画家フランシス・ベーコンを巡る病跡学的アプローチ

グランキューブ大阪で開催された第60回日本病跡学会総会のあとで大崎晴地氏と志紀島啓の対話。 『ヘルメスの音楽』浅田彰・ちくま文庫所収のベーコン論は読みやすい導入となるだろう。http://www.amazon.co.jp/%E3%83%98%E3%83%AB%E3%83%A1%E3%82%B9%E3%81%AE%E9%9F%B3%E6%A5%BD-%E3%81%A1%E3%81%8F%E3%81%BE%E5%AD%A6%E8%8A%B8%E6%96%87%E5%BA%AB-%E6%B5%85%E7%94%B0-%E5%BD%B0/dp/4480080082
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志紀島 啓 @kay_shixima

@toriisophie さらに妄想でなければ離人症というのもいささか荒っぽいのではないでしょうか? あとあえて低レベルの議論をすると一般的にはリアリズムというのは写実主義と訳されてしまう。大崎さんはそういう意味でリアリズムとは言ってないですよね?

2013-08-08 10:49:30
大崎晴地 @haruchiosaki

@kay_shixima 写実ではとっていませんね。 内的構造を示さない状態であっても、そこに裏返った世界からの不連続な経験があると思っています。

2013-08-08 11:35:49
志紀島 啓 @kay_shixima

@toriisophie 一般的な表現ではないので<裏返った世界からの不連続な経験>の説明をお願いしたいです。

2013-08-08 11:43:24
大崎晴地 @haruchiosaki

@kay_shixima そうですね。 裏返った経験については先に「レール」を空虚と捉えた混乱にもありますが、当日の触覚性変容をキーワードに上げて、目下、考察中のテーマですので、別の機会でよろしいですか?

2013-08-08 12:10:55
志紀島 啓 @kay_shixima

@toriisophie はい。ではその機会に期待いたします。で僕の言いたいことを言ってしまうと(私見ですが)大崎さんのフランシス・ベーコンについての発表題目は「緊張病(=カタトニー)的(反)リアリズム」とした方が聴衆には理解しやすかったのでは?と思っています。

2013-08-08 12:21:53
大崎晴地 @haruchiosaki

@kay_shixima ベーコンの作品は離人症と緊張病の両方が含まれていますね。<教皇>の作品からの変遷を踏まえますと、僕としてはやはり離人症的リアリズムに拘りたいところです。またよろしくお願いいたします。

2013-08-08 13:44:52