酵素とかアミノ酸とかタンパク質とか ~酵素物語 5の巻~

酵素って毒でもあるの!というのがお話のはじまりです。 勉強させてもらってます。 前に作った関連まとめ 酵素物語 1の巻 http://togetter.com/li/385980 続きを読む
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わいたんべさんが「毒」の話をしていた。

Y Tambe @y_tambe

ボツリヌス毒素の活性本体は酵素(メタロプロテアーゼ)。コレラ毒素の活性本体も酵素(ADPリボシルトランスフェラーゼ)。ベロ毒素の活性本体も酵素(RNA-N-グリコシダーゼ)。

2013-06-07 21:51:06

あ、酵素の話だ。←(酵素の話好き)

Y Tambe @y_tambe

@Butayama3 あります。ただ、さっき名前をあげた細菌の毒素は、酵素(活性本体)の部分だけでは働かない。毒素として働くのは細胞の内に入ったときで、それ単独では細胞の中にはなかなか入れないから。なので細胞にくっついて活性本体を送り込むためのタンパク質(結合サブユニット)が必要

2013-06-07 22:06:33

酵素の「結合サブユニット」のお話

Y Tambe @y_tambe

@Butayama3 「サブユニット」はOK?

2013-06-07 23:12:05
Y Tambe @y_tambe

細菌が作る毒素にはいろんなものが(タンパク質以外も)あるのだけど、タンパク質で出来てて、細菌が体(=細菌の細胞)の外に分泌する毒素は、特に「外毒素(菌体外毒素)」というグループになる。さっき名前を出してたのは、全部、外毒素。…で、これらは全部(続

2013-06-07 23:22:13
Y Tambe @y_tambe

@Butayama3 まぁ大体はそう思ってOK。まったく機能しなくなるかどうかは、そのタンパクの種類とどれが欠けるかにもよる。

2013-06-07 23:26:51
Y Tambe @y_tambe

承前)直接「毒素」として働く活性本体にあたるサブユニット(=活性サブユニット)と、ターゲットの細胞表面にくっついて活性本体を細胞に取り込ませるためのサブユニット(=結合サブユニット)という、2種類のサブユニットが集まって出来てる。面白いことに(続

2013-06-07 23:25:15
Y Tambe @y_tambe

承前)細菌の毒素では、活性サブユニットと結合サブユニットが1:1か、1:5で集合してるものが割と多い。活性サブユニットをActiveの頭文字で「Aサブユニット」、結合サブユニットをBindingの頭文字で「Bサブユニット」とも呼ぶのだけど(続

2013-06-07 23:29:58
Y Tambe @y_tambe

承前)AとBが1:1で集まるのを「AB型」または「A1B1型」、1:5で集まるのを「AB5型」「A1B5型」と呼ぶ。ボツリヌス毒素やジフテリア毒素はAB型で、コレラ毒素やベロ毒素はAB5型。

2013-06-07 23:31:38
Y Tambe @y_tambe

例えば、Aサブユニットだけを単独で取り出して、ヒトの細胞に振りかけても、毒素としての機能は発揮しないことが多い。一方、Bサブユニットだけを振りかけても、その毒素に特有の毒性は発揮しない。

2013-06-07 23:34:34
Y Tambe @y_tambe

こんなとこかのう。

2013-06-07 23:38:41

おもしろい、酵素の話はおもしろい。だけど、やっぱりよくわからない(笑)。

ぶたやま@「ぶたやまかあさんのやり過ごしごはん」発売中 @Butayama3

っていうか、相変わらずよくわからないのよ。(本を読め)"@DEEPBLUE1219: @Butayama3 本当に酵素が好きですね^^"

2013-06-07 23:26:34
ぶたやま@「ぶたやまかあさんのやり過ごしごはん」発売中 @Butayama3

酵素に関しては、なんかうまくイメージできないっていうか、いまいち実態がつかめない。(本を読め)

2013-06-07 23:35:07
Y Tambe @y_tambe

タンパク質の持つ機能には、「酵素」としての働き(=触媒として、化学反応の進行を手助けする)以外にもいろいろとあって。「特定の相手と結合する」というのも結構大きな特徴。特に抗体なんかは、ものすごく特異的に相手を認識する。

2013-06-07 23:42:04
Y Tambe @y_tambe

@Butayama3 まあ、ある意味「酵素」だって、「特定の基質と特異的に結合する」ところから、働いてるわけなんだけどね。

2013-06-07 23:44:54

タンパク質ってなんだろう

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