二次大戦の頃の実戦における剣術の扱い

日中戦争とか太平洋戦争の頃の、実戦における剣術の扱い(というか効果)ってどうだったのかしらん、というのが少し頭に浮かんだので、少し書いたところ、面白い話を聞けたので、軽くまとめてみたり。
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司史生@減量中 @tsukasafumio

@hino_katuhiko @k_hisane 追記しますと白兵戦は例外的事象になっていました。満洲事変参加者の経験では、敵に突撃しても、日露戦争時のような格闘や斬撃戦は過去のものになっていたとあります。

2013-08-03 02:52:18
司史生@減量中 @tsukasafumio

@hino_katuhiko @k_hisane なお陸軍の突撃に対する基本思想は、火力で敵兵を制圧した後に止めとして行うという、正統的なものでした。火力差が隔絶した太平洋戦線ですら「俺たちは大砲のお守りでしかない」と歩兵が自嘲することがあったぐらいです。

2013-08-03 02:58:03
司史生@減量中 @tsukasafumio

@hino_katuhiko @k_hisane 帝国陸軍の場合、連隊所属の山砲や大隊の歩兵砲、中隊の擲弾筒や小隊の軽機関銃といった直接支援火力で敵の防御射撃を制圧し、歩兵を突撃位置まで迅速な進出させることを重視していました。

2013-08-03 03:05:17
日野カツヒコ @hino_katuhiko

@tsukasafumio @k_hisane ありがとうございます。どうしてもの子供の頃の刷り込みでしょうか、白兵至上主義で銃剣突撃の効用に夢想していたというイメージがありました。

2013-08-03 03:00:14
日野カツヒコ @hino_katuhiko

@tsukasafumio @k_hisane 大変わかりやすいです!陸軍の戦闘の要諦が大変想像しやすくなりました(笑) あの頼りなく見えた歩兵砲や擲弾筒などが頼もしく思えてきました!

2013-08-03 03:14:12
司史生@減量中 @tsukasafumio

@hino_katuhiko @k_hisane システムとしてそれなりに合理的に組み立てられているんですね。中国戦線の戦例を見ると、歩兵連隊は実質的には連隊砲(四一式山砲)で戦う部隊で、連隊砲を発射位置に進出させる時間稼ぎが歩兵の役割のような面すらあります。

2013-08-03 03:22:25
司史生@減量中 @tsukasafumio

@hino_katuhiko @k_hisane 帝国陸軍の戦術の欠点としては、絶えず運動して敵の主導権を握り続けるという攻勢主義が、歩兵操典に見羅列ように突撃さえすれば状況終了という形式主義に陥ったことです。

2013-08-03 03:27:54
神無月久音 @k_hisane

「”突撃”カードをドロー!相手は死ぬ!」という感じで砂。 @tsukasafumio 帝国陸軍の戦術の欠点としては、絶えず運動して敵の主導権を握り続けるという攻勢主義が、歩兵操典に見羅列ように突撃さえすれば状況終了という形式主義に陥ったこと @hino_katuhiko

2013-08-03 20:37:11
司史生@減量中 @tsukasafumio

@hino_katuhiko @k_hisane 最終的な突撃は成功するもの、という前提になっているため、優勢な火力で突撃位置への進出を阻止されたり、突撃が至近射撃で破砕されたり、敵機動兵力の迅速な反撃を受けたり、という事態への対処が軽視されていました。

2013-08-03 03:30:41
司史生@減量中 @tsukasafumio

@hino_katuhiko @k_hisane 突撃が予定のように首尾よくいかない場合、それは実質的に現場指揮官の個人的資質に丸投げされます。そこに個人的面子や日本的な「空気」がからみと、成算のない無理押しの繰り返しになります。

2013-08-03 03:36:15
神無月久音 @k_hisane

この辺は現代も殆ど変わってませんのう。軍がどうこう以前の社会全体として @tsukasafumio 首尾よくいかない場合、それは実質的に現場指揮官の個人的資質に丸投げされます。そこに個人的面子や日本的な「空気」がからみと、成算のない無理押しの繰り返しに@hino_katuhiko

2013-08-03 20:39:54
神無月久音 @k_hisane

まあ、しかし、維新直後は旧弊の象徴とされ、疎外された刀や剣術が、二次大戦の頃になると、大和魂やら敢闘精神やらを養うものとして扱われるようになったってのも皮肉なもんで砂。

2013-08-03 20:45:36
和泉樹林 @IzumiKibayashi

@k_hisane 戦前はでたらめと扱われてた中世神道が戦後皇国主義を否定するために持ち上げられるんだからもう世の中変わんねぇな。

2013-08-03 20:51:33
神無月久音 @k_hisane

「因果はめぐる糸車、明日はわからぬ風車、臼で粉引く水車、我が家の家計は火の車」なんて歌もあります喃。ぐーるぐーるするよ!@Izumi_asato 戦前はでたらめと扱われてた中世神道が戦後皇国主義を否定するために持ち上げられるんだからもう世の中変わんねぇな。

2013-08-03 20:56:21