中東戦争におけるアラブ側MiG-19/21に関するメモツイート(1)
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下呂子（げろこ） aka でゅらちん
@Geroko
めも：エジプト軍MiG-21PFのコクピットに添えられたキャプションが相当ひどくて、ソ連軍事顧問団の質をお察しできるレベルなので訳してご紹介。"ソ連の教官は、大きなレーダーフードの中に頭を突っ込み、耳はGCIのアラートに集中するして戦闘するようにとアラブの教え子に教育した。"（続
2013-04-25 11:39:50
下呂子（げろこ） aka でゅらちん
@Geroko
めも続："しかし、アラブのパイロットは「生き残るためにはもっと自立的になり、アグレッシブに飛行機を飛ばす」という事を彼ら自身の苦い経験から学ぶことになる"
2013-04-25 11:43:07
下呂子（げろこ） aka でゅらちん
@Geroko
めも：エジプト軍MiG-21に加えられた独自改修。GSh-23ポッド取り付け、これはインドが売った（と思われる）。ロケット弾ポッド携行可能に。ソ連が供与したものよりも大容量の増槽（容量は書いてないな…）。英Vinten社が売ってくれたLOROPカメラポッド取り付け（持ってたのかよ
2013-04-25 12:23:43
下呂子（げろこ） aka でゅらちん
@Geroko
めも続：LOROPカメラポッドは機体中心線の増槽取付け位置に装着。MiG-21/Su-7で運用、1968年から。（英国ゲスい、マジでゲスの極みｗｗｗｗｗｗｗ
2013-04-25 12:25:35
下呂子（げろこ） aka でゅらちん
@Geroko
@MktSasga 1968年初頭には使い始めたと書いているので、六日戦争の直後ぐらいには売ってる疑惑濃厚ですね…なんだこれは…たまげたなぁ。＜エジプト軍のLOROPカメラポッド
2013-04-25 12:40:00
下呂子（げろこ） aka でゅらちん
@Geroko
めも：エジプト防空軍(EADF)の創設は1968/6/1、モデルはもちろんソ連防空軍（なので、防空軍用のMiG-21スコードロンも保有）、AAA/SAM/戦闘機で防衛ゾーン担当。Vozdookh-1と呼ばれる自動迎撃システム（SAGEみたいなもんかな）あり。
2013-04-26 11:30:25
下呂子（げろこ） aka でゅらちん
@Geroko
めも：1969/5/19に、Ashir Ramiさんの駆るMiG-19がミラージュを落とす。戦闘訓練の帰途（ミサイルは射耗していた）、ミラージュ2機を発見、ミラージュはヘッドオンで機関砲を撃ってきたが左翼に2発食ったのみ、ケツを取り300mで機関砲2秒発射。
2013-04-26 11:38:08
下呂子（げろこ） aka でゅらちん
@Geroko
めも：1968年末のエジプト軍。MiG-21×115機+MiG-19×80機以上が作戦可能、ソ連からMiG-19は供給されていないので、イラク・シリアから入手したと思われる。
2013-04-26 13:01:01
下呂子（げろこ） aka でゅらちん
@Geroko
めも：少数獲得したエジプト空軍MiG-21PFSについて。操縦性の改善と航続距離の増加は機関砲装備なしという欠点を埋め合わせてはいたが、やはり機関砲ポッドを現地改造で装着しないとドッグファイターとしては役立たずであった。（続、こっからが面白いぞ
2013-04-26 13:12:07
下呂子（げろこ） aka でゅらちん
@Geroko
めも続：ロケットブースター装着のMiG-21PFSは待ち伏せ戦術を可能にした。夜間、スエズ運河沿いの滅多に使われていない飛行場へ、Mi-6ヘリに吊り下げて運び、侵入者に対する迎撃へと用いられた
2013-04-26 13:15:07
下呂子（げろこ） aka でゅらちん
@Geroko
めも：1969年後半からエジプトが調達したMiG-21はPFM(機数未掲載)/MF(110機)。MiG-21MFによって、ミラージュとガチでやりあえる能力を得たことになる。この時期からワルシャワパクトの顧問団が教える基本的事項を超えた戦略・戦術エジプトが自力で発達させてくる。
2013-04-26 13:47:53
下呂子（げろこ） aka でゅらちん
@Geroko
