ぼろたさん(futaba_AFB)と整備兵氏(seibihei)によるドゥーエから始まる航空戦力のお話
@futaba_AFB @bouninng レーダーがない時代ですしね。「空からの脅威」とはやったもの勝ち、と各国で思っても不思議ではないです
2013-04-22 00:26:45@seibihei @bouninng ドゥーエは爆撃の威力を過信して爆撃の回復力を後の史実からみるとかなり過小評価をしていますし(威力を増すため毒ガスを使い何日も復旧出来ないようにするべきとも言っていますが)
2013-04-22 00:28:23@futaba_AFB @bouninng ただまあ「実際に爆撃を受けた国で士気はどうなるか」というのは、当時としては分かりようもなかったわけで。「人間は意外と非合理的だった」というのが結論だったのでわw
2013-04-22 00:31:22@futaba_AFB @seibihei 碌に仕事もできない戦闘機にリソースを割くよりも、攻撃能力を持った爆撃機に全てのリソースを注ぐという考えですか。レーダーがあったらドゥーエはどういう理論を作ってたか気になります
2013-04-22 00:33:20@seibihei @bouninng 例え敵が迎撃に成功しても落とせる爆撃機はたかがしれているわけで、先に敵国に致命傷を与えられる数の爆撃機をどれだけ送り込むかだけが鍵なんですよねドゥーエの場合、そうなると自軍で戦闘機を配備するのはリソースの無駄だしで
2013-04-22 00:33:36@seibihei @bouninng 塹壕戦と違ってしかけた側が戦闘の主導を握れるのも、当時からするとすごく大きなメリットですよね、塹壕戦で攻勢側が失った主導権を再び手中に収めることができますし、意思についてはドイツ革命が鮮やかすぎましたね...
2013-04-22 00:36:09@futaba_AFB @bouninng イギリスの場合、そのジレンマに悩んだ挙句、結局スピットファイアでBoBにぎりぎり間に合ったようなイメージがありますが、40年前後の空戦の経験も各国にかなり影響を与えたのかも
2013-04-22 00:36:51@seibihei @bouninng デファイアントもその試行錯誤の中で生まれたものですしね、手前味噌ですがWW1からRAFはその爆撃側が持つメリットの是正にすごく力をいれていてBOBの下地がWW1でかなり見え隠れします。 http://t.co/X0zlpJ7PsR
2013-04-22 00:40:19@bouninng @seibihei ドゥーエは1930年に亡くなってますからねぇ、ハリスみたいな方向性にいったんじゃないかなとおもいます。
2013-04-22 00:41:10@futaba_AFB @bouninng というか、その当時でマトモな空軍持てる国で「ドゥーエ理論」の呪縛から逃れられた国がむしろ研究に値するような…RAFが何故「敵国への先制爆撃」というドゥーエ的解決から離れられたのかも面白いと思います
2013-04-22 00:45:44@seibihei @bouninng RAFは全く逃げられていないと思いますよ...うろ覚えですがそのための対ドイツ用の爆撃機開発すごく熱心でしたしランカスターとかが間に合ったのもそのためと言えるでしょうし、だからこそ対抗策の模索にすごく熱心だったんじゃないかなと
2013-04-22 00:49:43@futaba_AFB @bouninng むしろBoB以前の戦備と、それが「何の成果もありませんでしたァー!」に終わってからの違いですね。なお、この辺の迷走はどこの国見てても興味深いです
2013-04-22 00:53:30@seibihei @bouninng そういう意味でしたか、ハリスについて調べて見たいですが日本じゃ地味なんですよねぇ...
2013-04-22 00:57:14@futaba_AFB @bouninng 大体どの国でも地味になりそうな悪寒が…日本について「割と無茶してなかった」という論文が防研辺りで出ていたような
2013-04-22 01:00:17しかしこれを否定し航空機の登場はこれらをすべて逆転し銃火器の発展がもたらせた防御側の優位を極限させ攻勢の利点を飛躍的に向上させ準備ができていない国は何ら防御をすることもできず。攻撃側は不意をつき相手に致命傷を追わせることができると断言します。
2013-04-22 01:00:59@seibihei @bouninng 1000機爆撃とか地域破壊爆撃は無茶でないと...oh...
2013-04-22 01:02:12@futaba_AFB @bouninng 「無茶」というのが何を指すかですね。日本もドゥーエ理論を学びながら、「でも俺らの工業力じゃここまでだよなぁ」と試行錯誤してました
2013-04-22 01:06:10ドゥーエは飛行機を地表の影響を受けず高速で移動出来ることから極めて攻撃的な兵器と位置付け、攻撃の最大の利点を作戦の主導権を確保できることとしていて、WW1では地上兵力が肥大化し鈍足となった攻勢兵力は戦術的戦略的な駆け引きをする自由を失ったのに対して
2013-04-22 01:07:14飛行機は防御側が守る必要のある要所すべてに戦力を分散して配置しなければならない一方で、飛行機側は自由に攻撃する場所を選定することが可能としていて、これはWW1で失った攻勢側のメリットを飛行機により復活させたとも言えそうです。
2013-04-22 01:10:16さらにドゥーエ飛行機の高速性により防御する側は攻撃を受けるまで攻撃点を察知することができず、防御する側に対処する時間的猶予がないとも言っているようです。
2013-04-22 01:13:01ドゥーエを初め戦間期を代表する多くの軍人は各々の立場からあまりにも出血の多かった塹壕戦の延長ではなく、被害を極小化し短時間で集結する新しい戦争の形を模索していたと言えるでしょうね
2013-04-22 01:19:50リデルハートやマンシュタイン、フラーは陸上戦力の機械化による機動性の向上による、ドゥーエやミッチェルらは航空戦力による敵国中枢への攻撃によって攻勢側のメリットの復活を成し遂げたと言えるのかな?
2013-04-22 01:23:30@seibihei @bouninng そういうことでしたか、恥ずかしながら日本でのドゥーエの研究はあまり良く知らなくて、、、
2013-04-22 01:25:31