機関中のおかげで弾幕を張る労力が著しく下がりましたね。これまでは大勢の歩兵でやっていたことを機関銃でできるように成りました

2013-03-16 02:14:55
真壁六郎太_2.1 @nomobilemail_1

@sweets_street @tsukasafumio どんどん話題をずらしてすみませんが、バルカン砲、というのはGEの商品名らしいですね。一般名称は、電動ガトリングガン、バルカン砲って反動やガスオペじゃない、西部劇に出てくるガトリングガンを電動にしただけらしいです。

2013-03-16 02:18:12
司史生@減量中 @tsukasafumio

機関銃への対処としては、機関銃陣地の火線の間隙を突いて攻撃する浸透戦術が発達したわけですが、これには歩兵が現場で柔軟に対処する必要がある。つまり命令のまま前進するのではなく、自発的に考え行動する兵士が必要であり、戦闘の単位が小隊さらには分隊へと小規模化した。

2013-03-16 02:07:23
司史生@減量中 @tsukasafumio

こうして「思考する兵士」が登場したわけだが、従来に比して知力と判断力を要求される戦士となった彼らが、その戦場の思考を銃後や戦後の社会に向けたらどうなるか。ここに戦間期ファシズムの起源のひとつを見ることができる。

2013-03-16 02:10:26
司史生@減量中 @tsukasafumio

そして戦車や浸透戦術を用いても、機関銃潰しのコストは高いものになる。必要とされる膨大な鉄と血を惜しみなく投入しなくてはならない。総力戦概念の登場であり、究極的には鉄血の動員能力こそが、政体の相違はあれど二十世紀の国家の本質となっていく。

2013-03-16 02:16:12
司史生@減量中 @tsukasafumio

この現代日本すら大震災の災害派遣を見ればわかるように、物的人的資源の投入効率と速度において、明治日本と比べれば隔絶した能力を獲得するにいたっている。これは広い意味での軍事化の帰結だろう。

2013-03-16 02:21:27
お菓子っ子 @sweets_street

@tsukasafumio 日本は浸透戦術に長けた軍隊でしたが、小隊・分隊単位の作戦行動を支える優秀な下士官が多かったおかげでしたね。下士官の資質である勤勉さや従順さや器用さは初等教育で育むもので…、と考えると、「歩兵を作るのは社会制度」って話になります

2013-03-16 02:27:07
司史生@減量中 @tsukasafumio

@sweets_street 前にも話題にしましたが、日本軍は目的が明示されていれば、指揮系統が消滅しても食料弾薬が無くても、末端の個々の兵士が「組織的に」目的達成のため戦い続けました。常識から言えば異常かつ不気味です。

2013-03-16 02:33:15
お菓子っ子 @sweets_street

@tsukasafumio 日本軍の特徴は自律性の異常な高さですよね。下士官どころか兵レベルでも独自の判断で戦闘を継続できる人間が存在していました。浸透戦術のために分隊レベルや個人レベルのミクロな判断力が高い下士官兵を養成したおかげなんでしょうね

2013-03-16 02:37:37
Хаями🍥Расэндзин @RASENJIN

@tsukasafumio 降伏への忌避感(相手にもよりそうですが)があるのか無いのかが興味深いところですね。戦陣訓は無くなりましたけど、十二分に降伏を嫌がりそう……谷甲州が「日本兵は臆病だから降伏しないのだ」と小説中の人物に言わせてましたっけ。

2013-03-16 02:39:20
とくめー @FXMC_

@sweets_street 目的・目標を達成するための、手段レベルの創意工夫において驚くべき賢明さを発揮するにも関わらず、その目的・目標の妥当性を検討する習性を持たないというあたりがダメダメさ大爆発だと思います。 >日本的組織

2013-03-16 02:40:07