中東戦争におけるアラブ側MiG-19/21に関するメモツイート(1)

下呂子（げろこ） aka でゅらちん @Geroko

（IAF側の記録では、MiGの後ろを取るとパイロットがベイルアウトしたという記述が良く出てくる

下呂子（げろこ） aka でゅらちん @Geroko

（ちなみに、イラクから亡命してきたMiG-21F-13のイスラエル側調査では、パイロット後方に搭乗員用酸素ボトルとエンジン始動用燃料タンクが一緒にある区画があり、ここに当てると一発で炎上するのだという話がある。六日戦争のガンカメラ見てると、そこ狙って機銃掃射してます(;´Д`)

下呂子（げろこ） aka でゅらちん @Geroko

Six Day War Dogfight: http://t.co/eOXE9Chpxf @youtubeさんから 先ほどの「よく燃えるMiG-21F-13」の話は、これを見ると一発で頭に入ります

拡大

下呂子（げろこ） aka でゅらちん @Geroko

Israel Air Force 1967 Gun Camera Airfield Neutralization: http://t.co/iyM2iPEWNj @youtubeさんから こちらは空軍基地攻撃、機銃掃射に着目。

拡大

下呂子（げろこ） aka でゅらちん @Geroko

Israeli and American Mig-21 Kills: http://t.co/5RQdcMAeY4 @youtubeさんから こちらも、「例の弱点を撃たれて燃えるMiG-21」オンパレードですね…

拡大

下呂子（げろこ） aka でゅらちん @Geroko

MiG-21F-13が容易に炎上する話は、Shlomo Aloni著「Mirage III vs MiG-21」 http://t.co/kNdJQYvjN7 で読めます、以下引用。 "Another MiG-21 (cont) http://t.co/WBQHyxRqz6

下呂子（げろこ） aka でゅらちん @Geroko

めも：（本には写真が乗ってるけどネットで見つけた画像で） http://t.co/vUkF1GBRYQ ソ連第135飛行連隊所属のMiG-21MF、1970年、エジプト。シリアルはアラビア数字で8692、エジプト国籍マーキング。カモフラージュはゴーリキー工場で施行された。

下呂子（げろこ） aka でゅらちん @Geroko

めも：1970/4/8にナイルデルタ東側の学校をIAFが空爆し、46人の子供が亡くなる事件があった。これに加え、あわやソ連空軍MiGと空戦寸前というところまで行ったため、エジプト中枢部への攻撃は控えられることになった…(;´Д`)

下呂子（げろこ） aka でゅらちん @Geroko

めも：エジプトにいるソ連軍の戦意を図るためのイスラエルの試み。運河域の後方へ向けて飛び、ソ連のMiGが要撃に上がってきたら逃げる、1970/6/23には、Beni Sueif近くのソ連軍基地近くの前哨基地をコマンド部隊に襲撃させる…。

下呂子（げろこ） aka でゅらちん @Geroko

めも続：空戦こそは起きなかったが、ソ連機のパトロールは運河近くまで接近させるようになった。と同時に、エジプトとソ連のSAM/AAA部隊が前進し、F-4×2機を撃墜している。

下呂子（げろこ） aka でゅらちん @Geroko

（ほんでもってやっと消耗戦争は停戦か…

下呂子（げろこ） aka でゅらちん @Geroko

めも：消耗戦争17か月間の航空機損失、ソ連側ソースによればエジプトは60機が撃墜され、イスラエルは30機が撃墜され、うち9機は空戦での撃墜（ただしイスラエル側主張は「六日戦争停戦後から消耗戦争停戦まで」30機損失、空戦での被撃墜は4機）。

下呂子（げろこ） aka でゅらちん @Geroko

めも：サダトが1972年にソ連軍事顧問団を追いだした時、これでエジプト空軍は弱体化したかと思いきや、士気は大いに改善され、ソ連撤収後に出来た隙はすぐに埋められたｗｗｗｗ　100人程度の要員（テクニカルアドバイザーとエレクトロニクスのアドバイザー）は残されたそうな。

下呂子（げろこ） aka でゅらちん @Geroko

めも：1973/10月までに、390人のエジプト空軍パイロットがMiG-21かSu-7で飛べるようになっていた。ECM技術の発達と新装備への完熟で、予測されるパイロットの損失は1970年の100ソーティで1人が、1972年には500ソーティで1人まで改善されていた。

下呂子（げろこ） aka でゅらちん @Geroko

めも：エジプト空軍からは数人のパイロットが、ミラージュに対する経験を積むためにパキスタンとリビアに送り込まれた。リビアに派遣された数人のパキスタン空軍教官がエジプトにやってきて、パキスタン空軍で編み出された超低空飛行と超急旋回の技術が伝授された。（続

下呂子（げろこ） aka でゅらちん @Geroko

めも続：Nabil Shoukryさんの回想。「パキスタン人教官は、この超低速飛行＆超急旋回の技術を絶対にソ連軍事顧問団の前で披露しないでくれと念を押してきた。彼らはソ連を通じてこの情報がインドに渡ることを恐れていたんだ」

下呂子（げろこ） aka でゅらちん @Geroko

めも：ホスニ・ムバラクのエジプト空軍司令官就任は1972/4月。

下呂子（げろこ） aka でゅらちん @Geroko

ようやくエジプトの章が終わった…これで1/3とかどんだけ濃いんだよこの本ｗ　シリアの章ではBassam Hamshu大尉（7機撃墜を記録したアラブ最高のエース、イスラエルも珍しく認めている1970/4/2のクルナス撃墜はこの人）が出てくるようだ。

下呂子（げろこ） aka でゅらちん @Geroko

めも：イラク空軍では1968年/1971年と立て続けに、バース党による粛清の嵐が吹き荒れた。上層部で国内での政治闘争に明け暮れていたため、消耗戦争期間はイラク空軍は一切戦闘に参加していない。

下呂子（げろこ） aka でゅらちん @Geroko

めも：1968年までに、シリア・イラクが保有するMiG-19残存機は全てエジプトに送られている。

下呂子（げろこ） aka でゅらちん @Geroko

めも：シリア軍は闘志満々、損失に苦しんでいたがものともせず、機体性能不足をおしてでもIAFに立ち向かってきた。消耗戦争が停戦になってもゴラン高原での砲火はやまず…。1974年までアラブは仕掛けてこないというイスラエルの読みはあったものの、RF-4Eによるゴラン偵察は続けられた。

下呂子（げろこ） aka でゅらちん @Geroko

めも：イスラエル側の悩みは、シリア軍のカモフラージュ技術が向上したこと。ただしソ連軍事顧問団からの圧力があったために、無線妨害はめったに行われなかった。

下呂子（げろこ） aka でゅらちん @Geroko

めも：アラブ側パイロットは犠牲を無視してでも戦う傾向があり、上層司令部が戦闘を停止するように命令するといつでも抗議してきた。とにかくガッツがあった。