労働者保護が労災認定の基本的価値観(再まとめ)

・旧まとめ「労働者保護が労災認定の基本的価値観」 http://togetter.com/li/472584 が「一時的に非公開」となって久しいですが、内容的にそのままにするのは勿体ないので、「労災認定」についてまとめ直しました。 ・厚生労働省 電離放射線障害の業務上外に関する検討会 http://j.mp/1JsxzQp ・厚生労働省 業務上疾病に関する医学的知見の収集に係る調査研究報告書: http://j.mp/1ORyluT
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上海II @shanghai_ii

@shanghai_ii 労災認定基準に関する会議は、個々のケースを検討することが多いためか、この後も公表部分が非常に少ない。

2013-03-18 05:03:10
上海II @shanghai_ii

@shanghai_ii ここの部分を補足します。45年答申を受けて原賠法を改正するに当たって、衆参両院で、付帯決議がされています。 第065回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号 昭和四十六年四月十七日 http://t.co/LRJUS0jvzH

2013-03-18 05:18:46
上海II @shanghai_ii

@shanghai_ii 「一、陸上の原子炉、原子力船、外国の原子力軍艦による原子力損害の賠償については、被害者保護の立場から、均衡を失しないよう措置するとともに、ブラッセル条約の検討等国際条約の確立に努力すること。」  

2013-03-18 05:21:00
上海II @shanghai_ii

@shanghai_ii 「二、本法の適用除外になっている原子力事業者の従業員災害については、原子力災害の特殊性にかんがみ、早急に、立法その他の措置を講じ、被害者の保護に万全を期すること。」

2013-03-18 05:21:13
上海II @shanghai_ii

@shanghai_ii 決議1では、ブラッセル条約(パリ条約)などへの加入問題は今後も検討されることに。(→今後も、従業員問題だけではなく、責任上限の問題も付いてくる)

2013-03-18 05:22:40
上海II @shanghai_ii

@shanghai_ii これが「原子力事業従業員災害補償専門部会」が昭和46年暮れから立ち上がった直接の理由となる決議事項。

2013-03-18 05:24:05
上海II @shanghai_ii

@shanghai_ii 昭和51年に出た認定基準に話を戻します。

2013-03-18 05:29:57
上海II @shanghai_ii

@shanghai_ii 認定される疾病について列挙されているが、認定基準を設けているのは6疾病のみ。急性放射線症、急性放射線皮膚障害、慢性放射線皮膚障害、放射線造血器障害、白血病、白内障。

2013-03-18 05:36:16
上海II @shanghai_ii

@shanghai_ii 認定基準を設けなかった疾病については個別に審査されることになるはずで、中立的審査の担保がないと考えて良いと僕は思う。

2013-03-18 05:37:38
上海II @shanghai_ii

@shanghai_ii また、慢性被曝に関しては4疾病で、皮膚障害が3か月以上で2500レム(=25Sv (等価線量))、放射線造血器障害が1年に5レム(=50mSv)または3か月に3レム(=30mSv)、白血病が0.5レム(=5mSv)x年数、

2013-03-18 05:44:57
上海II @shanghai_ii

@shanghai_ii 白内障が3か月以内で200レム(=2Sv (等価線量))、3か月以上で500レム(=5Sv (等価線量))。

2013-03-18 05:45:50
上海II @shanghai_ii

@shanghai_ii この認定基準、白血病は他の疾病よりも線量も低く、その測定も簡単だというように見えます。

2013-03-18 05:49:01
上海II @shanghai_ii

@shanghai_ii (この白血病の年5mSvが事故後特に話題になるんだけど、この数字自体は、事後からの疾病要因推定になるんで、予防として使うリスクの尺度に使うのはわざわざ回り道することになるわけで、何をしてるのかわからんと僕は思います)

2013-03-18 06:00:11
上海II @shanghai_ii

@shanghai_ii ただし、この数字が出た根拠については議事録も結論も非公開のようで、そこんとこに、混乱の大きな原因があるということは指摘しておかないとアカン。

2013-03-18 06:02:04
上海II @shanghai_ii

今日はここまで。一応、現在に直結する昭和51年の認定基準の歴史までは来ました。今晩か明日に、その後のことを少し追います。

2013-03-18 06:04:22
上海II @shanghai_ii

@shanghai_ii この文章乱れてます(^^; 最初の1979.7.15というのはジュリストの発行日のことです。何故か先頭に来てしまった。

2013-03-18 06:07:02
上海II @shanghai_ii

ジュリストは過去の歴史を見るときに滅茶苦茶参考になるな。震災関係のものが公開されてる→http://t.co/vkoXCHjjW9 最初からこれに気づけば良かった。(まだほとんど読めてないんだけど)

2013-03-18 06:24:19
片瀬久美子🍀 @kumikokatase

再度説明すると、これまでに原発作業員が発症した白血病が労災認定されたケースは、因果関係の立証によるものではなく、作業員の健康保護を考えて作られた制度(労災基準)を基にしたものです。もぐさんの説明は間違っていなくて、それに対するトンチンカンな言いがかりによる中傷です。

2013-03-16 15:02:37
片瀬久美子🍀 @kumikokatase

↓補足すると、この「業務起因性の肯定」は、「因果関係が立証された」ことではありません。

2013-03-16 15:23:52
naka-take @Yuhki_Nakatake

労働者に発症した疾病について、(1)労働の場に危険有害因子が存在すること、(2)危険有害因子にばく露されること、(3)発症の経過及び病態が医学的に見て妥当であること、の3要件が満たされる場合には、原則として業務起因性が肯定されます。http://t.co/mzFdXxM976

2013-03-16 15:20:45
naka-take @Yuhki_Nakatake

例えば「職場に発がん性物質がありました」が(1)、「注意して扱いましたが、一定頻度を使ったことがあります」が(2)、「医者に診断してもらい、ガンだと診断されました」が(3)。これらを満たしていれば、原則として労災が認められる。実際に因果関係があろうとなかろうと関係ない。

2013-03-16 15:25:52
naka-take @Yuhki_Nakatake

挙げられているのは条件を満たせば認められる。一定の基準があるのも当たり前→労働基準法施行規則別表第1の2 http://t.co/oSj99iaE9C (7-10)電離放射線にさらされる業務による白血病、肺がん、皮膚がん、骨肉腫、甲状腺がん、多発性骨髄腫又は非ホジキンリンパ種

2013-03-16 15:36:02
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