【要検証】10 or 15年後の罹患率から福島のスクリーニング検査の結果を考えてみる

1.5ミリの乳頭癌が4.1ミリの乳頭癌になるまで〜0〜18歳の集団が15〜33歳の集団になるまで〜を考えて、今回の検査結果と照らし合わせました。素人の戯れ言ですので、もちろん「要検証」。
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@skull_rideさんのまとめ「福島の小児甲状腺ガンが意味するものを、スクリーニング効果までふまえて考えてみる」 ( http://togetter.com/li/484905 )のコメント欄に書いているうちに、考察が進みました。

kentarotakahashi @kentarotakahash

すみません、お二人の議論を追えていなく、また、ちょっと今から読み返す気力も持っていないのですが、何となく、ぼんやり考えていたことが関係するかもしれないので、書いてみます。 http://t.co/7cMHex0XPu

2013-04-20 02:39:54
kentarotakahashi @kentarotakahash

上の方で、僕は有病期間は潜伏期間も含めて考えるべきではないかということと、アメリカの資料から逆算してみた甲状腺癌の平均有病期間は18年だったということ、を書きました。ただし、それは全年齢でです。 http://t.co/WG1i9RXJyR

2013-04-20 02:41:34
kentarotakahashi @kentarotakahash

小児の甲状腺癌には違う平均有病期間を考えるべきかどうか、は私には分りませんと書きました。で、その後、「点有病率≒年間罹患率×平均有病期間」式のことは忘れて、今回の検査結果のことを考えていました。 http://t.co/Dmy9BcrkRU

2013-04-20 02:46:43
kentarotakahashi @kentarotakahash

今回、10人の甲状腺癌が平均年齢15歳、平均サイズ1.5cmで見つかりました。これはスクリーニング検査が無ければ見つからなかった小児甲状腺癌です。では、検査が無かったその後、どうだったか? http://t.co/earTMoCuQP

2013-04-20 02:48:49
kentarotakahashi @kentarotakahash

まず、その平均モデルである15歳で1.5cmで見つかった癌のことを考えてみます。今回、見つかった癌はどれも危険度の低い乳頭癌のようですので、乳頭癌を考えます。 http://t.co/RTOkXJFmoC

2013-04-20 02:51:19
kentarotakahashi @kentarotakahash

スクリーニング検査で見つからなければ、1.5cmの乳頭癌はその後もゆっくり成長します。1〜2センチのサイズなら、その速度は平均1.3ミリ/年と鈴木教授は述べています。 http://t.co/xamJbmvim5

2013-04-20 02:57:49
kentarotakahashi @kentarotakahash

過去、日本で見つかった小児甲状腺癌の平均サイズは4.1cmだそうです。乳頭癌の成長速度は癌が大きくなるにつれ、1.3mm/年より速くなるようですので、1.5cmの癌が4.1cmになるには平均10年か.. http://t.co/oo89RvJke4

2013-04-20 02:59:41

過去、日本で見つかった小児甲状腺癌の平均サイズは4.1cmだそうです。乳頭癌の成長速度は癌が大きくなるにつれ、1.3mm/年より速くなるようですので、1.5cmの癌が4.1cmになるには平均10年かかると考えます。

kentarotakahashi @kentarotakahash

そうすると、平均モデルである15歳1.5cmの乳頭癌は、スクリーニング検査がなければ、25歳で4.1cmになった時に発見される可能性が最も高いと考えることができます。 http://t.co/otMHfBxfaO

2013-04-20 03:03:15
kentarotakahashi @kentarotakahash

このような平均モデルで考えられることをどこまで拡張して良いのか分らないのですが、とりあえず、それで進んでみます。10人の癌は平均15歳/1.5cmでした。10年経つとこの平均モデルは発見されます。 http://t.co/mYD96sqfKF

2013-04-20 03:07:34
kentarotakahashi @kentarotakahash

しかし、中には平均より小さい癌もあり、成長の遅い癌もあるでしょうから、10年よりもっと長い期間、同じ集団を観察しないと、10人全員の癌が病院で発見されるには至らないでしょう。 http://t.co/YQkUSnGJTI

