90分で学ぶアートの歴史 第二回「日本現代美術史」 中ザワヒデキ(美術家) 総論

美学校アニュアル・リポート2011(2011年4月1日 - 4月24日)内でおこなわれたレクチャー「90分で学ぶアートの歴史」において、中ザワヒデキが担当した「日本現代美術史」の記録動画から実況を行った。非公式。
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みそむーおでん @misoni_2013

第5章 湯村輝彦、日比野克彦、飯田三代、スージー甘金、伊藤桂司、トオヤマシンイチ?、谷口康彦、中村幸子、中田真一、霜田恵美子、湯村タラ、日比野克彦(1986日グラ表紙)、伊勢克也、中zワ入選作品(へたうま)

2013-05-10 23:01:36
みそむーおでん @misoni_2013

第六章 中ザワバカCG作品、都築潤

2013-05-10 23:02:05
みそむーおでん @misoni_2013

第七章 山口晃、小谷元彦、中ザワ(方法主義作品 現代美術史日本篇の表紙・裏表紙に掲載作品。因みにこの著書は和洋併記)、チンポム。

2013-05-10 23:03:34
みそむーおでん @misoni_2013

第八章 梅ラボ、二艘木洋行、間欠泉(2011、美学校アニュアルレポート 穏やか島展フューチャー齋藤祐平)

2013-05-10 23:05:18
みそむーおでん @misoni_2013

先に画像を見ましたが、今から自己紹介します。 私は美術家です。作品を作ってます。美術史家でも美術評論家でもありません。1963年生まれ、今47歳です。 80年代にアクリル画、90年代イラストレーターとしてバカCG、1997年から肩書きを美術家に、

2013-05-10 23:13:59
みそむーおでん @misoni_2013

続き) 2000年1月1日に方法主義宣言、2006年に本格絵画、2010年から新・方法という作品の変遷がある。 作品としては灰色絵画、脳はドローイング、芸術特許などがあり、美術以外にもマルチメディア作品、音楽作品がある。

2013-05-10 23:15:34
みそむーおでん @misoni_2013

美術家であるとはいえ文章を書くことは多く、数多くの自筆文献がありそれらは創作の思考から派生。バカCGから特許関連、方法主義関連、美術史関連のだいたい3つ。

2013-05-10 23:17:26
みそむーおでん @misoni_2013

ここで宣伝しておくと、2007年から中ザワヒデキ文献研究を開講しており、膨大な自筆文献を中ザワと受講者で読むもの。是非受講ください。

2013-05-10 23:19:35
みそむーおでん @misoni_2013

美術史関連の著作が三冊あり89年近代美術史テキスト、2001年西洋画人列伝、2008年現代美術史日本篇(これは第1版売切れ、改訂中)。

2013-05-10 23:22:42
みそむーおでん @misoni_2013

これからこの現代美術史日本篇で語った話、改訂版で追加しようとしている話を90分で語ることになる。

2013-05-10 23:23:19
みそむーおでん @misoni_2013

本題の前に話したいことがある。美術家なのに美術史の本を三冊も出しているか。 それは美術史を学びたいからでない。以前東京現代美術館でグループ展した時に「中ザワは美術史をとても学びたがっている」と書かれてしまったが、それは間違っているとここではっきり述べておきたい。

2013-05-10 23:25:13
みそむーおでん @misoni_2013

私は美術家なので美術史から学ぶのではなく美術史に教えてやるという立場のはずだと思っているからだ。 なぜ美術史を書くのか。それは自分の作品解説として美術史執筆を利用しているからだ。

2013-05-10 23:26:19
みそむーおでん @misoni_2013

例えば岡本太郎が縄文土器、縄文の美を発見したことになり、実際その通りだが、そのまま字義通りに受け取ると大事なことを見落とす。それは縄文土器を美しい・力強いと持ち上げることがそのまま岡本太郎自身の価値観・作品解説になっている

2013-05-10 23:28:04
みそむーおでん @misoni_2013

自分の作品解説になっているからこそ、縄文の美の喧伝者を岡本太郎は買って出た。 私の場合も同じだ ・・・ということは私は当たり前だと思ってるが、他の人はあまり言ってない。 画像は岡本太郎の作品「縄文人」

2013-05-10 23:33:08
みそむーおでん @misoni_2013

近代美術史テキスト。これはオール手書きシミュレーショニズムの本。この本自体が作品。 これが解説であるとしたら、作品と作品解説が一体となった奇跡的オブジェクト。

2013-05-10 23:33:19
みそむーおでん @misoni_2013

西洋画人列伝。前半で色彩と形態、コンピュータグラフィックスにおけるビットマップとベクターの話。 昨年、都築潤とのトークで取り上げた。このCGの話を美術史に投影するというもの。 後半では方法主義の核となる同語反復を取り上げる。

2013-05-10 23:37:06
みそむーおでん @misoni_2013

現代美術史日本篇は、1980年代から作風から肩書きまで変遷している美術家人生が反映されている。なぜ美術家でなくイラストレーターとして出発したか関わってくる。

2013-05-10 23:38:45
みそむーおでん @misoni_2013

更に言えば循環史観論者であり、歴史は繰り返すと美術史を解釈。 80年代以前も関係する。便宜的に第二次大戦以降を著書では扱うが、美術史は30年周期で繰り返すので、30年前の80年代と2010年代が似ているのではないかと考える。

2013-05-10 23:40:49
みそむーおでん @misoni_2013

続き)80年はへたうま、グラフィック展の時代。 その30年前は50年代前後で、具体やアンフォルメル旋風。 つまり、アンフォルメルとへたうまとカオスラウンジが同列に語ることができる。

2013-05-10 23:41:56
みそむーおでん @misoni_2013

先の話に戻れば美術史から受動的に教わるのではなく、美術家は能動的に組立、汲み取るものだ。 美術史は作るものだというのは、近代美術史テキストの冒頭に書いてある。 読んでない人はお買い求めください。

2013-05-10 23:43:04
みそむーおでん @misoni_2013

近代美術史テキスト、西洋画人列伝についてはこちら → http://t.co/51Ldufbh8f

2013-05-10 23:43:47
みそむーおでん @misoni_2013

さて本題に。 総論的・強調しておきたいことが2つ。 一つは循環史観。もう一つは80年代美術の扱いで現代美術史日本篇では3つしか図版がなく、あとで追加した。

2013-05-11 00:05:33
みそむーおでん @misoni_2013

見取り図的なことを話すと、通史として語られたのは私を入れて四冊。 針生一郎の戦後美術盛衰史(1979年)、千葉茂夫の現代美術逸脱史(1986年)、椹木野衣の日本・現代・美術(1997)、中ザワヒデキの現代美術日本篇(2008年

2013-05-11 00:08:51
みそむーおでん @misoni_2013

針生、千葉、椹木の著作は正史の体裁ではない。 堂々とした正しい日本の美術史だとおこがましてく言えないという態度。それはそれでいいが、私から見れば文学作品、理論立てた項目が無い。

2013-05-11 00:10:47