日本気象学会公開講演会 「将来の再生可能エネルギーと気象」(2013-05-18)
- masuda_ko_1
- 2923
- 0
- 0
- 2
安田:自己紹介。専門は風力発電の耐雷設計、系統連系問題。日本風力エネルギー学会理事、電気学会電力エネルギー部門役員。IEA Wind Task 25、IEC/TC88/MT21等に参加。 #RE出力予測
2013-05-18 15:38:25安田:各種書籍の和訳も手がけている。例:風力発電の系統連系 http://t.co/q5o2ZHVfhC およそ日本で流布されている”常識”とは異なる実績が紹介されている。 #RE出力予測
2013-05-18 15:41:11安田:欧州で風力は2011年時点で1796億kWhを供給。ちなみに原子力が9039億kWh、石炭火力が9078億kWh、ガス7692億kWh、水力5345億kWh。2030年には風力が最大級になると言われる。 #RE出力予測
2013-05-18 15:45:02安田:日独&欧州の再エネが電力に占める比率の推移。1990頃ドイツ5%程度、日本十数%。ドイツ現在20%超、日本あまり変わらず。 #RE出力予測
2013-05-18 15:47:58(修正再投)安田:OECD諸国における風力発電の導入率(発電量に占める割合)。トップクラスは20%前後の国もぞろぞろ。日本は0.4%、下から五番目ぐらい。 #RE出力予測
2013-05-18 15:54:09安田:「風任せ」ではあるが、それは負荷(電力需要)についても同様。そして負荷については予測技術が確立され、実用されている。そして変動電源についても、欧米では既に実用化が進んでいる。 #RE出力予測
2013-05-18 15:57:07安田:予測の欧州での運用。発電会社は前日12時に24時間ごとの予測を出して電力市場へ入札。外れた分はペナルティ。さらに短時間予測の導入も検討中、これでさらに10~20億ユーロ/年のコスト削減を見込む。 #RE出力予測
2013-05-18 15:59:39安田:”風力が微々たるもので役に立たない”はもはや都市伝説に過ぎない。”風任せ”とは言っても実用になる。変動電源にも対応するのが21世紀型の電力系統。 #RE出力予測
2013-05-18 16:01:06嶋田 進(産業技術総合研究所)「風力発電と気象との関わり」
産総研(エネルギー技術研究部門)嶋田。 風力発電におけるリモセン技術、洋上風力発電と気象モデル、日本特有の課題等について。 #RE出力予測
2013-05-18 16:04:22嶋田:風車の大型化に伴い、気象マストだけで風車ハブ高度の風況の推定することが困難になってきている。そこでLidarやSodar等によるリモセン技術活用の試みが進められている。 #RE出力予測
2013-05-18 16:10:47嶋田:洋上でのマストは一基10億円ぐらいかかる。最近の調査手法としては衛星リモセン、メソ気象モデルが主役に。欧州では両者を合わせた風況マップも既に開発。 #RE出力予測
2013-05-18 16:20:21中島 孝(東海大学)「衛星データを利用した再生可能エネルギーの推定」
東海大学 中島さん。衛星データを利用した再生可能エネルギーの推定、特に日射について。 #RE出力予測
2013-05-18 16:30:49中島:雲やエアロゾルの特徴量の推定例。衛星データから、雲やエアロゾルの光学的厚さ、粒子半径等が観測可能。それらを用いて地上に到達する短波放射量を推定。 #RE出力予測
2013-05-18 16:39:14中島:衛星データからの日射量推定の例・やはり離散雲出現時にばらつきが大きくなることがあるが、それ以外は比較的良く合致 #RE出力予測
2013-05-18 16:43:09中島:日本付近は砂漠域と異なり、雲が多く変化も速い。水蒸気が多く大気も汚れている。最新の大気科学の活用が不可欠。エアロゾルにより雲が変質する可能性も。 #RE出力予測
2013-05-18 16:44:45