2013-04-20 03:10:02
kentarotakahashi @kentarotakahash

あるいは、一生涯、観察を続けても、見つからない癌もあるかもしれません。が、一方で、同じ集団を長期間、観察を続けていると、スクリーニング検査では見つからない微小癌も成長してきます。 http://t.co/mfeF9eguwe

2013-04-20 03:12:18
kentarotakahashi @kentarotakahash

今回の検査は5ミリでスクリーニングですので、4.9ミリの微小な乳頭癌は見つかりません。が、4.9ミリの癌も成長を続ければ、4.1cmに達します。4.9mmから1.5cmに達するのに10年はかかりそう.. http://t.co/RIkq3wX8VZ

2013-04-20 03:14:44

今回の検査は5ミリでスクリーニングですので、4.9ミリの微小な乳頭癌は見つかりません。が、4.9ミリの癌も成長を続ければ、4.1cmに達します。4.9mmから1.5cmに達するのに10年はかかりそうです。

kentarotakahashi @kentarotakahash

すると、20年後には4.9mmだった癌も4.1cmに達します(もちろん、ここでも平均モデルで考えています)。ですので、同じ集団を20年以上、観察すると、これが視界に入ってきます。 http://t.co/opk55BcVC8

2013-04-20 03:17:38
kentarotakahashi @kentarotakahash

なので、10年と20年の間を取って、今後15年くらい(スクリーニングがなかった世界を)観察を続けると、今回、発見された10人の癌はほぼ病院で発見されるが、それ以外はほぼ発見されない期間になる? http://t.co/T9pBpohPzY

2013-04-20 03:25:11
kentarotakahashi @kentarotakahash

ざっくりし過ぎには思いますが、もう少し進みます。15年後の世界では、0〜18歳だった集団は15〜33歳になっています。ということは、15〜33歳の罹患率から考えてみることはできないか? http://t.co/LRtCuSRu0w

2013-04-20 03:29:01

この後の罹患率、罹患リスクのデータは国立がん情報センターの「がん情報サービス」のグラフからざっくり読んでいます。 http://ganjoho.jp/pro/statistics/gdball.html?16%2%1#Graph

kentarotakahashi @kentarotakahash

国立がん研究センターのデータから、15〜33歳の集団の罹患率をざっくり読み取ってみると、10万人あたり2.5人くらいになるように思います。 http://t.co/iyhSGMSg7S

2013-04-20 07:47:45
kentarotakahashi @kentarotakahash

あるいは、同じく国立がん研究センターのデータから読むと、33歳までの累積罹患リスクは0.05%ぐらいです。 http://t.co/wNZloGEhgr

2013-04-20 08:08:06
kentarotakahashi @kentarotakahash

0〜18歳の集団の罹患率は10万人あたり0.2人、18歳までの累積罹患リスクは低過ぎて、国立がん研究センターのグラフからは読み取れないですが、単純に累積して0.004%程度と考えて良い? http://t.co/SxgWfXfPY6

2013-04-20 08:09:25
kentarotakahashi @kentarotakahash

ちなみに、この考え方だと、0〜18歳の集団に対しても、平均有病期間は20年(治療後10年をプラスするとして)以上を見ていることになるかと思います http://t.co/YZnirAofxN

2013-04-20 08:12:00
kentarotakahashi @kentarotakahash

では、近似計算を続けてみます。33歳までの累計罹患リスクは0.05%。18歳までの累計罹患リスクを0.004%とすると、18〜33歳の累計罹患リスクは0.046%。10万人あたり46人です。 http://t.co/PM5Ht4llW8

2013-04-20 09:46:50
kentarotakahashi @kentarotakahash

ということは、0〜18歳の集団の中で、最も年長の18歳の集団は33歳までに10万人あたり46人が甲状腺がんに罹患します。 http://t.co/tJ1C50d2vj

2013-04-20 09:48:01