コンクリ柱を立川断層がずれた痕跡と誤認。ただし、断層自体がないという判断ではない-東大地震研 その2
活断層のトレンチ調査では、ふつう、研究者向けに公開日をもうける。クロスチェックをちゃんとしてる。重要な知見が得られたりすると、一般公開もする。一般公開を急ぎ過ぎたか?
2013-03-29 12:40:05コンクリートかどうかってのは問題じゃなくて、礫の並び(インプリケーション)だけを根拠にしたという点がそもそも危ういのだ。礫層の異常堆積は人工擾乱でなくてもありえる。
2013-03-29 16:02:40- インブリケーション 同じ配列の河原の石 どちらが上流側か分かる
http://www.janis.or.jp/users/gann/tisitu/yasasii/tisitukouzou/64_inburikeision.html
河原に下りて転がっている石を見ていると、不恩義な配列に気付きませんか。上の写真を見てください。どの石もみんな行儀よく傾いて並んでいます。これは特別な場所で撮影したのではなく、どこの河原でも見られる現象です。このような配列を「インブリケーション(覆瓦構造)」といいます。(地学団体研究会長野支部・小林和宏)
- 礫岩層のインブリケーションを読む 礫岩層の礫の配置には規則性がある
http://www.ricen.hokkaido-c.ed.jp/240chigaku_jikken/24038voice/StoneVoice14.pdf
ツイッター歴9年。定年退職して現在は防災科研の客員研究員。発言は研究所の公式見解ではなく、全て個人的意見。地すべり災害や災害情報の収集発信に関連したTwを中心に、応用地形、応用地質、GIS、災害情報学、アウトリーチ活動、実体視(3D)手法による地形表現など。地すべり地など災害地での写真撮影・空撮も行なってきました。
こういう国なんだし地学必修でもいいくらいだと思う…とか言い出すと、あれもこれもでキリがないけど。だから勉強したことがない分野でも正誤の目鼻がつけられる、考える糸口や調べる契機を自分で見つけられる、いわゆる「リテラシー」を、最低限の義務教育で身につけさせるべきなんでしょう。
2013-03-27 21:51:45↓立川断層のトレンチで見つかった断層のズレの痕跡は人工物だったと言う記事を読んだ。私も経験があるが表層付近の地質・地盤の調査は結構難しい。自然の堆積物と判断して調べかけたら、中からコーラ瓶が見出てきたこともあった。 断層…実は人工物 http://t.co/PPqpylZBpP
2013-03-28 11:15:55当然見てるだろうと思ったけど、やはりある種の催眠術だったんだ。 RT @supervisor0901: @shosho_1955 村山工場の竣工図見てない証拠だな。@pochipress @kobiwa_net
2013-03-28 14:37:20↓ 日本列島は地殻変動が激しいので海岸、河川沿い、山中と至る所で地すべりが発生していますが、地殻変動が穏やかな地域では海岸沿いの地すべりが顕著に見られる様です。どなたにお聞きしたか忘れましたが、イギリスの地すべりのほとんどは海岸沿いに起きているとのことでした。
2013-03-28 14:40:15今回の立川断層のトレンチの顛末では、一般に公開したために見学者から人工物ではないかと指摘があった。トレンチは埋め戻されるので、小人数だけで調べた活断層の場合は間違った判断をしていてもそのまま誰も気付かないということがあるかも知れない。大変だけどやはり公開することは大事だと思った。
2013-03-28 14:55:10平成24年度立川断層帯トレンチ調査「榎(えのき)トレンチ」の調査結果について(2013年3月28日) これは必見資料です。 撓曲崖と言われていた地形が段丘崖である可能性を示唆しています。立川ロームは侵食された段丘崖に地形なりに堆積していたということですね。
2013-03-28 11:27:42・2013年3月28日 平成24年度立川断層帯トレンチ調査「榎(えのき)トレンチ」の調査結果について (暫定版資料)
http://wwweprc.eri.u-tokyo.ac.jp/files.php?file=Tachikawa______2013329_2L_127490747.pdf
@maguro_kumazo 段丘崖という考え方はその上を歩いてみて納得がいきます。特にこの傾斜の緩い西下がりの部分。榎トレンチの現場に向かう途中、活断層の真上を東西に走る道路の様子です。http://t.co/VSEQurQwfi
2013-03-28 11:35:33立川断層撓曲崖は国分寺崖線と同様の「はけ」だったということになるかもしれませんね。地表断層トレースはもっと西側の可能性も?
2013-03-28 11:38:57武蔵砂川駅からトレンチに向かう途中にある坂道。実は立川断層による撓曲崖なのです
-撓曲
撓曲(とうきょく、flexure)とは、地中のある断層がずれたことで、上にある地層が撓む現象である。
一般的な断層では、左右から引っ張られる(正断層)力、もしくは左右から押される(逆断層)力が地表にまで伝わり、上の地層ごと落ちる(上がる)現象のことを指す。撓曲と断層の違いは、力の強さであり、力が弱く地層が柔らかい時、地上部まで引く力が伝わらず、地層がずれた時に上の柔らかい地層が曲がってしまう。ただ、断層が硬い時は落ちた地層と撓んだ地層との間に隙間ができる。
さらに同じ場所でも地点により引っ張られる力が違う場合、強い方が断層、弱い方が撓曲となり、断層部分では丸ごと地層が落ち、撓曲部分では上の地層が撓むという現象も起こる。
また、断層によりできた崖のことを断層崖と呼び、撓曲によってできた崖のことを撓曲崖(とうきょくがい)という。もし上記のように場所により引っ張られる力が違う場合、強い部分は断層崖になり、力が最も弱い場所に近づくにつれ断層崖の部分が狭くなり、その分撓曲崖の部分が増える。