めも：エジプト軍がこさえた防空監視ポストについて。大量の文盲の兵士がこの仕事にあてがわれた。砂漠の奥地に配属され、飛行機の音が聞こえたら野戦電話のハンドルをぐるぐる回す簡単なお仕事。これで空軍基地のSAM部隊司令部に据え付けてある、地図上のライトがぴかぴか点滅する。
2013-04-26 13:56:11
下呂子（げろこ） aka でゅらちん
@Geroko
めも続：この砂漠の防空監視任務に就く兵士の、食料や水が正しく供給されなかった時には、彼らはめちゃめちゃにこのライトを点滅させようとした（なんという嫌がらせｗｗｗｗｗ
2013-04-26 14:00:24
下呂子（げろこ） aka でゅらちん
@Geroko
めも：IAFのMiG狩りについて。レーダーのカバー範囲を抜けるように超低空で侵入し、基地の周りをうろつき、帰ってくるMiGを狩る。レーダー上で少数発見して4～6機を要撃に上げると、大量の戦闘機がいるのが常であった…(;´Д`)（続
2013-04-26 14:14:17
下呂子（げろこ） aka でゅらちん
@Geroko
めも続：エジプト軍パイロットは、IAFが自軍の損失を極度に恐れていることを逆手に取り、果敢に挑むとのが最良であることを覚えた。
2013-04-26 14:15:23
下呂子（げろこ） aka でゅらちん
@Geroko
めも：IAF「エジプト軍のMiGおいしいれす、ソ連の軍事技術クソなのれす(^q^)」→ソ連「ふざけんじゃねぇよオイ！本気で怒らせちゃったねぇ！」→デデドン！（介入） Operation Kavkazが1969年に発動、1万人の要員と最新鋭のSAMとMiGを引っ提げてやってきた…。
2013-04-26 14:25:35
下呂子（げろこ） aka でゅらちん
@Geroko
めも続：Operation Kavkazにより、エジプトにガチで投入されたソ連防空旅団は1970/3月に作戦可能になったが、初の直接交戦は6/30のSAM部隊 vs IAFである。
2013-04-26 14:35:06
下呂子（げろこ） aka でゅらちん
@Geroko
めも：1969/6/19～20にかけて、IDFコマンド部隊がグリーンアイランド( http://t.co/6BTSYKyH77 )にあるレーダーを襲撃してカバー領域に穴をあけ、そこから空軍が突入して防空網を攻撃する作戦が決行された。エジプト空軍は直ちに反撃、六日戦争後初の大空戦。
2013-04-26 14:43:03
下呂子（げろこ） aka でゅらちん
@Geroko
めも続：6/20の空戦では、イスラエル側はミラージュ2機の被撃墜と引き換えにエジプト軍機5機撃墜を主張、エジプト側は2機を撃墜されたがミラージュを2機落としたと主張。（消耗戦争ネタ、こんなえぐいのばっかりや…(;´Д`)
2013-04-26 14:45:32
下呂子（げろこ） aka でゅらちん
@Geroko
めも：1969/11/27の空戦では、新型のソ連製P-15低高度用レーダー（諸元は英語版Wikipediaで、 http://t.co/d96lErVfC0 ）がミラージュ2機を捕捉している（空戦で2機とも撃墜）、IAFは捕捉されると機上レーダーを切って電子的に見えない対応を…。
2013-04-26 15:04:57
下呂子（げろこ） aka でゅらちん
@Geroko
めも：1969年にエジプト軍MiG空戦でクルナスを落とした記録がある(Ahmed Atefさんのおしごと、ただしイスラエル側は否定している)
2013-04-26 15:11:31
下呂子（げろこ） aka でゅらちん
@Geroko
めも：ソ連軍事顧問の報告書では、1969/6～年末までのエジプト軍作戦機の損失は72機。29機が事故やその他戦闘以外での損失であり、残り53機が撃墜（AAA・SAM・空戦ひっくるめて）。ソ連側ソースでは68～69年でのIAFの損失が、この数の半分以下であったと記述されている。
2013-04-26 15:18:02
下呂子（げろこ） aka でゅらちん
@Geroko
（ふむ、Sami Marei少佐がIAFのクルナスに取り囲まれた時、友軍機パイロットが脱出を勧めるも断り（日頃から「機体はパイロットの一部である」と語っていたそうな）、最終的に撃墜されて戦死したというエピソードがあるとな…＜1970/2/26 やっぱりベイルアウト芸やってるんだな
2013-04-26 15:26:56