インドネシア映画Sang Kiai の感想その他
定住者の中には 「反日感情を促すだけの映画」 との偏狭な見地があるが、インドネシア人にとっても独立の転換点を再考する意義作品だと、深慮すべき 日本軍に投獄された『Sang Kiai』(イスラーム伝道師さん)の物語 5月30日公開 http://t.co/H8phOU8GkN
2013-05-19 21:44:58@kangjuki5 Menurut tweeter SBY hari ini nonton penayangan perdana Sang Kiai そうです…
2013-05-20 23:18:36Penasaran sama film Sang Kiai mo liat ka @ernestsamudera adu acting sama @adiipati ( ・ิ͜ʖ ・ิ)
2013-05-21 11:17:43Saya kagum menonton film Sang Kiai, yg mengisahkan perjuangan & keteladanan KH. Hasyim Asy'ari di era perjuangan kemerdekaan. *SBY*
2013-05-21 16:55:26JF図書館で借りた『日中戦争とイスラーム』所収の「オスマン皇族アブデュルケリムの来日」読了。著者はトルコ出身のメルトハン・デュンダル。大日本帝国が東トルキスタンに第3の傀儡国家を成立させようと画策しオスマン皇族アブデュルケリムに接近した事実を初めて知った。 (続)
2013-05-25 19:12:25(承前)安彦良和の『虹のトロツキー』みたいな話だが、もしそれが成功していたら「日本がカリフ制を復活させた」ということになったのかも。でも民族主義や共産主義が汎イスラーム主義よりも優勢な時期がその後も長く続いた以上、満州国みたいにいつかは瓦解しただろうね。
2013-05-25 19:19:46『日中戦争とイスラーム』には倉沢愛子さんの「大東亜戦争期の対イスラーム政策」も所収。来週から上映開始のインドネシア映画Sang Kiai の予習にはもってこいの論文。当時回教工作を担った日本人ムスリムは何人かいたわけだが、小林哲夫は著作を残している。昔アマゾンでは2千円未満(続)
2013-05-25 19:28:42(承前)2千円未満で売られていたのだが、今見たら1万4千円もする!安いときに買っておけば良かった...古書の買い時って本当に難しい...http://t.co/EoSxtRgnFR
2013-05-25 19:36:15http://t.co/AO8HHdShI0 小林哲夫でググッたらヒットした記事。浅田次郎の『シェエラザード』みたいな話だなあと思ったら、それもそのはず阿波丸事件を元にしたのが『シェエラザード』でした。小説ではジャカルタではなく昭南島から出航、鈴木剛に相当する人物もいなかったね。
2013-05-25 19:44:21Sang Kiai 予告編 http://t.co/zhX8nnJcrm オフィシャルサイト http://t.co/4GZ4znYnbZ 国営企業担当大臣ダーラン・イスカンのコメント http://t.co/f0kRPHYNKk 五つ星と最大級の賛辞。本当かしらん?
2013-05-25 20:01:45倉沢愛子さんの論文「大東亜戦争期の対イスラーム政策」で意外に思ったのは軍政顧問の徳川義親侯爵がマラヤのスルタンの権限と俸禄の縮小を構想していたとの記述(251P)。結局大本営の方針として戦前並になったわけだが、現地の事情に精通しスルタンらとも親交があった徳川候の真意はどこに?
2013-05-26 01:43:52徳川義親候についてはE・J・H・コーナーが「思い出の昭南島博物館」でその紳士的な態度を褒めちぎっているだけに奇異な印象を受ける。今も続くマレーのスルタンの特権(マハティールが改革したらしいけど)を徳川候はどう考えていたのかしらん。
2013-05-26 01:57:06私は未読だが徳川義親は昭和6年の時点で『じゃがたら紀行』を出版している。太平洋学術会議出席の際の記録とのこと。中公文庫に入っているがJF図書館にはなかったと思う。戦前戦中の本をもっと読みたいと念じつつ、なかなか思うようにいかない...
2013-05-26 02:01:08@IwanPalsu お答えになっているか分かりませんが、定住者の口頭によるものでしたので、ソースというか文字で書かれた形ではありません。こんなんで宜しいでしょうか。
2013-05-27 09:20:59@IwanPalsu うーん、日本人定住者と言ってもいろいろなので何とも言えません。インドネシアのナショナリズム映画を何本か見てきた私の考えでは、日本軍はあくまでインドネシア民族主義を盛り上げるための「装置」にすぎないと思います。映画のテーマが「反日」でないことは確かでしょう。
2013-05-27 11:06:53@IwanPalsu 「反日」という言葉に過敏に反応されたのではないでしょうか。予告編を見る限り、クライマックスはスラバヤでのオランダ軍との戦闘です。日本軍人の描写は私も気になりますが、テーマからして定型を打ち破るほどのことはないでしょう。
2013-05-27 21:01:06@IwanPalsu 既読かもしれませんが、私の過去ツイートまとめをご参照下さい。正真正銘の「反日映画」とは「欲望の奴隷」を指します。時代の制約で非常に珍妙な映画ですがインドネシア人の日本観を考える上で参考になります。http://t.co/xlmycequih
2013-05-27 21:05:07@IwanPalsu 仰るとおりです。予告編がどれだけ良くても、大統領候補でもあるダーラン国営企業担当大臣がベタ褒めしても、映画は見てみなければわかりません。いずれ過去のナショナリズム映画などとの比較ができればと思ってます。Takaさんのご感想も楽しみにしています。
2013-05-27 21:22:05インドネシア映画Sang Kiai の感想その他 http://t.co/t2uSBthFBZ 今日から公開なので鑑賞後にツイートを追加します。
2013-05-30 14:24:44@yosizumis 大川周明の話がこの本には載っていないのが少々不満ではあります。倉沢さんの論文ほかいずれも戦後忘却された日本とイスラーム世界とのつながりが論じられており面白いです。上っ面だけの理解、国策としての研究だったとしてもこの時代をもっと振り返るべきでしょう。
2013-05-30 18:54:46Sang Kiai 鑑賞終了。中途半端でつまらん、とか言うとインドネシア人愛国者に怒られるか? まあKiai が主人公だから盛り上がりようがないんだけどね。反日度?は「欲望の奴隷」に及ばず。でも性奴隷描写あり。定番のハラキリと天皇陛下バンザーイ!もありました。
2013-05-30 22:17:27いやー、ウスマル・イスマイル監督の偉大さがよくわかる。所詮独立から60余年も経ったら、リアリティが変化してしまうのは避けられないのね。ところで、日本人ムスリムのハミド小野と鈴木伸行さんが演じた軍人はどうなっちゃたのかな? ハーフカスもタン・マラカも市来龍夫も出てこない(続
2013-05-30 22:25:38(承前)独立戦争ものは面白くなーいとか文句言うのは私くらいだろう。でも、この程度で5つ星評価を出してしまうダーラン・イスカン大臣にはガッカリ。映画の審美眼ないよ。あるいは映画にならって、「戦略的に」褒めたのか?まあ日本占領期を知らない人が見るのは参考にいいかもしれない。
2013-05-30 22:32:56