備忘録:特別支援教育保護者研修~褒める育てる子育て心理学~

教育委員会主催の特別支援教育保護者研修に行ってきました。 ~保護者のための応用行動分析学入門~というお題の講演を レジュメと解読した(笑)メモに基づいて備忘録としてまとめてみました。
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狛 我天(オイル交換済み) @Workman89

強化子は行動の直後に提示する→20分後席を離れたとしても、「20分座っていられる」ことが目標行動なので、「今日はがんばって座ってられたね」などと声をかける。そして座ったら褒める→これも「座る」行動に対する強化子になる。(立ち歩く行為をリセットして再集中を促す狙いもある)

2013-06-28 22:49:52
狛 我天(オイル交換済み) @Workman89

学校にて教師にこの話をすると、「立ち歩く子が座ったら褒めるはわかりますが、座ってるだけで褒められない子への対処はどうすれば・」という質問があったそうだが、「座っていられる子には、別の褒めポイントがあるでしょう。一人ひとりの生徒への細やかな指導をお願いします」と逆に提案するそうだ。

2013-06-28 22:50:20
狛 我天(オイル交換済み) @Workman89

教育委員会の主催講演ということで、学校関係者も参加しているので、こういう話もでたが・・・こういう問題となる行動を「できること」に置き換える。あるいはやって欲しい行動に対するスモールステップというのは何も授業中だけでなく、家庭でも十分応用がくことなんだよね。。

2013-06-28 22:53:30
狛 我天(オイル交換済み) @Workman89

ウチの場合は、長男に「学習習慣」をつけるためにやったんだけれど。目標行動を「10分、机に座って漢字ドリルをやる」に定め、強化子には、「終わったらおやつ」とか、「終わったらゲームをしていい」ってな感じ。そしてスモールステップで10分を増やすのではなく、「もう10分算数をやる」に。

2013-06-28 22:57:38
狛 我天(オイル交換済み) @Workman89

今は言わなくても、公文の宿題、学校での宿題は自発的にやっている。

2013-06-28 22:59:05
狛 我天(オイル交換済み) @Workman89

目標行動が達成、継続しやすいようにするために:プロンプト(入力要求・促す)→目標行動がスムーズにできるよう合図や指示を出す。立ち歩く子の場合では時折声を掛ける、またアイコンタクトし、うなづくなど。他の場面では、目標を指差す、視覚支援の絵カードを出す、時計を示すなどもプロンプト。

2013-06-28 22:59:45
狛 我天(オイル交換済み) @Workman89

目標行動が達成、継続しやすいようにするために:フェイディング(減らしていく)→目標行動が身についていくにつれて、段階的に提示を減らしていく。具体的な声がけ→短く指示→しぐさ→アイコンタクト→プロンプトなし。など。

2013-06-28 23:00:28
狛 我天(オイル交換済み) @Workman89

長男の場合は聴覚過敏からいらいらし、暴言が出ることもあるのだが、お店に入る前、学校へ行く時など、場面に応じて「耳栓持ったか」「あそこは小さい子が一杯いるかもしんないな、どうする」など、ちょっとしたことで、事前に耳栓をつける、本人が予測し避けるなどができる、これもプロンプトと言える

2013-06-28 23:00:59
狛 我天(オイル交換済み) @Workman89

おまけの話。「ほめて伸ばす」がテーマなので、最後に不適切行動における結果の「消去」と「罰」について。「消去」は無視、「罰」は注意、叱る。マウスによる行動実験(大学の先生らしい例)では、罰は即効性があるが、完全に「問題行動」をやめてしまう時期は「消去」とほぼ同じらしい。

2013-06-28 23:05:22
狛 我天(オイル交換済み) @Workman89

「罰」の問題点。①罰を受けない時は行動が増加する。②罰を繰り返す事で慣れが生じる。③不快刺激がもつ肉体的精神的苦痛。慣れにより、罰が強化されていくと虐待につながる。事件化した体罰も同じである。

2013-06-28 23:08:53
狛 我天(オイル交換済み) @Workman89

まとめ:問題行動を減らす努力より適切な行動を増やす努力を:不適切、問題行動を減少させるには、行動を問題行動ではなく、適切な行動に置き換えて分析、条件を作っていく。前出の「立ち歩く」から「座っていられる」のように行動を置き換えると、強化子は罰ではなく、褒めるに変わる。

2013-06-28 23:13:37