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初心者向け「八九式中戦車」のお話

久々に初心者向けに八九式中戦車についての小話をしてみました。 流石にガルパンが終わるとタグも落ち着くからゆったり話せるかな。
軍事 戦車 旧軍
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這い寄る混沌@C96:月曜西こ-23b @Nyarlathotep_44
意外とガルパンタグで八九式中戦車、三式中戦車の小話をして欲しいというリクエストがおおかったので、準備しようか。
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とりま八九式か三式か、どっちを先に聞きたいかで今日の小話の内容は変えまする。流石に2輌いっぺんに解説はしない。
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特に反応ないから、時系列順でいいかね?
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とりあえず #garupan つけながら旧軍戦車の小話をしまする。しばらく解説ツイートが流れるので、嫌な人はミュート推奨。今日は八九式中戦車についてです。
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第一次世界大戦で活躍した戦車は一躍世界にその名を轟かせ、日本もその波に遅れまいと研究を始めました。 #garupan
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とは言え、当時の日本は戦車自体のノウハウが無いので、いくつかの外国戦車を輸入して研究を進めます。しかし、当時購入した外国戦車は全て第一次大戦のお下がりばかりで、性能も高くありません #garupan
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そんな中、大正14(1925)年に日本初の戦車隊が編成され、それに合わせて戦車の数が足りなくなってきたので、輸入するか国産戦車を作るかの選択を迫られます #garupan
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外国戦車は最新の戦車を売ってくれそうもなく、また陸軍技術本部車両班からの強い後押しもあり、陸軍は「軍備改編計画に支障がないように来年度までに戦車が完成するなら」の条件付きで戦車の試作を技術本部に命じました #garupan
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技術本部は1年10ヶ月しかない中でもなんとか戦車の開発に成功し、昭和2(1927)年に「試製一号戦車」が完成します。この戦車は試験で予想以上の好調な成績を出しましたが、この戦車は当初の重量を大幅に超えて18tとなったので新たに軽い戦車を作ることになりました #garupan
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そうして新たに昭和3年4月に新戦車の設計に着手し、昭和4年4月に試製軽戦車が完成します。これは良好な成績を収めたために同年10月に仮制式採用され「八九式軽戦車」の名を与えられました。 #garupan

当初、旧陸軍の戦車の名称は軽戦車と重戦車の2つしかありませんでしたが、昭和10年に重量が6トンの九五式軽戦車が制式化されるにあたって、九五式軽戦車よりも重い八九式を軽戦車と呼ぶわけにも行かず、かと言って重戦車という名称ではあまりに軽いので、新しく「中戦車」という区分を作成して「八九式中戦車」と改称したのが最近の学説となっています。

※2013年7月16日 まとめ主追記

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これが八九式中戦車開発の簡単ないきさつです。次は皆大好きスペックについて簡潔に。 #garupan
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まずは攻について。八九式中戦車に装備された砲は九〇式五糎七戦車砲で、元々は英戦車に付けられていた海軍の旧式砲をとりあえず参考に作ったものです #garupan
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九〇式五糎七戦車砲は九〇榴弾と九二式徹甲弾の二種類の砲弾を射撃出来、九〇式榴弾の威力半径は15m、九二式徹甲弾は45mで30.4mm、350mで25.7mmの鋼板を貫徹出来ました #garupan
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次は守について。八九式中戦車の装甲板は最厚部で17mmあり、試製一号戦車の軟鋼板に変わり、新しく防弾鋼板としてニセコ鋼を開発します #garupan
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このニセコ鋼は日本製鋼所で新たに開発された鋼板で、車体正面傾斜部と垂直部は平射歩兵砲の榴弾の直撃を50mから耐えることができ、それ以外の側面の半分と背面垂直部でも400mから耐えることが出来ました #garupan
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最後は走について。八九式中戦車は甲・乙の二型があり、それぞれ搭載エンジンが違います #garupan
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甲型はダ式水冷6気筒ガソリンエンジン(120hp)、乙型はA6120VD空冷ディーゼルエンジン(120hp)を搭載しており、双方とも25km/hで走ることが出来ました #garupan
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乙型に搭載されたエンジンは空冷ディーゼルエンジンで、これは輸入した戦車で起きたガソリンエンジンの火災事故が原因となって搭載が決定されました。火災防止の他、燃費の良さなどが採用の利点となったようです #garupan
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八九式中戦車甲型・乙型の特徴は分かりにくく、最近になるまでは甲型である車両が乙型に間違えられることもしばしばありました #garupan
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八九式中戦車甲型と乙型の相違点はいくつかありますが、機関室上面の開口部や車台両袖部にある給油口蓋が廃止されてるなどで判別することができます。こちらは甲型で…… #garupan http://t.co/gCQIifoVgM
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こちらが乙型の写真です。まあここらへんは実際に目にしてみないと分かりにくいかもしれませんね。 #garupan http://t.co/lVGA7kqlAt
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そんな八九式中戦車は昭和7(1932)年の第一次上海事変から実戦参加し、過酷な戦場に苦労したものの、同時期に数合わせで輸入されたルノーCN軽戦車を性能的に圧倒し、その優秀さをみせつけたのでした #garupan
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その後も八九式中戦車は数多くの戦場に参加し、太平洋戦線では戦車第四連隊と共にフィリピン戦にも参加、陸軍戦車部隊の一員として南方も闘いぬいています #garupan
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また、44年頃のフィリピン戦でも旧式と化した八九式中戦車も貴重な装甲戦力として参戦、大戦末期までその役目を果たしたのでした #garupan
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コメント

nekosencho @Neko_Sencho 2013年4月18日
軽油のオクタン価ってwwwwwww
這い寄る混沌@C97落選 @Nyarlathotep_44 2013年7月16日
今更ながら、軽戦車から中戦車に名称が変更される際の経緯について追記
有村悠%1/22砲雷撃戦・に-10 @y_arim 2016年3月18日
「流石にガルパンが終わるとタグも落ち着くからゆったり話せるかな」思わぬ方向から再燃の兆しが…
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