小松崎拓男氏による『TOKYO POPの終わり』とその反応

ベネチア・ビエンナーレで日本館(田中功起/蔵屋美香)が国別参加部門で特別表彰されたことに関する、小松崎氏の一連のツイートおよびそれに対する会田誠氏/村上隆氏/奈良美智氏/田中功起氏の反応をまとめました。 ◎日本館特別表彰に関する公式プレスリリース http://2013.veneziabiennale-japanpavilion.jp/archives/pdf/20130601ja.pdf ◎ベネチアビエンナーレ日本館(国際交流基金HP) 続きを読む
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takashi murakami @takashipom

@takuokomart しかしココからがおかしいんじゃねぇ〜か、と思うんですわ。<村上隆、奈良美智、会田誠らの牽引した時代は終り、会田誠の森美術館の個展が最後の華だったのだ>←コレ何?ただのミーハーな発言レベルにしか見えない。

2013-06-02 14:11:10
takashi murakami @takashipom

@takuokomart <牽引した時代>とはなにかと、小松崎さんの中では、つまり<TOKYO POP>だと。ココ、設定がおかしいと思うんですよね。<TOKYO POP>ってなんですか?定義がわかりません。

2013-06-02 14:16:27
takashi murakami @takashipom

@takuokomart <会田誠の森美術館の個展が最後の華だったのだ>これも<TOKYO POP>の最後の華だった、ということですよね?定義がわからない。<TOKYO POP>って何?

2013-06-02 14:18:47
takashi murakami @takashipom

@takuokomart そして続きます<新コンセプチュアル時代の幕開けである。しかし多分それは難解なそれではなく、軽快なそれだろう>

2013-06-02 14:21:01
takashi murakami @takashipom

@takuokomart <私はこの傾向のアートのことを、難解ではない、わかりやすく、軽い概念芸術という意味で、ライト・コンセプチュアル・アートと呼んでおこうと思う>←現代美術は本場が西欧ですよね。これを西欧のART界に発表したとして、主旨、どう説明するんでしょうか?

2013-06-02 14:23:21
takashi murakami @takashipom

@takuokomart つまり、僕が言いたいのは、小松崎さんの提言は何もいっていなくて、でも、ビックネームの御三家、奈良、村上、会田、の名前を使ってそれを引き下げ、ご自身がトレンドセッティング可能であるかの様な仕草をしている部分を僕は糾弾したいのです。

2013-06-02 14:24:50
takashi murakami @takashipom

@takuokomart しかも、そのきっかけが田中功起さんの展覧会がヴェニスで賞をとったので、ということなのですが、であるなら、かつての<千住博氏、1995年(平成7年)創立100周年のヴェネツィア・ビエンナーレで27年ぶりに日本人として優秀賞を受賞>に対してのご意見は?

2013-06-02 14:26:57
takashi murakami @takashipom

@takuokomart 何も内容の無い提言なのに、名前を出して『終わった発言』するなら、その内容の無さを糾弾するべきだろうと強く思ったのでした。田中功起氏が次代を担うか否かはそれは未来に歴史が知ればいいことですが、今、行うべきは評価の内容、意味、文脈の解説なのではないか?

2013-06-02 14:31:27
takashi murakami @takashipom

@takuokomart それが、小松崎さんが立っていらっしゃるお仕事の本懐であると思うのです。

2013-06-02 14:32:37
takashi murakami @takashipom

@takuokomart <ここからが本題なのだが、なぜ彼が新しいか、それは村上さんや奈良さん、会田さんよりも若い世代にも拘らず、1)作品にサブカルチャーの影響を全く感じないこと。全く別の文脈から作品作りが始まっている、ことによる。6> ←ココが肝ですか?

2013-06-02 14:33:48
takashi murakami @takashipom

@takuokomart サブカルの影響はない。で<そのほか2)一人称の美術ではない複数人称の創作行為や形式に意識的に言及していること。3)アートの社会化を主題のひとつとしていることなどを今は上げておく>←これが<ライト・コンセプチュアル・アートと呼んでおこうと思う>と。

2013-06-02 14:35:33
takashi murakami @takashipom

@takuokomart <TOKYO POP>は地域性を軸にし<ライト・コンセプチュアル・アート>は何を軸にしているんでしょうか?

