「ソフトウェア工学は失敗している」のか?

「ソフトウェア工学は失敗している」というエントリを発端に起こった,ソフトウェア工学研究者な人たちのつぶやきをまとめてみました. まとめた人の周辺のツイートしか拾えていないので,随時追加修正していってください.
35
前へ 1 ・・ 4 5
Yasuharu NISHI @YasuharuNishi

だからある技術を他の技術との対立構造でdisったり、一部が使えないからといってdisったりするのは、未来をつくることを否定しているように思えてしまう。それって、技術者として寂しいんじゃないかな。技術を消費するのではなくて、技術を進化させる側に回る方が素直にカッコいいと思う。

2013-03-24 17:55:45
Yasuharu NISHI @YasuharuNishi

CMMをdisってアジャイルをカツぐ人は、CMMの本質が分かってないと思う。ある程度大きな組織で組織的に開発力を向上させるためにヘビーウェイトさを受け入れたのがCMM。そこそこ小さめの組織で向上のスピードを重視したのがアジャイル。両者の違いは、本質的にはバランスだと思う。

2013-03-24 17:58:00
Yasuharu NISHI @YasuharuNishi

このことは、自組織に技術向上をしてもらうような取り組みを本気でデザインしたことがあれば、気付くと思う。両立しにくいパラメータをどちらに振るかによって、自分たちの取り組みをCMMっぽく進めるかアジャイルっぽく進めるかを変えられるから。

2013-03-24 18:00:03
Yasuharu NISHI @YasuharuNishi

まぁそんなわけで、私のツイートをフォローして下さっているソフトウェア関係者の皆さんは、技術をdisる時にこうすればもっとよくなる、という視点で具体的な話をしていただけると、技術者としてカッコよくなるかな、と思います。 (^_^)

2013-03-24 18:05:36
Yasuharu NISHI @YasuharuNishi

まぁでも、使えない研究をしているソフトウェア工学の研究者がいるのは否定しませんがね。でもそういう研究者だって、世の中をよくしようと全く思っていないわけではなくて、例えば研究者評価の仕組みの問題とか、現場とのコラボレーションの方法を知らないとか、いろいろ原因があるわけです。

2013-03-24 18:07:52
Yasuharu NISHI @YasuharuNishi

だからダメな研究をしている研究者がいたら、その人が本当はどんなことを考えているのか、を聞いてみて下さい。そして、一緒にコラボレーションできないかを持ちかけてみて下さい。そこまでしてダメなら、本当にエンジニアリングには興味が無いサイエンティストなので、そっとしておいてあげて下さい。

2013-03-24 18:14:52

参考になりそうなリンクとか

ソフトウェア工学の普及展開

大学と企業との連携に関する議論

学術系の会議でも「大学の研究者は企業とどうやっていくべきか」というパネルディスカッションがありました.

まとめ SES2011クロージングパネル「企業の技術者・研究者から見た大学との連携」 ソフトウェアエンジニアリングシンポジウム2011(SES2011)にて開催されたクロージングパネル「企業の技術者・研究者から見た大学との連携」に関するつぶやきをまとめてみました. パネリスト: 橋本 良太(日本電気),上原 忠弘(富士通研究所),吉村 健太郎(日立製作所),立石 孝彰(日本IBM) 司会: 石尾 隆(大阪大学) 基本的には #ses2011 の内容を適当に抽出しただけです.誰でも編集可にしていますので,漏れなどあれば編集をお願いします. 3326 pv 12 3 users

SEMAT

ソフトウェア工学分野に身を置く人たちからも,「最近のソフトウェア工学はイケてない」という声があがり,SEMAT.orgでは「ソフトウェア工学の再建」とも呼べる運動が始まってます.メンバには学者だけで無く,実務家も多数参加しています.

学術系の会議とか

「ソフトウェア工学」という学問の最新の動向は,学術会議のプログラムをざっと眺めるだけでも簡単に押さえることができるでしょう.

関連しそうなまとめ

まとめ ソフトウェア工学の手法・ツールの実務導入における障壁 ソフトウェア工学の手法・ツールの実務導入における障壁 (現状1) 実務をやってない人間が実学をやっている (現状2) 企業側からの課題提示が弱すぎるor産学の関係が薄すぎる (現状3) テストのコミュニティは産学連携とか上手くやってるように見える。新しい手法でも既存手法が破綻した待ったナシな分野なら受け入れられる。 (現状4) 「会社として」ソフトウェア工学に興味を持っているところは少なそう (現状5) 大多数の企業にはソフトウェア工学の研究者はいない (現状6) 個人として使う人はいる (障壁: 適用可能性1) 新手法の導入で一番の障壁は「実績」 (障壁: 適用可能性2) 適用実績(ファーストユーザはみんな嫌がる) (障壁: 適用可能性3) 実際の案件の規模(数百画面ぐらいの規模)への適用可能性がよ.. 3787 pv 10 7 users
まとめ アジャイルはソフトウェア工学を脱却したか? ちょいとまとめ。オブジェクト指向だって、基盤思想はソフトウェア工学から来てます。むしろ知らないと上手く使えこなせないと思うのよ。 3652 pv 9 1 user
前へ 1 ・・ 4 5