小太刀右京さんによる突発的TRPGガイド TRPG/システム初心者とどうやって遊ぶか編
- collbrande
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見事な具体例としては、カオスフレアの《捨て身の覚悟》。これは自身と攻撃対象に大ダメージというハイリスクハイリターン技で、「捨て身の覚悟で攻撃します!」との宣言がそのままキャラの(そしてプレイヤーの)覚悟とシンクロし場も盛り上がる(実際にその光景を何度も見ました)。三輪さんスゲェ。
2013-04-26 02:50:27@k_shigenobu あれは実は、自分がドン引きして「これ特技でもなんでもねえじゃん」と止めたことがあったのじゃよ。「俺ごとやれ!(大将の被ダメージを2倍にするが自分も同じダメージを受ける支援特技)」も僕が大反対した。
2013-04-26 02:51:45@k_shigenobu でもテストプレイしたら大人気で、すぐ自分が間違っていたことがわかったのね。ああ、テストプレイって大事だな、みんなと意見を交換してゲーム作るって大事だなあ、ってあの時学習した。
2013-04-26 02:52:20@u_kodachi いや、本当にテストプレイは大事ですね! 自分もいくつも経験があります。デザイナーだからって、作ったゲームが人にどう受け取られるかを読み切れるかといえば全然そうじゃないw
2013-04-26 02:55:50また、使用宣言はすなわちそのキャラクターに注目が集まる瞬間でもあります。手前味噌ですが、BBTの自己強化グラップラーアーツ《試し割り》が常時効果ではなく、わざわざ宣言して使用するのはそのためです。「《試し割り》使います」「演出は?」「じゃあ挑戦に来た道場破りを返り討ちにします」
2013-04-26 02:54:25《試し割り》の効果はシナリオ中持続するため、多くの場合それを持つPCはオープニングフェイズなどゲーム開始初期にこれを使いたくなります。そこで「自分のキャラはどういうグラップラーなのか」を早期に周囲にアピールし、その後のキャラ同士の絡みをスムーズにさせるという狙いがあったりします。
2013-04-26 02:58:58【RT先言及】この手法、多分並行進化によるものと思うんですが、D&D4版の武勇系クラスのパワー名に同コンセプトのものがあります。カム・アンド・ゲット・イット(来たな馬鹿ども)とか、ヴィランズ・メナス(悪党死すべし)とか。
2013-04-26 02:59:47@k_shigenobu 先ほどの二つのパワー名は最初もっとおとなしかったんですが、読み合わせ中桂令夫先生が「ちょっとやり過ぎと言われるかも知れないが……」と言って提案した訳語で、さすがと思いました!
2013-04-26 03:10:21@D16 その二つ、まさしく自分のプレイグループでも特にかっこいい和名としてよく挙がりますよ! あとはもちろんモンクのは全部!
2013-04-26 03:02:31@k_shigenobu いまだに私の友人の「このグダグダな空気を《試し割り》で破壊して登場します」と言ったときの戦慄を忘れられません。
2013-04-26 03:26:58そして、『カッコいい名称のデータは、行動宣言だけでそのキャラクターをかっこ良く見せられる』は本当にそうで、妖侠デイン最終話(http://t.co/FhgGMJcPcS)での「ワン・ファイナル・サクリファイス」(これが本当の最期の犠牲)は鳥肌ものでした。
2013-04-26 03:04:18また、実際にパワー名がやり過ぎなくらいにカッコいいと卓が沸いて、やり取りがスムーズになります。先週からの配信(http://t.co/AF63dNi2KT)で登場しているチョモランさんの地獄大帝がブレード・オヴ・アナイアレイション(尽滅刀)とか言ってるときの風景を見て欲しい(笑)
2013-04-26 03:08:40特技名だと、自分が印象深いのは天下繚乱の江戸っ子かなあ、「おとといきやがれ!」とか「それを言っちゃあおしめえよ」とかも良いんですが、「おっとどっこい日本晴れ」はこれを使いたい、と思わせてくれる効果……。内容は説明しないから『国士無双』読むといいよ!
2013-04-26 03:15:26また「使うと自分も1D6のダメージを受ける」といった「わざとダイスを振らせることでロールプレイにつながるドラマを生む」という手もあります。1が出れば幸運を喜び、6が出れば周囲ともども嘆きあるいは笑う、というわけです(もちろんバランスその他の理由や、固定値の方がよい場合もあります)
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