2013-06-02 14:37:07
takashi murakami @takashipom

@takuokomart <何がどのように評価されたのかは待つとして、通用するんだという思いが強い4 もちろんベネチアで賞取ったからどうなんだ、という意見はあろう。この賞はこの先の成功の保証書ではない。しかしある種の評価であることには違いない5>結局人の意見の援用なのかしら?

2013-06-02 14:38:20
takashi murakami @takashipom

@takuokomart <敢えて始めるという意味では村上さんの言うように「後で火傷する」かもしれない。しかし、何かを敢えて断定的に言い切ってしまうささやかな無鉄砲さも、今の美術を動かして行くには必要だろうと考えた>僕の言う、火傷するよの意味は、人をぼんやりと下げておいて、

2013-06-02 14:40:02
takashi murakami @takashipom

@takuokomart しかし、その下げる根拠がなにも無いのがバレていいのかしら?です。連ツイでそれの念押しをされているし。

2013-06-02 14:40:55
takashi murakami @takashipom

@takuokomart <奈良さんの「定着」ということも考えないといけない。で、多分、この問題、これからは会田さんの言うように、幾つかの思潮が時代を並走するのだろうと思う。だから、勿論のこと3人の制作や作品が終わった訳ではない。これは絶対に誤解してもらいたくないところ。10>

2013-06-02 14:41:21
takashi murakami @takashipom

@takuokomart この10番目もなんだか変ですよ。テーゼとして、奈良、村上、会田が終わった、ということを最後まで貫徹するべきです。それが何故なのかを気分やミーハーな状況の観察、印象だけではなく言い切らねばならんでしょう!

2013-06-02 14:43:11
takashi murakami @takashipom

@takuokomart 俺はいわゆる日本のアート界=美術館業界、美術大学業界、学会業界には全くタッチしていない。なので、その辺の作法など全く知らんのだが、扇情的な言葉を吐いて、あとでお茶を濁す形式、僕は大嫌いです。

2013-06-02 14:45:25
takashi murakami @takashipom

@takuokomart かつて、倉林靖氏が僕のパフォーマンス<村上三郎のかみやぶり>の引用や作品一連を差し、日本では話題だが国外では無名だと厳しく糾弾。柳幸典や蔡國強のように一流は国外でこそ名声をあげているという言説を吹いていたが、その後の俺の活動への言及はないね。

2013-06-02 14:48:20
takashi murakami @takashipom

@takuokomart 菅木志雄、戸谷成雄、宮島達男、川俣正、大竹伸朗などが今でも同時代的に意味を持つのと同じことだと思う。むろん私はこれからも村上隆、奈良美智、会田誠に注目し続ける。私たちの時代を代表する作家として。しかし一方で、田中功起のような新世代にも注目したいのだ。11

2013-06-02 14:49:13
takashi murakami @takashipom

@takuokomart この11番目のまとめこそ、日本の現代美術の悪い部分、つまり、何も語らない、定義がない、つまらない、を体現していると思うのです。そういう事言いたくて、俺達を貶めようとした訳じゃなかろうて。

2013-06-02 14:50:26
takashi murakami @takashipom

@takuokomart 小松崎さんは、是非<ライト・コンセプチュアル・アート>の展覧会を組閣し、田中功起氏の受賞を分析し、村上隆、奈良美智、会田誠らの牽引した時代は終りを解説することが大事です。逃げてしまうのは良くないね。

2013-06-02 14:52:18
takashi murakami @takashipom

僕はヴェニスのキュレーター、マッシミリアノジオーニが結構プリミティヴアート寄りのコンセプトに振り切ってるのを嬉しく観ていた。なぜなれば、その雰囲気こそ、いよいよ西欧が西欧以外に門戸を開かねば、しかも、彼らの言説でしっかりと地盤がためもしなければ、と思い始めている兆候であるからだ。

2013-06-02 14:59:25

※ベネチアビエンナーレキュレーター、マッシミリアーノ・ジオーニのインタビュー記事
http://www.theartnewspaper.com/articles/Massimiliano-Gionis-journey-into-the-delirium-of-the-imagination/29617

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