【電子書籍】 竹の子書房3-5月分のKindleでの収益報告 【収支報告】
#竹の子書房 3-5月期までの電子書籍売上高(冊数、収益額)の報告。実DL冊数グラフと実収益額グラフ、表を公開しました。 http://t.co/xomO3LXVRD
2013-05-06 11:49:46ここから考察(・ω・)
#竹の子書房 がKindleで出してる5冊の電子書籍の、実DL数と実収益額の相関グラフ出ました。売れてねえ!というのはさておき、色々読み取れるものがあると思うので公開します http://t.co/AR9MbBo1dz
2013-05-06 11:53:19まず、実DL数と実収益額は当然ながら違う。頒価がそれぞれ異なるため。実DL数だと「なぜ絶版本は電子書籍になりにくいのか? http://t.co/zfGZ6maYbq 」が全体の7割を占めるけど、売り上げだと3割程度。 http://t.co/AR9MbBo1dz
2013-05-06 11:55:09「ねこのこと。麟太郎のこと。 http://t.co/nB7wBjF3vC 」は実DL数では12%と1割程度だが、300円(70%)で出してるので、売り上げで見ると35%近く。 http://t.co/AR9MbBo1dz
2013-05-06 11:57:28実益が1冊35円しかない絶版本は、1冊で209円稼ぐ麟太郎の6倍売れてようやくトントンになる。電子書籍は値段が安い方が売れやすく値段が高いほうが回収は楽、というセオリー通りであると思う http://t.co/AR9MbBo1dz
2013-05-06 11:58:34が、同じ99円(35%)で出しているものでも、後発、小説の「眩しい色彩 http://t.co/4ch44UPITd 」は割と奮わない。内容(品質)に見劣りがあるわけではないと思うので、これは「実用書」か「小説」かというカテゴリの問題 http://t.co/AR9MbBo1dz
2013-05-06 12:00:14眩しい色彩はPDFで既にリリース済みで、Kindleでの再刊は純粋に「一見さん向け」になる。同じく一週遅れでリリースした「ねこや堂物語 http://t.co/YrL0pLgxhZ 」は、ジャンルは若干違えど、Kindleが初出 http://t.co/AR9MbBo1dz
2013-05-06 12:01:55PDF版なしでの事実上のKindle書き下ろし扱い。眩しい色彩との違いは「PDF版の公開の有無」と「小説としての分野」の違い(著者も違います)はある。 http://t.co/AR9MbBo1dz
2013-05-06 12:02:57また、売れ行き(実DL数)の曲線(積み上げグラフですが)を見ると、ほぼ「第一週」「第二週」は出足があり、三週目くらいから落ち始める。(絶版本が3週目最大なのは3月末の実験の影響だとは思う) http://t.co/AR9MbBo1dz
2013-05-06 12:04:36また、ここまで刊行済み5冊は、竹の子書房としては珍しい「表紙が写真、または文字レイアウトのみ」のもので、表紙にイラストがほぼない(眩しい色彩はコラージュ) http://t.co/AR9MbBo1dz
2013-05-06 12:05:36また、これまでのところ「ラノベ」に類するものはリリースしていないので、表紙で釣るジャケ買い狙いw、カテゴリで釣る萌え買い狙いなどについては未知数。 http://t.co/AR9MbBo1dz
2013-05-06 12:06:42また、分野的にも麟太郎~(ノンフィクション)、「露出狂は計算しないチラリズム http://t.co/RRph58mFO5 (エッセイ)」、絶版本~(実用書)、眩しい色彩(恋愛小説)・ねこや堂物語(猫小説)とばらつきがある http://t.co/AR9MbBo1dz
2013-05-06 12:08:38絶版本 http://t.co/zfGZ6maYbq が大きく動いている理由としては、1)実用書だから 2)電子書籍に関するテーマだから 3)僕がTLでやたら引き合いに出すから などが考えられた http://t.co/AR9MbBo1dz
2013-05-06 12:10:40Kindleにおける売り上げ上位は実用書が結構多い(後はラノベ)のは確かで、「実用書だから売れた」はある程度理に適った分析かな、とは思う(・ω・) http://t.co/AR9MbBo1dz
2013-05-06 12:11:51次に「電子書籍に関するテーマだから」。今の時点で電子書籍を「買っている人」は、同時に電子書籍を出したい/売りたいと思っている、潜在的な日曜作家・既存作家層ではないか、と思う。 http://t.co/AR9MbBo1dz
2013-05-06 12:12:46特に「なぜ絶版本は電子書籍になりにくいのか?」は、シリーズ第一巻のみながら「読みたい本がない読者」と「売りたい本が出せない著者」の双方に響く何かがあったのかな、と理解している。 http://t.co/AR9MbBo1dz
2013-05-06 12:14:04「僕がTLでやたら引き合いに」がどの程度の周知効果があるのかは測定しかねるけど、他の4冊に比べれば電子書籍についてのツイのついでに紹介することが多いので、「繰り返し露出される」という点では実際に他の本に比べてアドバンテージがある http://t.co/AR9MbBo1dz
2013-05-06 12:15:35電子書籍は一度リリースしても繰り返し周知しないと埋もれてしまうし、次々に出る新刊に押し出されてしまう。それは、このグラフがある程度実証しているようにも思う http://t.co/AR9MbBo1dz
2013-05-06 12:16:32価格設定については決定打に至るほどの実証例がないので今後の課題にはなるけど、「出しただけで動くのは2週目まで」「繰り返し引き合いに出し続ける」はある程度の目安にしていい気はする。 http://t.co/AR9MbBo1dz
2013-05-06 12:17:42ブログで宣伝するのはもちろんやったほうがいいけど、ブログに毎日来るくらいコアな読者はリリース直後~二週目くらいまでに買ってるだろうので、3週目以降はブログの客てあまり期待できないんじゃないか、という気もした。 http://t.co/AR9MbBo1dz
2013-05-06 12:18:45また「著者のバリュー」は少なからず影響がないとは言えないと思うけど、既刊5冊の実DL数トップの絶版本は「電子書籍実用書」、売り上げトップの麟太郎は「猫ノンフィクション」で、いずれも著者(僕)の本来の守備範囲(実話怪談)とは無関係。 http://t.co/AR9MbBo1dz
2013-05-06 12:20:29バリューの後押しがないとは言わないけど、それぞれの分野の本を求める人にとっては「聞き慣れない名前」であるので、事実上の無名扱いになると思う。 http://t.co/AR9MbBo1dz
2013-05-06 12:21:23「露出狂は計算しないチラリズム http://t.co/RRph58mFO5 」は著者の知名度は低く、実DL数は9%だが、250円(70%)という価格設定のおかげか、売り上げでは全体の26%。全体の1/4を占め、3位に相当する。 http://t.co/AR9MbBo1dz
2013-05-06 12:23:19ちょっとアダルト系ではあるので、やはりエロは著者のバリューに関係なくある程度の訴求力はあるんだな、と思うのと、強気価格(とはいえ、70%台の下限価格)にしておくと、冊数が少なくてもある程度売り上げ確保できるな、と思った http://t.co/AR9MbBo1dz
2013-05-06 12:24:47