小松崎拓男氏による『TOKYO POPの終わり』とその反応
- hashizume_y
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プンタ・デラ・ドガーナでのもの派、具体の大フィーチャーや、プラダでのハラルドゼーマンの展覧会の回顧にも、いよいよ一過性のブームで西欧以外を取り込むというモードからの脱却を感じる。懐をもっと深くしてゆくことが『大人である西欧現代美術の見識』であるとでも言いたげな態度表明だ。
2013-06-02 15:01:35※プンタ・デラ・ドガーナでのもの派・具体の大フューチャーは恐らく「Prima Materia」展のこと
http://www.theartnewspaper.com/articles/Punta della Dogana looks to the past/29656
※プラダでのハラルド・ゼーマン回顧展
http://galleristny.com/2013/06/bad-attitudes-harald-szeemanns-landmark-exhibition-was-a-scandal-in-its-day/
そういうキュレーターサイドの目論見を、表現者側は追従するのではなく、追い越してゆかねばならない。だが、哀しいのは日本の現代美術シーンはそういう解析に時間がかかり、解析し終わった頃には世界の最先端は別のところにシフトしている、ということだ。
2013-06-02 15:03:01ひとつだけ。special mention(特別表彰)でもらったものは一枚の紙です。そこには「special mention to」とタイプで書かれ、そのあとに手書きで「Japan」と書かれています。そこにはぼくや蔵屋さんの名前はありません。つまりこれによって
2013-06-02 16:16:02何かが始まったり、終わったりするものではないということです。日本館で展示をしてかつて賞をもらった池田満寿夫も千住博も、個人に与えられたものでした。オノヨーコさんは名誉賞でした。だから日本(館)として賞をもらったのはあの建物が戦後に建てられて初めてのことです。だから、
2013-06-02 16:18:17小松崎さん、日本国内でのつまらない世代間、代理闘争にこの事実を使ったり、巻き込まないでください。ぼくら、アーティストはいつもそうしたつまらない断絶をうながず発言に左右されてきました。でも、村上さんや会田さんがいなかったらぼくはいまのような活動をはじめていません。
2013-06-02 16:21:38彼らから学んだことはたくさんあります。もちろん、個人的には知らなくても、中原浩大さんからも、中村一美さんや岡﨑乾二郎さんからも、ダムタイプからも、柳幸典さんからも、って名前を挙げていけばきりがなくて、たくさんのアーティストの名前からそれが日本の現代美術の歴史になります。
2013-06-02 16:27:48ぼくらは連綿とつながってきているわけで、勝手にそれを切りはなさいでください。もちろん日本だけでなく、海外の美術の歴史ともつながっています。せっかく、海外でも日本の戦後美術への関心が高まっているわけで、ぼくらは単線的な歴史観をすて、複数の時代のアーティストが同時にさまざまな活動を
2013-06-02 16:31:06展開する、そんな時代に生きています。だって李禹煥さんだって、菅木志雄さんだって新作つくっています。勝手にぼくらの繋がりを切り離さないでください。
2013-06-02 16:34:19日本(館)での受賞は、ぼくと蔵屋さんが獲ったものではなく、たくさんのアーティストたちの試みの果てにえられたものです。ぼくらは今回、運がよかった、けど金獅子は逃しましたよね。そこまでは無理でした。でもいつか日本館で金獅子を獲りましょう。これからのアーティストに期待しましょう!
2013-06-02 16:40:08日本の現代美術の主役が交代して行くということでしょうか。ポップ的な表現が背景に退き、コンセプチュアルな表現がアートシーンに台頭して来るということです。一目で凄いと思えるようなものではなく、どうやら少し考えたり、解説を聞かないとわからないような類の、でも見ただけでも笑えたり……。
2013-06-02 16:46:24田中功起さん申し訳ない。田中さんの受賞を喜ぶつもりが、いささか思わぬ方向に。世代間の代理戦争のつもりもありません。これまでの作家の業績を貶めようとするような意図もありません。
2013-06-02 17:07:26@takuokomart 小松崎さん、おはようございます。これらのやり取りは2箇所にまとめられていて、現在5000と2500ヴューあります。僕はコレを機に何を言いたかったのかという部分があるのです。
2013-06-03 07:37:59@takuokomart かつて田中功起さんご自身も僕に対して「あんたの時代は終わった。これからは俺達が全部を変えてゆくんだ」と言っていた事と呼応するのです。今回 田中さんは小松崎さんへの反駁として、世代交代的な文脈での言説は自分の本意ではない、と語っています。
2013-06-03 07:40:16@takuokomart でも、それそのものは僕は問題視していないのです。世代交代の内容がしっかりと言及されればいい。
2013-06-03 07:40:56@takuokomart <日本の現代美術の主役が交代して行くということでしょうか。ポップ的な表現が背景に退き、コンセプチュアルな表現がアートシーンに台頭して来るということです>←でも、こんなまとめ、何も内容が無いじゃないですか。ポップが退行し、コンセプチュアルが主役?
2013-06-03 07:42:34@takuokomart 正直、ARTの歴史の争点を表層の単語でしか追っていないのがバレバレです。主役が交代しても結構ですが、今、ヴェニスで起きている状況を全く無視した、トレンド的にもおかしな発言だということをご理解いただきたい。
2013-06-03 07:44:56@takuokomart 昨日も書きましたが、マッシ(ミリアノ・ジオーニ)のキュレーションの意図ひとつとっても、時代は今、回顧、そして表層を微細に鑑賞しようという傾向なのです。つまり宇宙を見るときの望遠鏡の精度があがってきたことによって見えてくるものの意味内容が変わってきたね
2013-06-03 07:46:24@takuokomart 、、、と、そういう事が唱えられ始めているんです。<ポップが退行しコンセプチュアルが主役に>は全くの間違いであるとおもいます。ポップに見えていた、もしくは無意味に見えていた表現の隙間に、その奥に「表現の新しい可能性」を見いだせるようになってきた、
2013-06-03 07:49:18@takuokomart つまり、ポップとかコンセプチュアルとかのジャンルの融解が争点なんじゃないでしょうかね。じゃなきゃ、大竹伸朗さんや澤田真一さんのチョイスは無いと思うんです。
2013-06-03 07:53:26@takuokomart 澤田真一さんの作品とか、、、 http://t.co/CquNE76Rt1
2013-06-03 07:57:05Roberto Cuoghi とか。。。 @takuokomart http://t.co/hHcNdXy3gt
2013-06-03 07:59:54漫画家のRobert Crumbとか。、、、まぁ、このへんは定番ですが、、、。。。 @takuokomart http://t.co/c0YalEU4yq
2013-06-03 08:08:50@takuokomart ということで、ジャンルの分断、時代の交代、という語り口では今回のヴェニス界隈のトレンドは語れないと思ったのでした。以上です。
2013-06-03 08:16:08