ICRPダイアログセミナー第6回、「飯舘の人々と直面する問題を考える」。ロシャールさんのあいさつに続いて、パネリストが簡単な自己紹介をしています。
2013-07-06 09:44:40飯舘村村長からの挨拶
飯舘村村長からの挨拶。飯舘村の人口6,000人、原発と関係ない村だったが全村避難。放射能については無知だった。「正しく怖がる」「バランス感覚」が重要。危ないから避難しろというだけでは住民の幸せは得られないと考えている。
2013-07-06 09:47:57放射能の災害は、他の災害とは全く異なると考えている。これからゼロに向かって不安と戦いながら進んでいかなければならない。他の災害は心が結束するが、放射能は全く逆、心の分断の連続。家庭内、村の中、高いところと低いところ、賠償の差。これからも心の分断とは向き合っていかなければならない。
2013-07-06 09:49:28飯舘村・菅野村長。他の災害と放射線災害との違い。他の災害はむしろ人々を結束させる。放射能は人々を分断させる。心の分断の連続。これからもそれと向き合っていかなくてはならない。
2013-07-06 09:49:52住民の心の健康と地域のコミュニティを守りながら進めている。広報で全国コンクールで総理大臣賞をもらった。除染では5mSvを目標にしており、既に除染が済んでいるところは1mSvを達成している。
2013-07-06 09:50:48ある程度の規則、きまりは必要だろうが、今は有事。我々の心に寄り添う政策があってもよいのではないか。賠償だけではなく生活支援の制度が必要だと思っているが、なかなかそうはいかないジレンマの中で戦いを続けている。
2013-07-06 09:51:39三宅島と山越をすぐに勉強したが、帰村率はどちらも65%。一度避難した村は戻らない。放射能災害ではこれからどこまで戻るか。戻らない人やその子供たちも村の住民である、という考え方で進めようとしている。
2013-07-06 09:52:50菅野村長:賠償、除染、・・・。平時の規則だけでは対応できない。現実の心に寄添う柔軟な対応が必要。生活を支援するという政策がもう少しあってもよい。三宅島などの噴火・地震災害の後、帰還率は6割。飯舘はどうなるか。「戻らない人も村人」が基本理念。
2013-07-06 09:52:54政府や学者にはもっとしっかりしてもらいたいと思っているが、起きてはならない原発事故の後で、豊かさを考える必要がある。電気が24時間ついている中で星が見えなくなっている。
2013-07-06 09:55:18菅野村長:夜も電気がたくさんついている、戦後日本の「豊かさ」。これを見直して成熟社会のあり方を考えるきっかけにするべきだが、現状、そうはなっていない。一時的には言葉が盛り上がるが、持続しない。「足るを知る」を見直す必要。次の世代にどのような日本をバトンタッチするか。
2013-07-06 09:56:58原発事故から何を学び、次の世代にバトンタッチできるか、放射能と戦うだけでないく、大きなことを考えていく必要がある。
2013-07-06 09:57:08原発事故を乗り越えて、次の世代に向けていい国をつくっていかなければならないと思っている(以上、飯舘村長からスピーチ)
2013-07-06 09:58:49飯舘村の中学生の定着率が7割、幼稚園が4割、と聞いたんだけど、小学生が何割か聞き逃してしまった
2013-07-06 09:59:58