村上隆氏×椹木野衣氏  映画『めめめのくらげ』について

アーティスト村上隆氏が監督した映画『めめめのくらげ』について、美術批評家、椹木野衣氏とあついツィートのやりとり。 映画『めめめのくらげ』公式サイト || 2013年4月26日[Fri] 全国ロードショー! http://mememe.gaga.ne.jp/  
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椹木 野衣 Noi Sawaragi @noieu

「めめめのくらげ」みた。劇場はさながら内外とも展覧会場。 http://t.co/W49cIT3XoV

2013-05-02 16:56:32
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椹木 野衣 Noi Sawaragi @noieu

「めめめのくらげ」のあと息子と六本木ヒルズの屋上に出てみた。なんだか映画の続きを観ているみたいだ。 http://t.co/9a5jBMydjk

2013-05-02 17:33:42
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椹木 野衣 Noi Sawaragi @noieu

「めめめのくらげ」ショップの脇にも展示あった。 http://t.co/TQ68TJ2fPU

2013-05-02 17:40:49
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椹木 野衣 Noi Sawaragi @noieu

床にも「めめめ」のフレンドが大集結。一匹ずつ「これいた、これいなかった」と足で踏んで確かめる息子。 http://t.co/NXCt9Yriwj

2013-05-02 17:59:57
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takashi murakami @takashipom

@noieu 一応、全員、空、飛んでます。

2013-05-02 18:00:54
椹木 野衣 Noi Sawaragi @noieu

なるほど、このフレンドの手つき、イカルス星人から来てるのね。言われてみればたしかに。 http://t.co/GVEqzOq6rF

2013-05-02 18:06:19
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椹木 野衣 Noi Sawaragi @noieu

@takashipom 印象に残ったのを足で踏んで確かめてるみたいです。すごくおもしろかったと言ってます。後半かなり興奮してました。

2013-05-02 18:11:53
takashi murakami @takashipom

@noieu 自分が子供だったらこういうの観たい、を核に、ぶれないようにつくりました。「めめめのくらげ」

2013-05-02 18:14:45
椹木 野衣 Noi Sawaragi @noieu

@takashipom いちど走っておしっこに行きましたが、最後まで集中して観れましたからね。フレンドが出てくるたびに小声で名前を聞かれるので困りましたが。

2013-05-02 18:38:41
椹木 野衣 Noi Sawaragi @noieu

これから食事の約束なので「めめめのくらげ」についてはまたあらためて。

2013-05-02 19:01:16
椹木 野衣 Noi Sawaragi @noieu

起きぬけの息子が妻に「くらげ坊はチーかまが大好きなんだって」と教えてる。

2013-05-03 06:11:02
椹木 野衣 Noi Sawaragi @noieu

村上隆「めめめのくらげ」。大怪獣の出現と崩落、フレンドの群れ、システムとしての魔方陣、動画で闘うココちゃんがなどが『アキラ』や『ナウシカ』、『妖怪大戦争』、『悪魔くん』、『キューティー・ハニー』などの世代的な記憶を喚起しつつ、最新の映像技術で村上隆ならではのフォルムに達している。

2013-05-03 06:15:40
takashi murakami @takashipom

@noieu まさしの家でもちーかまがメインディッシュです。ちーかまは戦後、栄養が行き届かない時の補充食として、魚肉ソーセージと共に開発された、中継ぎの食品とのこと。当時、日本の貧しさからの脱出劇の象徴は、今もコンビニの奥のコーナーでひっそりと息づいています。

2013-05-03 06:16:42
椹木 野衣 Noi Sawaragi @noieu

鑑賞のあとは、ヒルズの53階まで昇り、できればヘリポートのある屋上に出るのをお勧めする。映画で小学生が怪獣と闘う屋上が、50歳になった今の自分にとってはこの場所なのだと実感する。屋上は特別な場所だった。だからなのだろう。見渡す東京の彼方から、さっきの怪獣が姿を現しそうな気がした。

2013-05-03 06:17:01
椹木 野衣 Noi Sawaragi @noieu

職業柄、森美術館には頻繁に足を運ぶが、今回は展覧会はあえて観ず、展望台と屋上だけを堪能した。いつもと真逆なこのコースには、実に多くの発見があった。そのまま美術館のショップに降りると、「めめめのくらげ」に登場するモンスターの展示を発見。小規模ながら本格的な村上隆の個展になっている。

