原子力安全委員会被ばく医療分科会 ヨウ素剤検討会)資料の抜粋ツイート by YuriHiranumaさん(2013.8.31)

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Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

鈴木委員「統計をとる場合に非常に問題にすべきことだろうと思うんです。ですから、アブソリュートリスクで言ってどの時点からほとんど増えなくなるかという考え方で考えていかないといけないんだろうと思っています。そういう意味では、広島・長崎では、一応40以上になると、」

2013-08-31 16:41:06
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

鈴木委員「そのリスクが完全に有意でない、無視できる範囲になるという形で、その40歳以上はリスクがないということを国際的に認めた根拠になっているんだろうと思っております。」 松原安全委員「逆に40歳以上で初めてアブソリュートリスクがなくなると。」

2013-08-31 16:42:26
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

松原安全委員「今おっしゃったのは、すべてプリバレンスというか、発症に関するリスクなのか、それとも死亡でしょうか。甲状腺がんの場合は。」 鈴木委員「甲状腺がんは、ほとんど死にませんので、インシデンスとプリバレンスがほとんど一致してきます、ある観察期間を持っていくと。」

2013-08-31 16:43:11
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

松原安全委員「ですから、死亡率ではないんですね。」 鈴木委員「ないです。手術の診断です。」 松原安全委員「ですから、有病率のデータでリスクを判断している。つまりリスクを死亡で判断したのではないということでございますね。」 鈴木委員「はい。」

2013-08-31 16:44:33
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

伊藤委員「甲状腺乳頭がんというのは変わったがんでして、明らかにがんがあっても、ほったらかしても20年ぐらい生きている人もいるんです。それから、逆に微小がんといって、非常に小さいがんを持ったまま、知らないでほかの病気で死んでしまう人もたくさんいるんです。」

2013-08-31 16:46:17
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

伊藤委員「全国的に、甲状腺がんの研究会で微小がんを例えば検診で見つけ出すとか、それからほかの病気でなくなった人の剖検から見つけ出すという作業をやって、疫学的にどれぐらいあるか。結局、甲状腺乳頭がんというのは、微小がんを含めますと、有病率と罹患率が非常に幅があるわけです。」

2013-08-31 16:47:02
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

伊藤委員「有病率が多いわけです。それで、その検索をもう10年以上前ですか、全国的にやりまして、広島大学の方で被ばく者の方の微小がんを中心に調べたら、被ばく者以外の人とほとんど変わらなかった。どこかにペーパーがあると思いますけれども、そういう結果が出ております。」

2013-08-31 16:47:40
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

鈴木委員「ちょっと訂正でよろしいでしょうか。放影研のデータで違う疾患で亡くなった方の甲状腺の組織を調べたデータがパブリッシュされていまして、それでやはり微小がんが線量効果関係を持って増加するというデータを出しております。」 伊藤委員「ありました。それは拝見しました。」

2013-08-31 16:48:36
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

鈴木委員「ですから、必ずしも、微小がんも臨床的に問題にならないレベルであっても、やはり線量効果関係を持って放射線の影響があらわれているというデータもございます。」

2013-08-31 16:49:42
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

伊藤委員「それは量的なもので出たので、それは明らかな放射線の影響ということを言えるんでしょうけれども、一方コントロール群、in-vivoは相当高い値が出ているんですね。」 鈴木委員「高いです。ものすごく高いです。」

2013-08-31 16:50:50
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

前川委員「これはがんはがんでして、転移もしますし、ほうっておけば成長しますし、直ちに普通の胃がんやその他のがんのようにそれで亡くなるということはないんですけれども、ご当人にとりましてはこれはがんのキャリアですから、これは大きなリスクです。」

2013-08-31 16:51:45
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

山下俊一「妊婦はご存じのように、妊娠第1期では、妊娠によって妊婦自身の甲状腺が刺激されています。資料がございますか。お手持ちの資料の4-4-3号です。特に妊婦の甲状腺そのものが刺激状態にあるということが問題であるということが一つあります。」

