第3回だらだら火山トーク-4 霧島・加久藤カルデラ

画像キャプチャは@NetwatchRetさんのhttp://youtu.be/b58yvYKAch0からいただきました。
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まとめ 第3回だらだら火山トーク 2013/6/23 画像キャプチャは@NetwatchRetさんのhttp://youtu.be/b58yvYKAch0からさせていただきました。 1098 pv 7

00:49:00~

http://youtu.be/b58yvYKAch0?t=48m46s

九州の火山とカルデラ

  • 井村
    とても難しい話が続いてしまってボクのアタマおかしくなりそうだったんですけども

何故そんな話になるのかというというとですね、
たぶんリスクを評価しようとかですね、そういう大それたことをたぶんやっている。
で、何故そんなことをするかというとたぶん助かる可能性があるから。

ボクが今から話をするのは
どうしたってしょうがないじゃないか
事実を受け止めましょうという話なんで。
もうしょうがないじゃん
で、しょうがないからもう計算とかヤだな
200人死のうが何万人死のうが何万年に1回でも
起こっちゃえばオシマイなので
あまり数字は出しません。

【九州の火山とカルデラ】
もともと石黒さんが「死都日本」を書かれたのは
奥さんが神戸の地震に対して
「地震てすごいわね、火山なんてたいしたことないじゃないの?」という話から
「いや火山が本気出した時はもっと凄いんだぜ」というところから入ったと思うんです。

今、早川さんや小山さんが話をされた、火山は凄い。んだけれども、まだ凄くない。
まだ凄くないんで、もうちょっと凄いよ、というところをボクが話したいと思います。

その「死都日本」の舞台になった加久藤カルデラがあるわけですが
それ以外にも九州には沢山カルデラがあって
みなさんよくご存知なんですが
阿蘇カルデラ世界一のカルデラとか言ってますけど、
嘘ですね。

カルデラってなんでできるのかなってことなんですが
これはBBCとNHKが共同で作った「SUPER VOLCANO」から勝手にとってきて・・
(笑い)
あの、一応ちゃんと断ってますから。

これはフィリピンのピナツボ火山の火砕流です。
本物の映像です。

基本的には 私たちが知っている、見ている火砕流というのは山の斜面を流れ下るような火砕流ですが

ほんとに大きい火砕流というのは起こってしまうと目撃できないので、こういう現象がおこってくるという

この辺でCGになるので面白くないのでとばしますが

カルデラというと多くの教科書は
大きなこういう成層火山があって、大きな噴火をする。

噴火をすると、どんどん大きな噴火になっていって

マグマ溜りの上の部分がカラになってきて
ゴソっと上の方が落ちてきて
こんな風に陥没する
これがカルデラですよ、という話になる

九州の大きな火山もカルデラ火山といわれているのは外輪山をつなげると2000mの山がありました、
と書いてあることが多いんですが
ま、殆どウソです。

こうやって出来てる火山も日本の中にはありますけれど、
九州にあるような巨大カルデラはこうやって出来たものではない。

今みたいな、ちっちゃな山がポコポコあるところで大きな噴火が起こって、ま、勿論陥没は少ししてますし、炎も飛ばしはしてますけれども
「大きな成層火山」がそこにあったというのは殆どウソですので、
そういう解説があったら、ちょっと注意をして欲しいな

という風に思います。

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