2013-05-03 06:18:23
椹木 野衣 Noi Sawaragi @noieu

このように、映画「めめめのくらげ」の世界は、映画館のスクリーンだけでなく、六本木ヒルズの全体に渡っている。劇場の内外には大規模なウォール・ペインティングやインスタレーションが組まれ、ヒルズから地下鉄に降りる電光も併せて随所に仕掛けがあり、事実上ひとつの村上隆展の規模となっている。

2013-05-03 06:19:42
椹木 野衣 Noi Sawaragi @noieu

一緒に行った息子の反応も興味深かった。息子は春に小学校に入学したばかり。ポケモンや戦隊物、ウルトラシリーズや仮面ライダーには親しんでいても、「めめめのくらげ」は全くの初体験のうえ、実写で100分もある本格的な映画。途中「知ってる怪獣がいないー」と駄々をこねたりしないか心配だった。

2013-05-03 06:20:36
椹木 野衣 Noi Sawaragi @noieu

案の定、最初は入り込めずにいた息子だったが、次第に「めめめ」の世界に没入。途中からは食い入るように観入っていた。これははっきり言って村上映画の勝ちだと思う。百歩譲って、僕が面白いと思えるのは背後にアートのコンテクストがあるからだとしても、7歳の息子にそれはない。子供はだませない。

2013-05-03 06:23:20
椹木 野衣 Noi Sawaragi @noieu

7歳の小学生を興奮させる映画を、既成のキャラを一切使わず、全く新しい設定とデザインで100分にわたり熱中させるのは、至難のわざだ。が、全くの白紙というわけではない。息子は息子で、日ごろ親しんだポケモンやライダーの文脈から、彼なりに一本の映画として「めめめのくらげ」を理解したのだ。

2013-05-03 06:24:08
椹木 野衣 Noi Sawaragi @noieu

この映画は、できればぜひ親子でともに鑑賞してほしい。親の世代には親の世代の記憶が、子供の世代には子供の世界の現在が、「交じらずに重なる」ことできるはずだ。これまでの映画は、そこで動員の需要を満たすため、かけ離れた世代の接点を、ライダーやウルトラといったレディメイドで担保してきた。

2013-05-03 06:25:36
椹木 野衣 Noi Sawaragi @noieu

子供の頃、父に連れていかれた映画は「大怪獣ガッパ」や「宇宙大怪獣ギララ」など完全な企画ものだった。子供にはちと高いハードルであったはずだ。でも、そんな映画が、50歳になっても強烈に残っている。いつの日か息子にとっても「めめめのくらげ」が、同じように記憶から意識へと蘇るのだろうか。

2013-05-03 06:26:29
takashi murakami @takashipom

@noieu 椹木さん。おはようございます。「めめめのくらげ」の感想、ありがとうございます。親子で観に行って頂き、かつ、親である椹木さんが怪獣の大ファンであるという部分も、まさにツボな感じです。映画製作は本当に精も魂も全てを賭けなければ、僕にはできませんでした。

2013-05-03 06:33:56
takashi murakami @takashipom

@noieu 制作していて、いろんな思いがよぎりましたが、もっとも危険だったのが、自分のキャリアを気にしての、逃げの文脈での製作方針を思考していた時期でした。こうすれば逃げれるという方向性は数通りありました。ですが今年の1月にそれらの可能性を全部潰して行きました。

2013-05-03 06:36:08
takashi murakami @takashipom

@noieu ポストプロダクション時のハイライトは、音楽の決定へのプロセスでした。僕自身が映画音楽への自信がなく、周りのアドヴァイスをとりあえず、全て聞いてみる事にして、結局、今ある曲の3倍の分量を何人もの関係者に作曲して頂きました。

2013-05-03 06:38:07
takashi murakami @takashipom

@noieu <映画音楽とは〇〇である>というグラマーの内容を知りたかったのと、そのグラマーで自分の作品がどうなってゆくのかを体験したかったのです。結果は、それらグラマーは僕の身体にフィットできませんでした。時間も予算もかかり、関わるスタッフのストレスは限界を超えてしまいました。

2013-05-03 06:40:54
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