排外主義デモへのカウンターをめぐる賛否両論について、高林先生の考察。
- neko_yamashita
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(承前)その蓄積の土台に立って、お二人のような方たちはカウンター運動が陥りかねない「落とし穴」に、警鐘を鳴らしてきたと思っている。その批判が耳障りに思えたとしても「運動の足を引っ張る」的な攻撃で返すべきものではあるまい。この種の攻撃的反応がまま見られたのは、非常に残念なことだ。
2013-06-07 08:27:54(承前)昨日の連ツイの1)~5)で指摘したのは、カウンター行動を「在特会と同じく暴力的」で「差別構造の根源と闘わない」から「在特会と変わらないレイシスト」という風に全否定する相当数の言説のことである。その種の言説を繰り返す人たちは、自分と少々考えが合わない者全般にことさら攻撃的。
2013-06-07 08:38:06(承前)その熱意ある活動・取り組みの実績からして私など恥ずかしくて顔も上げられないような田中宏先生や河津聖恵さんでさえ、わずかな点をあげつらって槍玉に挙げる。自分たちの抱く朝鮮人像にそぐわない発言をすると見れば、李信恵さんやKang Kimさんらを「足を引っ張る朝鮮人」扱いする。
2013-06-07 08:44:05(承前)「共産党もレイシスト」なんていう発言も見て呆然とした。要するに自分たちが「反動」だと思う者をちょっと擁護したり、協働したり、同じ場にいたという程度で「裏切り者」「内通者」「スパイ」などと糾弾し粛清した、昔のセクト主義的な「革命運動」の感覚そのままとしか思えない。
2013-06-07 08:50:20(承前)考えが合わないなら自分の良しと思う運動を構築し実践すれば良いこと。運動は誰かに感謝されるためにやるものではないが、それぞれの想い・考えでエネルギーを割いて運動や研究にに取り組む者同士、もっと互いへの人間的敬意というものを払うべきだろう。
2013-06-07 08:54:19(承前)一定の目標を共有するはずの者をことさらに糾弾し敵視したところで、それこそ差別の構造を穿つことには何の役にも立たないし、差別的な日本国家にとっても在特会にとっても痛くも痒くもない。そのくらいのことに、いい加減気づいてもらえないものかと思う。
2013-06-07 08:58:02ひとことで言えば、金明秀や@gurugurian の方法論は、彼ら自信も認識しているように、現在のカウンターとは根本的なところが違っている。乱暴に言えば、現在のカウンターは彼らの方法論を思い切って切り捨てたところから始まっています。@TTsaharawi
2013-06-07 09:06:00@kdxn だからその根本的な部分で自分たちの方法論に依拠した批判を寄せられても、どうしようもないところはあるんですよ。すなわち、有益ではない。しかしそれは現在のカウンターに対してのもので、反差別運動全体としてはもちろん利するところが多い。@TTsaharawi
2013-06-07 09:07:50@kdxn いろんな方法があっていいのですから、別個に進んでいけばいいだけなのに、「あいつらにはここが足りない」「そこが足りない」と言い募るのは「足を引っ張る」ことでしょう。それは「足りない」のではなく、方法論としては「切り捨てた」ものですから。@TTsaharawi
2013-06-07 09:09:57一般論として昨年の再ツイート→社会運動を衰退させる最も大きな要因は「やっかみ」。盛り上がれば盛り上がるほど「やっかみ」はあらゆる形に変化して運動を侵食していき、やがて衰退にむかわせる。面倒なことに「やっかみ」を「理念や信念」にすり替えるのが巧みな人たちが必ずいることなんだわ。
2013-06-07 09:19:21毎日毎日毎日毎日、在特側から中傷され、本来同じ目的を共有してる側からは「やり方が間違ってる。お前のやってることは反差別運動なんかじゃない」と言われれば汚い言葉で反論もしたくなるでしょうょうよ。納得いかなけりゃ自分達で新たにやればいい。それだけのことじゃないかなぁ。
2013-06-06 19:31:17@neko_yamashita 何より、彼らは彼らが正確に捉えた危機感を原動力として行動しているわけで、そこは疑いを差し挟む余地がありません。つまらぬ感情(そうではないときちんと証明した者を一人としてして見たことがない)に囚われてぴいぴい騒いでる連中はピエロでしかないですね。
2013-06-06 22:54:06@toshiki_nakaya @kdxn 自らが信ずる正義でも、良識でも、良心でもいいんですが、それらを原動力として抱くに至った危機感に勝るものなし。思想もどきが無力な理由ははっきりしてますよ。 正 し く な い か ら です。
2013-06-06 23:34:27明秀氏は現場に出て参加もしてくれたし。@TTsaharawi 金明秀先生や「ぐるぐる」氏のカウンター批判は傾聴に値すると思っている。両氏はカウンター行動の意義自体は評価しておられるし、そこに集う人々を全否定もしない。また両氏は私が批評するのもおこがましいほど、大局的意義のある研究
2013-06-07 08:30:36@bcxxx 現場に出て現実の動きを肌で知ることによって彼らもいろいろと考えてくれるのではないかと。わたし自身は一刀両断せずに今後に期待したいところ。@TTsaharawi
2013-06-07 08:49:40@bcxxx めょんす氏は京都であったカウンター活動に参加したあとの席で、現場に出る前と後で受け止め方が変わったことを話していたよ。きっと、これからも現場まで足を運んでくれることがあるとおもう。それが、きっと彼の思考に反映されてくるはず。そう、おもってる。@TTsaharawi
2013-06-07 09:10:17単純に、人間としての配慮と敬意の問題じゃないんですかと思う。人間には感情があるので。それはマジョリティだろうがマイノリティだろうが関係なく。その非対称は考えなきゃいけないけど、個々のどんなふるまいも許容しろといっても許容されるわけない。「通じない」。単純に。
2013-06-07 09:06:09背景にあるものを考えるのは根本だからめちゃくちゃ大事です。いや一番大事。根治するためだから。でも「なんのために」批判するのか、「何のために」やってるのか。伝えるためじゃないのかいな。差別に抵抗するためじゃないんかいな。皮肉や揶揄の応酬は何の役に立つんだろっていつも思う。
2013-06-07 09:11:27いろんな抵抗の仕方があるからこそいいので、批判の応酬そのものがみえるのはいいことだと思うのだけど。(というか批判を切り捨てるばかりではダメだと思う)人格攻撃とか入るともうあんたら大人だろ?ていいたくなる...。
2013-06-07 09:24:26ネット右翼が街に飛び出した。軽い気持ちで醜悪なヘイトを吐き出し社会を貶めている。マイノリティをズタズタに傷つける。警察もマスメディアも放置。それに我慢ならない知識人でも何でもない「大衆」が路上に抗議に立ち始めた。それだけのこと。でも、そこから過去の歴史に学ぶ人達も生まれるだろう。
2013-06-09 12:40:58