2013-08-31 17:00:49
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

山下俊一「第2期、第3期では、実は妊婦から胎児の方に放射性ヨードが容易に胎盤を通過し入るということで、児に対する防護も必要になるということが考えられます。この間の正常妊娠の場合には、放射線機能は少し正常範囲の上限はありますが、」

2013-08-31 17:01:42
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

山下俊一「これは生理的な問題でありますので、安定ヨウ素剤を1回投与後は、当然のことですけれども、出生後の新生児の甲状腺機能をモニターする必要があるということが問題点としては挙げられます。」

2013-08-31 17:02:06
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

山下俊一「最大の問題は、授乳中の母親であります。ヨウ素はご存じのように母乳中へ移行しますので、その母乳を摂取した子供にも当然ヨウ素は入っていきます。ですから、放射性ヨウ素で汚染した環境中にいる場合に、もし母親に甲状腺ブロックのために大量のヨウ素がいくと、」

2013-08-31 17:03:34
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

山下俊一「当然それは児のヨウ素も増やすことになりますので、児の甲状腺もブロックすることができるということになります。」

2013-08-31 17:05:25
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

原子力安全委員会被ばく医療分科会 第5回ヨウ素剤検討会 平成13年12月4日(火) http://t.co/hoJu3Uqz6F

2013-08-31 17:11:31
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

(1)放射性ヨウ素の放出形態 原子炉施設等において原子力災害が発生した場合、気体状のクリプトン、キセノン等の希ガスとともに、揮発性の放射性物質であるヨウ素が周辺環境に異常に放出され、広域に影響を与えることが想定される。

2013-08-31 17:11:51
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

(2)安定ヨウ素剤 放出された放射性ヨウ素は、吸入または汚染された飲食物を摂取することにより身体に取り込まれると、甲状腺に選択的に集積するため、放射線被ばくによる甲状腺がん等の晩発性影響を発生させる可能性がある。

2013-08-31 17:12:28
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

このような事態に対し、甲状腺への放射性ヨウ素の集積を防ぐため、安定ヨウ素剤を予防的に服用すれば効果があることが認められている。

2013-08-31 17:12:54
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

2.放射性ヨウ素による健康への影響 呼吸により鼻から吸入された放射性ヨウ素は呼吸気道に沈着し、気管支及び肺から体循環に迅速に移行する。また、口から吸入された放射性ヨウ素の一部は咽頭部にも沈着し、食道を経て消化管から吸入され、体循環に移行する。

2013-08-31 17:13:44
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

吸入された放射性ヨウ素の約10~30%は、24時間以内に甲状腺に選択的に集積し、残りの大部分は主に腎臓より尿中に排泄される。また、甲状腺に集積した放射性ヨウ素は有機化され、一定期間、甲状腺内に留まる。成人の甲状腺でのヨウ素の生物学的半減期は約80日で、

2013-08-31 17:14:04
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

19歳以下の若年者では成人と比べて短い。この甲状腺に集積した放射性ヨウ素からの被ばくにより、甲状腺がんや甲状腺機能低下症が引き起こされることがある。乳幼児期から若年期にかけては甲状腺の発育増大が特に顕著であり、その甲状腺への放射線影響は成人に比べて大きい。

2013-08-31 17:14:24
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

2-1 甲状腺がん (1)広島、長崎の原爆被災者の長期にわたる疫学調査によると、被ばく後、長期間にわたり甲状腺がんの発生確率が増加することが認められている。放射性ヨウ素等の被ばくにより、甲状腺腺細胞中の遺伝情報を有するデオキシリボ核酸(DNA)が損傷を受け、

2013-08-31 17:16:08
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

その修復が不完全なために誤ったDNAの遺伝情報の発現結果として甲状腺がんが誘発される。この際、被ばくにより発症するほとんどの甲状腺がんは甲状腺腺細胞に由来する乳頭腺癌である。

2013-08-31 17:17:08